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ディミティおばさま現わる 優しい幽霊(1) の商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2019/09/22

冒頭、主人公のロリにとってお話の中の存在と思っていたディミティおばさまが実在の人物だと知って驚くところ、ディミティおばさまの話として語られた数々の物語、ウィリス親子とのやりとり、どれもこれも面白くて、なんでもっと早くこのシリーズを読もうとしなかったのかと後悔するほど。それにしても...

冒頭、主人公のロリにとってお話の中の存在と思っていたディミティおばさまが実在の人物だと知って驚くところ、ディミティおばさまの話として語られた数々の物語、ウィリス親子とのやりとり、どれもこれも面白くて、なんでもっと早くこのシリーズを読もうとしなかったのかと後悔するほど。それにしても、この話で完結してもいいようなんだけど、どうシリーズになるのだろう。

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2017/03/16

この手のコージーミステリにしてはちょっと変わり種? 幽霊は出てくるけど、殺人事件はないし。 …とはいえ、主人公の性格が瞬間湯沸かし器&意固地すぎてロマンスも台無し感(笑。 ネガティブにならざるを得ない境遇には同情するけれど。 イギリスの風景の描写はいいなぁ。ホテルもおばさまの家も...

この手のコージーミステリにしてはちょっと変わり種? 幽霊は出てくるけど、殺人事件はないし。 …とはいえ、主人公の性格が瞬間湯沸かし器&意固地すぎてロマンスも台無し感(笑。 ネガティブにならざるを得ない境遇には同情するけれど。 イギリスの風景の描写はいいなぁ。ホテルもおばさまの家もアンドリューさんちも。

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2014/12/24

てっきりミス・マープルのような安楽探偵ものだと思ったら…。これ、ミステリーと言っていいのだろうか? その辺りの誤解はともかく、ヒロインの性格が好きではなく、何でそこまで嫌うの?と首をかしげるほどのちの恋人を嫌います。相手もヒロインを好きになる理由が予想できたし、両思いになるのもど...

てっきりミス・マープルのような安楽探偵ものだと思ったら…。これ、ミステリーと言っていいのだろうか? その辺りの誤解はともかく、ヒロインの性格が好きではなく、何でそこまで嫌うの?と首をかしげるほどのちの恋人を嫌います。相手もヒロインを好きになる理由が予想できたし、両思いになるのもどうも理由が弱い。 話としても、悪いというのではないがどうも好きになれない感じでした。好みの問題とはいえ、面白そうだと期待していただけにがっかり。

Posted byブクログ

2014/03/01

ディミティおばさまのシリーズ1作目。 色々な要素がある豊かな展開で、予想よりも読み応えがありました。 子供の頃に母に聞かされていたお話のディミティおばさまが、実在の人物だった? 30歳でバツイチのロリ・シェパードは、最近すっかり不運続き。 弁護士事務所からの思いがけない連絡から...

ディミティおばさまのシリーズ1作目。 色々な要素がある豊かな展開で、予想よりも読み応えがありました。 子供の頃に母に聞かされていたお話のディミティおばさまが、実在の人物だった? 30歳でバツイチのロリ・シェパードは、最近すっかり不運続き。 弁護士事務所からの思いがけない連絡から、次第に未来が開けて行きます。 弁護士事務所の英国紳士のようなウィリス氏がなかなか素敵で、その息子ビルも、ロリに反発されながらも急接近してきます。 ディミティおばさまとは、イギリスの慈善家の女性で、ロリの母ベラが若かった頃の親友。 母が面白おかしく語った物語は、おばさまからの手紙が元になっていたのです。 おばさまの遺言に従って、イギリスのディミティ邸へおもむき、二人の手紙を整理することに。 その手紙には、母ベラの若き日の悲しみや、ディミティの秘密も‥ 戦争中の話も出てきて、当時の謎を解こうとするロリとビル。 長い年月の間、伏せられていた誤解とは‥? ディミティおばさまが探偵役のコージー・ミステリ?と思っていたら、だいぶ違いました。 特にこの1作目に関しては、ロマンチック・ファンタジーとでもいうか、やや古風な暖かいお話でした。 「赤毛のアン」ブックスや「足長おじさん」が好きな人におすすめ☆ 作者はコロラド州在住のベテラン作家で、1992年発表の本書が出世作。シリーズ化されてもう相当な数出ています。 マカヴィティ賞の最優秀処女長篇賞にノミネート。

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2011/11/03

離婚に失職、母親の死…、と相次ぐ不幸に見舞われたロリ。ある日届いた弁護士からの手紙によって、幼い頃から支えとなってきたお話のディミティおばさまが実在していたことを知り、彼女と母親の遺言を果たすためイギリスへと向かいます。そこで待っていた不思議なできごとと、その原因は…? 殺人も刑...

離婚に失職、母親の死…、と相次ぐ不幸に見舞われたロリ。ある日届いた弁護士からの手紙によって、幼い頃から支えとなってきたお話のディミティおばさまが実在していたことを知り、彼女と母親の遺言を果たすためイギリスへと向かいます。そこで待っていた不思議なできごとと、その原因は…? 殺人も刑事的な事件も特に起こりません。故人の過去を辿るのが主な目的になるのは好ましいとも思います。イギリスの風景は想像するだけでも心が満たされるし、イギリスに幽霊はつきもの(?)で抵抗はないし、 幼い頃からの大切な物語がある幸せも、だんだん記憶のなかで変化していってしまうショックも経験として分かります。…が、説明のまどろっこしさや会話の不自然さが妙に気になって。そんなことより話を進めて!早く本題を教えて!とイライラすることが数回。いくらひねくれてるとはいえ、ロリの態度がひどすぎるとも思ったし、ビルもよくまぁ耐えてるもんだと呆れてしまいます。その理由も明かされてハッピーエンド…って、あまりに都合よすぎて恋に落ちる瞬間を書かなくてすむようにする常套手段じゃないの? ソフトなハーレクインを読むような気分で読めばよかったのかもしれません。

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2009/10/04

ディミティおばさまは意外と出てきません。 ビルの空回りを見ていると、自分がその場にいるようでハラハラします。 大ウィリスがカッコイイです。 最初は、やや卑屈な主人公が好ましくありませんでしたが、 色々な経験を通して愛情を素直に享受出来るようになるにつれ、 好感度が増してきました...

ディミティおばさまは意外と出てきません。 ビルの空回りを見ていると、自分がその場にいるようでハラハラします。 大ウィリスがカッコイイです。 最初は、やや卑屈な主人公が好ましくありませんでしたが、 色々な経験を通して愛情を素直に享受出来るようになるにつれ、 好感度が増してきました。 愛情を素直に受け取れるのは大切なことだと教えてくれる一冊。

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2009/10/04

幼い頃、いつも母が聞かせてくれた『ディミティおばさまの物語』。優しくて冒険心いっぱいのおばさまは、ロリのお気に入りだった。 でもまさか実在していたなんて!? ある日突然、ディミティの遺言状を受け取ったロリは、指示されるがままに英国のディミティ邸へ。 ***************...

幼い頃、いつも母が聞かせてくれた『ディミティおばさまの物語』。優しくて冒険心いっぱいのおばさまは、ロリのお気に入りだった。 でもまさか実在していたなんて!? ある日突然、ディミティの遺言状を受け取ったロリは、指示されるがままに英国のディミティ邸へ。 **************************** タイトル買い。 舞台設定がとってもイイ。物語の流れにも無理が無いし。ただ、訳の感じは好き嫌いが分かれそう。 途中、若干ロリに共感できない感じがしたりで読み進むのが遅くなってしまったけど、読んでよかったかな。シリーズものだから、これからに期待!

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2009/10/07

2009/06/09〜2009/07/06 決して面白くなくはないんだけど、やはり日本との感性の違い(なんでそこで怒るの?とか) 言い回しや比喩の仕方(若干くどい…)なんかが微妙に違って それがなかなかな受け入れられず、何度か挫折してしばらく放置してしまいました。 ただ読み切...

2009/06/09〜2009/07/06 決して面白くなくはないんだけど、やはり日本との感性の違い(なんでそこで怒るの?とか) 言い回しや比喩の仕方(若干くどい…)なんかが微妙に違って それがなかなかな受け入れられず、何度か挫折してしばらく放置してしまいました。 ただ読み切ってみると、その後のロリとビルが気になるので 続きも読んでみようかなあと思ったりもしてみたり。 全体的に優しい雰囲気に包まれた物語でした。「西の魔女が死んだ」に通じるものがあるような。 ***** 「過去は自分の一部だから、それを切り離そうとすることは腕や足を切り離そうと  することと同じだと言われたよ。そりゃ、切り離すこともできるけど、  人として欠けた部分ができてしまうだろうって」 「愛する人を失うことは、乗り越えることでも、くぐり抜けることでも、  切り抜けることでもない。近道はないんだ。受け入れるものなんだ。  すべてを受け入れなくてはならないけど、その方法は人によってちがう。」

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2009/10/07

コージー・ミステリ好きの方のコミュで知り、読んでみました。幼い頃、母から聞いていた大好きな物語に登場するディミティおばさまは、実在の人物だった…!? その優しく心強かった母もなくなり、離婚後一人で頑張っていたロリは、ある日、おばさまの遺言状を受け取ることになって、その弁護士を訪ね...

コージー・ミステリ好きの方のコミュで知り、読んでみました。幼い頃、母から聞いていた大好きな物語に登場するディミティおばさまは、実在の人物だった…!? その優しく心強かった母もなくなり、離婚後一人で頑張っていたロリは、ある日、おばさまの遺言状を受け取ることになって、その弁護士を訪ねたことから、生活が一変することに…。いわゆるシンデレラストーリーのメルヘン的な要素と、知られざる母やおばさまの過去のミステリーと、その謎解きが歴史と相まって人間ドラマとして展開する面白さがうまく織り込まれています。幽霊やミステリーといってもユーモア漂う優しい感じで、イギリスの田舎の家の香りと共に、ファンタジーとして楽しめる佳品。 原作はシリーズもので、来春、次の翻訳が予定されているようです。

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