頭と心を浄化する1分間プチ瞑想法 の商品レビュー

マーティンボロソン【著】,薩摩美知子【訳】

2024/01/04

「プチ瞑想法」というタイトルから、まずはお手軽に「プチ瞑想」を体験してみて、慣れたらもっと本格的な瞑想に挑戦しましょう。という話の流れになりそうである。ところがそうはならない。

始めは1分から始めるが、それをどんどん短くしていく。最終的には「ひと呼吸」で心の平安に至ることを目指す。これは現代人は忙しいからなるべく短時間で瞑想できれば便利だよねという便宜的な方法ではなく、「今ここ」の一瞬一瞬を生きるためのトレーニングである。

したがって「お手軽本」を期待していた向きには、思わぬ哲学的思索（時間について）を強いられることになり、困惑してしまうかもしれない。だが読む価値はある。タイトルとは裏腹に、内容は深い。

2019/08/16

瞑想するときは、重力の影響で下にいきがちな体を引き上げる。宇宙の引力に引かれる。
呼吸に集中する＝全神経を呼吸に傾ける。
1分間だけ、タイマーをかけて呼吸の数を数えて、瞑想する。朝目覚めた時、夜寝る前、自然のなかで。
1分間を長く感じる。

瞑想の前後にウォーミングアップ、クールダウンをする。ストレッチ、姿勢を正す、手をたたくなど。

呼吸の数で1分を知れば、タイマーがなくてもどこでも瞑想できる。緊急時に瞑想して呼吸を深くする。
怒りはその思いに任せる。コントロールしようとしない。
プレッシャーを感じるとき、困ったとき、ショックを受けた時、時間が予定より早く終わったとき、1分間瞑想する。

時間をサイクルと考えるか直線と考えるか。

ひと呼吸法＝瞑想の上級編。何かのきっかけのとき、ひと呼吸の瞑想をする。電話が鳴った時、時報のとき、など。
感謝の瞑想＝感謝の気持ちでひと呼吸する。

瞑想中は、自分であることも忘れている。だからリフレッシュできる。
素晴らしい一瞬は、いつも頭の上を旋回している。

2018/09/01

瞑想の基本というか、ハードル低く入っていくためのノウハウ的な内容を期待して買ったのだが、読んでいくうちにスピリチュアル的要素が濃くて目的と違った。
女性が好きそうな内容だった。

2010/05/05

手軽に行なうことのできる1分間瞑想法。
瞑想ってスゴイね。
昔の人の叡智だね。

昔の人から引き継がれてきたものって
人から人へ伝わっていく際に、磨かれていくというか。
やっぱり、スゴイことが含まれているんだなぁと実感する。

後半は、今という一瞬に生きるということに関する考察。
全てのものは同じ状態をとどめず、変化し、流れている。

この本は読むの２度目だが、後半部分により大きな新たな発見をする。

また、同じもの（本）でも、その時々の環境、心の状態により
受け止めるもの、見出すものが違ってくるもんですね。

ましてや、人単位でみれば感じるものは多種多用。
そんなことを感じました。

しっかりと日々の生活の流れの中に組み込んでいきたいものだと感じる。