チェンジング の商品レビュー

吉富多美【著】

2009/11/23

　小学校5年生のタイムは、いじめっこ軍団に追いかけられて逃げてばかりいた。ぼくは臆病者だ！逃げてばかりだ！それでも、タイムは勇気を振り絞って、苦しいいじめから逃げられた。
タイムの次のターゲットハヤトをいじめから救った方法とは・・・？
今まで知らん振りしてきたクラスメートが一丸となって、今立ち上がる！

2009/11/01

　小学５年の子が、料理の得意なおばさんと出会ったことで大きく成長して行く物語。
子育てと料理、どちらも（子どもと食材）その個性を損なわず良さを引き出すのが理想。
子どもが本来持っている「味」を生かせれる大人でありたいと改めて思わせてくれた本でした。
この物語に出てくるおじいちゃん、いい味出してます❤

2012/03/15

いじめにあったりいじめられたりしてるこがいることを、みんなの問題として考え、立ち向かって話し合う話で、料理がからんでました。
ママが死んじゃったり、パパに誤解というか理解されてなかったり、いじめっこに追いかけられてたり、主人公の男の子はなんとも気の毒な境遇にいたけど、料理の先生と出会えて、すきな女の子や農園のおじさんや友だちと仲良くなって、どんどん「いい味」が出てくるのがじーんときたし面白かった。

「栄養をちゃんととれば強くなる」
「口に入れるものを選ぶのは、自分で自分をつくること」
「人はみんなそれぞれ味をもっていて、苦い味でも料理によって（料理人によって）おいしくなる」（要約だけど）
とか、他にもいろいろ素敵なことばが出てきて、いい話だった。ちょっと泣けました。
料理苦手というかめんどくさくてしないけど、ちょっと料理したくなっちゃった。いいもの食べないといい人間になれないよなあ

みんなで図書室で本を読んだり、感想話し合ったりするところは、なんかいいなーって思った