僕は秋子に借りがある の商品レビュー

森博嗣【著】

2011/03/10

ミステリ短編集。こちらはノンシリーズで、ミステリといっても曖昧な作品が多い印象。結末の解釈は読者に委ねられたやや不思議な小説、という印象を受けるものも多く感じました。でも謎はしっかりあります。
お気に入りは「赤いドレスのメアリィ」。「メアリィさん」のキャラだけでかなり惹かれました。やや都市伝説っぽいネタです。
「河童」も好き。幻想的な印象を受ける一作です。

2011/08/19

　この著者の作品は、（恐らく）初めて。　以前、何かの書評を読んで、手に取ってみたという次第。　なんか、こういう、思わせぶりな作風って、あまり好きではないのですよ。　根が単純なものですから。　まぁ、頑張って下さいという感じです。

2010/08/06

久しぶりの森博嗣の本。
短編集だけど、ほとんど読んだことのある作品だと思う。読んでいるうちはあまり覚えていないんだけど。

どれがいい、とは言い難い。気になるのは・・・
「小鳥の恩返し」「虚空の黙祷者」「探偵の孤影」
ちょっと分かりづらいものが多いかも。

2011/01/11

作者自薦短編集。１３作。作品の後半に種明かしのようなものがあります。ミステリーのエッセンスを持つ短編。いずれも私は初読でした。「赤いドレスのメアリィ」「卒業文集」「キシマ先生の静かな生活」「素敵な模型屋さん」「僕は秋子に借りがある」この辺りが個人的に好みでした。「卒業文集」と表題作が特に印象深い。次に読む機会があったら、一晩一話ずつ、ゆっくり読みたいです。

2009/11/10

森ワールド炸裂の短編集
前半の話たちはラストにクラリとひねりが
後半は、じんわりくる話が多いかな
表題作の「僕は秋子に借りがある」は、泣けちゃいます

2009/10/07

自薦の１３短編。それぞれヒネリは小さいが効果的。パクリかいなってのもあるし（笑）ミステリーから枠を広げて森助教授独特の雰囲気。短編ながら、余韻を残して完結している。まぁ、作者が楽しんで書いてる感じ、その点ではサービス不足かな？もっとも、森助教授にサービス精神があるかってのも疑問だが・・

2009/10/04

やはり自選というところにこの作品の良さが詰まっていると思う。

僕は森博嗣の作品を全部読んでいて、この作品の中に収録されている短編も全部読んだことがあるが、この短編集で読むとまた違った趣きがあった。

とくに好きなのは「キシマ先生の静かな生活」

キシマ先生のような人間になりたいし、キシマ先生のような人間と友達になりたい。

2009/10/04

ミステリだと思って読むとがっかりするかもしれない。
森節炸裂な一冊。
卒業文集がたまらなくつぼに入った。

2009/10/04

森博嗣の魅力満載、「ビギナ」におすすめ。『卒業文集』、一番異色で一番どきりとします。最後まで読んで、読み返したくなる短編ばかり。

2009/10/25

森博嗣の自選短編集

まどろみ消去やレタス・フライなどに収録されていた短編の寄せ合わせ。
著者の自選と言うだけあって、面白い(私が好きな)話が揃ってる！

久々に読んだけど、面白かった♪
特に「探偵の孤影」「恋之坂ナイトグライド」が好き☆

「ああ、なんてこと……」彼女は大きく溜息をつく。