耳なし芳一・雪女 の商品レビュー
【概略】 ギリシャ生まれアイルランド育ち、アメリカをはじめ各国での滞在経験のあるラフカディオハーンが新たに訪れた国は、日本。その新たな移住地である日本、その各地で語られている民話を彼のフィルターを通して新たな息吹きを与えられる。「耳なし芳一」「雪女」他、怪談からの傑作編。 2...
【概略】 ギリシャ生まれアイルランド育ち、アメリカをはじめ各国での滞在経験のあるラフカディオハーンが新たに訪れた国は、日本。その新たな移住地である日本、その各地で語られている民話を彼のフィルターを通して新たな息吹きを与えられる。「耳なし芳一」「雪女」他、怪談からの傑作編。 2024年01月15日 読了 【書評】 原作を読み終わったということで、次は翻訳されたものを読んでみよう・・・という流れで手に取ったのが講談社 青い鳥文庫、子ども向けだね、この本は。ルビがちゃんとふってあるからね。 今回は「耳なし芳一」「雪女」を英語落語として創ろうと思っているため、そのフィルターがかかってしまうのは否定できない。「さて、どうしたものか?」という若干のため息を感じつつ読んでしまった。この点、言語化はもう少し先の話だね。 個人的に好きだなと感じたのは「人を食う鬼」「ちんちん小ばかま」「やなぎの木の霊」だったなぁ。悲しい噺にもできるし楽しい噺にもできそう。・・・って、別にそういう視点で読書する必要はないのだけども。 やっぱり知ってると楽しいなぁと思ったのが、各話の時代背景を感じさせる元号であったり歴史上の人物名が登場した時。細川政元の名前なんて、今までだったら引っかからなかったよ。他にも北畠とかさ。加齢によって記憶の取り出しに難しさを感じつつある毎日だけど、知識が蓄積されてつながっていく、まさしくシナプス形成される感覚は年齢に関係なく、あるね。
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葬られたる秘密、雪女、ろくろ首、耳なし芳一、貉 を読んだ。内容的には日本の昔話をまとめたもの。当時、ラフカディオ・ハーンにより日本の怪談が海外に発信されたことには一定の意義があったのではないか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
耳だけお経を書き忘れて、耳だけなくなったという芳一の物語として記憶しています。 子供向けのものを小さいときに読んだだけなので、原作を読んだことがありません。 怪談には、なにかの人生訓が入っていると思うと、怖さが少し和らぎます。
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【収録作品】耳なし芳一、雪女、むじな、おしどり、鳥取のふとん、ろくろ首、乳母ざくら、果心居士の幻術、羽を折られた天狗、十六ざくら、えんま大王の前で、人を食う鬼、茶わんの中の鬼、やなぎの木の霊、ちんちん小ばかま、玉の願い、力ばか、がま、氏神のやくそく、かがみの少女
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