1,800円以上の注文で送料無料

陰陽師 瀧夜叉姫(下) の商品レビュー

3.9

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/10/29

陰陽師シリーズで泣くとは。。。 瀧夜叉姫は平将門の娘である五月姫や 滝姫とも言われていて、その妖術を使うお話は 全国にあるのですが、陰陽師の瀧夜叉姫は 滝姫よりも平将門の思いが強く表現されていた。 人情に厚く、人々に慕われていた平将門が 新皇として東国の独立を成し遂げていたら...

陰陽師シリーズで泣くとは。。。 瀧夜叉姫は平将門の娘である五月姫や 滝姫とも言われていて、その妖術を使うお話は 全国にあるのですが、陰陽師の瀧夜叉姫は 滝姫よりも平将門の思いが強く表現されていた。 人情に厚く、人々に慕われていた平将門が 新皇として東国の独立を成し遂げていたら 陸奥国の地。。。東北の歴史は変わっていたのかな?? 京都の蝦夷討伐もなく、平穏に過ごせてたのかな?? 『鬼』とするものは 誰かが 誰かを 憎み 怨み 恐れ 怒る心から 生まれるもの その心が 平将門を鬼(怨霊)として 平将門の娘をも妖術使いとして 討伐の言い訳にして 平将門の父と親交があった陸奥国までも 鬼門として討伐したのは。。。 本当の『鬼』は、平将門に恐れをなした 朝廷側なのではないか。。。 そう思えてならない。

Posted byブクログ

2025/10/12

上巻から引き続き一気に読んだ。 下巻はいよいよ将門の元へ。 何が起こっていたか、20年前の出来事から絡み合う妬み怨みが紐解かれる。 いよいよ道満も年貢の納め時かとちょっとヒヤヒヤした。 緊張感のある中で、博雅の存在が読んでいて安心感がある。 ラストでもうひと展開あり。 上下巻通...

上巻から引き続き一気に読んだ。 下巻はいよいよ将門の元へ。 何が起こっていたか、20年前の出来事から絡み合う妬み怨みが紐解かれる。 いよいよ道満も年貢の納め時かとちょっとヒヤヒヤした。 緊張感のある中で、博雅の存在が読んでいて安心感がある。 ラストでもうひと展開あり。 上下巻通して将門のイメージが変わり、将門の本を改めて読もうと思う。

Posted byブクログ

2024/12/14

 壮絶なラストシーン。周囲がある人の「生」を望んでも、本人の意見が違っていたら?  平安時代が舞台の「陰陽師」シリーズだが、ふと「生きる権利」と「世を去る権利」について、考えた一冊。

Posted byブクログ

2024/10/30

興世王の首は本物か/浄蔵/なくなった将門の首のゆくえ/蘆屋道満の意図/小野道風/平貞盛と祥仙と如月と平維時と児干/瀧夜叉姫登場/晴明、俵藤太、小野好古、浄蔵、賀茂保憲、博雅グループvs興世王、将門、瀧夜叉姫グループ/興世王の正体は予想通りの人/将門vs藤太、興世王vs晴明、見物人...

興世王の首は本物か/浄蔵/なくなった将門の首のゆくえ/蘆屋道満の意図/小野道風/平貞盛と祥仙と如月と平維時と児干/瀧夜叉姫登場/晴明、俵藤太、小野好古、浄蔵、賀茂保憲、博雅グループvs興世王、将門、瀧夜叉姫グループ/興世王の正体は予想通りの人/将門vs藤太、興世王vs晴明、見物人は道満/瀧夜叉姫が意外に怨念の人でなかった/最後は舞台を観ているような。

Posted byブクログ

2023/11/07

上下巻合わせて読むべし。中盤からは映画のよう。映像を頭に浮かべながら読書できる。 滝夜叉姫は平清盛の娘、滝子姫のこと 怨念のイメージしかなかった将門が愛の深い人、普通の人であることにほっとするエンディング。

Posted byブクログ

2023/01/29

上巻の中での色々な展開、関係する人物の過去の出来事の描写が在って下巻に至る。 下巻では、或る大きな陰謀と、それを阻んで丸く収めようとする側と、何方に寄って動くのか判り悪い者との動きが交錯しながら、何やら禍々しい事態が進展する。虚実入り混じったような、武術的な戦闘力と呪術とが交錯す...

上巻の中での色々な展開、関係する人物の過去の出来事の描写が在って下巻に至る。 下巻では、或る大きな陰謀と、それを阻んで丸く収めようとする側と、何方に寄って動くのか判り悪い者との動きが交錯しながら、何やら禍々しい事態が進展する。虚実入り混じったような、武術的な戦闘力と呪術とが交錯する闘いが展開する。そして如何なって行くのかという物語だ。 その豪勇な様が「鬼神の如く」と語り伝えられる勇壮な武者が、本当に“鬼”となってしまっているという様子…そこから起こる様々な物語…そういう状況の仕掛人と、その仕掛人の正体を暴いて事態の解決を図ろうとする人々という感の本作の物語。少し夢中になった。 本作は、何か「画が思い浮かぶ」という調子の多くの章が折り重なって全体の形を作っている。何か「映像化」を意識しながら綴っているような気もしないではなかった。何れにしてもなかなかに愉しい!広く御薦めしたい。

Posted byブクログ

2022/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事件の関係者が出揃い、いよいよ本格的に晴明が動き出す! 『陰陽師 瀧夜叉姫 (下)』 夢枕獏 (文春文庫) そもそもの発端は“平将門の乱”。 それから二十年、今は亡き平将門を蘇らせようと企む人物がいるというのだ。 将門を蘇らせ、都を滅ぼし、新しい国を作ろうとする陰の黒幕の正体が最後に明らかになる。 この人物、名前から受けるインパクトはそんなにないが、歴史的には重要人物だ。 「我らは充分に生きた。もうよいではないか」 将門に無理やり連れられ、炎に身を投じる場面は凄まじい。 「陰陽師」を読むといつもそうなのだが、結局誰が悪かったのか、と考えるとよく分からなくなってしまう。 将門に対してもそうだが、この悪者に対しても博雅は、「おかわいそうに」と涙を流すのである。 「人なればこそ天下に覇を唱えん」 と言い、様々の企てに 「操ったのではなく、人の心の中にあるものを育てただけ」 と言い放ったその人物もまた、目に見えない何かに心を掴まれていたのかもしれない。 彼もかつては“人の心”を持っていたはずなのだ。 蟲毒(こどく)や児干(じかん)など、読むに堪えないむごい描写もあるが、児干に関しては、今昔物語に実際に記述があるというから驚く。 すごい時代だ。 今回は、歴史上の出来事を題材に扱っているせいか、実在の人物が物語の中心になっていて、晴明と博雅にはそんなに派手な出番はない。 冷静に事を判断し、絶妙なタイミングで手助けをする、縁の下の力持ち的存在に徹している。 それもまたよし、です。 今回は、俵藤太や平維時といったまともでちゃんとした人もいたし、めんどくさがりの保憲も真面目に仕事していたので、そこがよかった。 道満は意外と何も企んでなかったな。 平貞盛は、“災難”の一言。 操られて児干するし、将門には首を乗っ取られるし、死んだ後も首なしのまま道案内はさせられるし(笑) 二十年をかけた陰謀、というスケールの大きな今回の長編、やはり人の“業”がテーマである。 「花がそうである如く、人であることをまっとうするために、わたしはこの世に生じた」 という博雅の言葉は名言。 生まれ持った天賦の感性を、風が花の香を運ぶがごとく、惜しげもなく振りまく博雅は、今回も、 「おまえがいるから都もそう悪くない」 とか晴明に言っちゃったりする。 そういうほのぼのとした、はんなりと優しいところと、外連味たっぷりの鬼のシーンがうまく混ざっているのが、「陰陽師」シリーズの魅力でしょうか。 二十年前の事件について、何とか争わずに済む方法はなかったのか、との博雅の問いに、 「人だからな」 と、ぽつりと晴明がつぶやく。 「人がこの世にある限り、なくしようのないもの」 “人”がいて“業”がある限り、妬みや恨みや呪いや祟りがある。 そんな時に助けてくれる、平安時代のサイコセラピスト安倍晴明。 やっぱりかっこいい。

Posted byブクログ

2021/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

過去分 今回は、かなり蘆屋道満が活躍してて感動。道満が良いやつだった。一度、本格的な晴明vs道満を見てみたい。 今までは名前の知らない人が多く登場してきたが、今回は平清盛、藤原純友といった知ってる人が多く出てきた。 清盛と純友って同年代だったんだなぁ。

Posted byブクログ

2021/02/06

晴明たちは、平将門を鬼へと変え都をおびやかそうとする黒幕の存在にしだいに近づいていきます。そこに、俵藤太と桔梗の心のつながりや、父である将門の身体を集める滝子などのストーリーがからまって、上巻で張った伏線を回収しつつ、物語のクライマックスへと向かっていきます。 二巻にまたがって...

晴明たちは、平将門を鬼へと変え都をおびやかそうとする黒幕の存在にしだいに近づいていきます。そこに、俵藤太と桔梗の心のつながりや、父である将門の身体を集める滝子などのストーリーがからまって、上巻で張った伏線を回収しつつ、物語のクライマックスへと向かっていきます。 二巻にまたがって展開される物語でしたが、文章のテンポがよいこともあって、あっという間に読めてしまいました。本シリーズの他の巻にくらべると、エンターテインメント性を追求することに徹した作品という印象ですが、その意図は十分に達成されているように感じました。

Posted byブクログ

2020/09/26

結局、滝夜叉姫の話ではない。夢枕獏全盛期の作と比べると、不満もいろいろ出る。描写がつまらない。凄まじい、とか、ゾッとするような、とか地の文で言うのは興ざめだ。剣撃のシーンも、「ぎいん」「ぎいん」の類いが多すぎる。この人は徒手格闘のほうが向いている。知らない作者なら、まあまあ良かっ...

結局、滝夜叉姫の話ではない。夢枕獏全盛期の作と比べると、不満もいろいろ出る。描写がつまらない。凄まじい、とか、ゾッとするような、とか地の文で言うのは興ざめだ。剣撃のシーンも、「ぎいん」「ぎいん」の類いが多すぎる。この人は徒手格闘のほうが向いている。知らない作者なら、まあまあ良かったと言うところだが、過剰な期待をしてしまった。

Posted byブクログ