ぼくは猟師になった の商品レビュー
自分が狩猟をすることはこれからもないし、自分には向いてないと思うけど、狩猟飯を食べてみたいと思った。 次日本に帰った時は、そういう店を探してみよう。
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運送会社で働く傍ら、山と町の境目に住み猟を始めた男の記録。どのようにして自然や獲物と向き合っているのか、獲得した山の恵みをいかに無駄なくいただくのか。猟を始める際のヒントになる。 初めて獲物がとれた時の京都大学時代の寮の様子がとても楽しい学生時代を過ごしていそうでよかったです。
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なかなかよかった。読みやすい。 10年以上前に京都に住んでいたころの地域紙などの記事で、この人のことを見た覚えがある。 猟のプロセスと、どういう経緯で猟師になったかもわかる。 自分の子供にも、こういう世界もあるよ、と伝えるのにいい本だと思った。 私は鳥を採る猟しか出来そうにない...
なかなかよかった。読みやすい。 10年以上前に京都に住んでいたころの地域紙などの記事で、この人のことを見た覚えがある。 猟のプロセスと、どういう経緯で猟師になったかもわかる。 自分の子供にも、こういう世界もあるよ、と伝えるのにいい本だと思った。 私は鳥を採る猟しか出来そうにない。いつか機会があればやってみたい。
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野山の生き物への関心が高じて、“趣味で”狩猟を始めてしまった著者のモノローグ。 ワナ猟をする同僚との出合いから始まって、狩猟免許の取得、ワナの構造や仕掛け方、取れたシカやイノシシの処理や料理(シカのフィレーの刺身とかボタン鍋の旨そうなこと!)、保存の仕方に至るまで、ひととおりの...
野山の生き物への関心が高じて、“趣味で”狩猟を始めてしまった著者のモノローグ。 ワナ猟をする同僚との出合いから始まって、狩猟免許の取得、ワナの構造や仕掛け方、取れたシカやイノシシの処理や料理(シカのフィレーの刺身とかボタン鍋の旨そうなこと!)、保存の仕方に至るまで、ひととおりのマニュアルのような構成になっている…これを読んで真似できるようなものではないけど。 ワナにかかったシカやイノシシを鉄パイプで“どつく”(とどめを刺して絶命させる)ようなシーンにはどうしても違和感を抱かざるを得ないが、それも「狩猟は残酷だという人がいるが、スーパーで売っている肉の来し方に思いも馳せずお金だけ払って得ることの方が残酷だ」とか「自分が暮らす土地で動物を取り、その肉を食べて自分が生きていくプロセスすべてに自分の責任がある」という主張に触れると、ナルホドと思う。 “趣味”とはいえ、自然と向き合うことで得られる絶妙なバランス感覚がそこにはある。 猟期は冬場の三カ月間ほどで終わるが、話は尽きない。 自宅裏山の倒木を使った薪ストーブのある生活。獲った肉をじっくり燻製にする。山菜や川魚をとる。潮干狩りでマテ貝と駆け引きする。これでもかと自然と遊ぶうちにまた秋になり、猟期がやって来る。 著者の「どう?いいでしょ」とほくそ笑む顔がなんとなく浮かんできて、たいそう羨ましい気持ちにさせてくれる本である。
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鉄砲ではなくワナ猟の話。ワナもいいかな。猟の話だけじゃなくて、筆者の物の感じ方や考え方もなかなかいいね。鉄砲使わないのは、道具を自作できないから、そしてなんとなくフェアじゃないから、みたいなね。
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すごい本。著者は僕より10才くらい若いけど、吉田寮をはじめとする大学の生活とか北山あたりの様子とか、僕の学生時代の雰囲気が色濃く残ってて、読んでいると心がざわざわしてくる。たとえば、こんなところもそう。 --- 入学して数ヶ月で、すでに僕は、大学を誰かに何かを教えてもらう場所だ...
すごい本。著者は僕より10才くらい若いけど、吉田寮をはじめとする大学の生活とか北山あたりの様子とか、僕の学生時代の雰囲気が色濃く残ってて、読んでいると心がざわざわしてくる。たとえば、こんなところもそう。 --- 入学して数ヶ月で、すでに僕は、大学を誰かに何かを教えてもらう場所だとは考えていませんでした。むしろ、自分がやりたいことをいかに探し出し、実行するかが問われる場所だと考えるようになっていったのです。 --- もちろん、猟師の生活は僕には真似できないけれど、もしかしたらこういう生き方もあったのかもしれないなぁ、と妄想したりするのが楽しい。
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1974年生まれの現役猟師が書いた一冊。 猟師と言っても猟銃を撃つ猟師ではなくて、 ワナ猟と網猟が専門の猟師。取るのは主に 鹿や猪。 著者の根底にあるのは、自然と戯れ、自然を 慈しむ心なんだろうと思う。 こんなフレーズから、それが感じられる。 “狩猟は残酷だと言...
1974年生まれの現役猟師が書いた一冊。 猟師と言っても猟銃を撃つ猟師ではなくて、 ワナ猟と網猟が専門の猟師。取るのは主に 鹿や猪。 著者の根底にあるのは、自然と戯れ、自然を 慈しむ心なんだろうと思う。 こんなフレーズから、それが感じられる。 “狩猟は残酷だと言う人がよくいますが、その 動物に思いをはせず、お金だけ払い買って食べる ことも、僕からしたら残酷だと思います。” “自分で命を奪った以上、なるべく無駄なく おいしくその肉を食べることがその動物に対する 礼儀であり、供養にもなると僕は考えています。” “やはり狩猟というのは非常に原始的なレベル での動物との対峙であるが故に、自分自身の存在 自体が常に問われる行為であるということです。” “自分自身でその命を奪うからこそ、そのひとつ ひとつの命の大切さもわかるのが猟師だと思います。” ちょっと揺さぶられた。謹んで五つ星。
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昔私の父は猟師(銃猟)をしていて、食卓に鹿や猪が並ぶことは珍しくありませんでした。共感から手に取った本書でしたが、作者は父と違い罠猟をするのです。そんな猟法があるとは!と目から鱗でとても興味深く読みました。一部の富裕層が趣味として行うハンティングとは全く違う世界。生活の糧にするた...
昔私の父は猟師(銃猟)をしていて、食卓に鹿や猪が並ぶことは珍しくありませんでした。共感から手に取った本書でしたが、作者は父と違い罠猟をするのです。そんな猟法があるとは!と目から鱗でとても興味深く読みました。一部の富裕層が趣味として行うハンティングとは全く違う世界。生活の糧にするための猟は、「可哀想」などとはとても言えない切実さがあります。千松さんが師や仲間から積極的に学び、実践していく姿勢はとても素晴らしいと感じました。ジビエレシピや山菜の知識も凄いです。とても面白かった。父にも読ませたい。
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「狩猟をしているとき、僕は自分が自然によって生かされていると素直に実感できます。」 作者の千松君は「恵まれているなあ」というのが率直な感想でした。それはつまり、祖父母や父母の豊かな愛情を受けて育ったということ。すばらしい才能と人間性をもつ師匠と友人に出会えた、ということ。それに、...
「狩猟をしているとき、僕は自分が自然によって生かされていると素直に実感できます。」 作者の千松君は「恵まれているなあ」というのが率直な感想でした。それはつまり、祖父母や父母の豊かな愛情を受けて育ったということ。すばらしい才能と人間性をもつ師匠と友人に出会えた、ということ。それに、自分の天職を自分の力で見つけられた、ということ。 今の30代で、自分の仕事に誇りをもちそれを人に勧められる人間がどのくらいいるか? この本では千松君が自分の人生を、そりゃ紆余曲折、失敗もあったけど、自分の力で開いていく様が、すごく心地よかった。 何よりも、自分で開いた道なので、狩猟生活について自分で責任を負っていて、他人に対して「狩猟生活が一番」というような押しつけ感が全くないのがよかった。だから他人がこの本と同じ生活をそのまま真似ようとしても無理だろう。 この本の肝は、何というか、謙虚さというか、自分と周りとの関係を素直に聞き入れる姿勢ではないだろうか。 最近、自分で道を切り開く努力が足りないのに「自分は頑張っているのに社会や他人が受け入れてくれない」と逃げ口上を言い、そのくせ、安直にマニュアル本に感化される風潮に、嫌悪を感じる。 千松君と人間関係や生活環境が全然違うのに、同調して「自然のなかでの生活が一番」と言うのも、一種の社会逃避にすぎない。 そうではなくて、自分の今の生活のなかで「自分が生かされている」と知り、自分を生かしてくれている身近な人や物の存在を知ることが大切だと、この本から教えられたような気がする。 (2009/12/13)
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