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蠅の王 の商品レビュー

3.8

19件のお客様レビュー

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ノーベル賞受賞作家が…

ノーベル賞受賞作家が描く、社会を風刺した恐怖の物語。深い余韻のある悲しい結末。翻訳は新潮社版と同じ。

文庫OFF

孤島に不時着した飛行…

孤島に不時着した飛行機の生存者は少年たち。無人島で彼らは派閥を作り、殺し合いを始める。秩序とその崩壊を通して人間社会を描き出し、近年の小説や映画に影響を与えてきた。秩序を失った社会では常識も善悪も無い。無秩序の意味をつくづく考えさせられる。

文庫OFF

2025/03/12

人の憎悪・嫌悪というのは相手が死ぬまで消えない、それが否応なしにも表現される内容であった 現在社会を無人島という閉鎖的な空間で戯画されている部分もあるが、現実世界にも十分あり得る話だから恐ろしい物語である

Posted byブクログ

2024/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

……雑。 that's雑(笑) なんかさ、設定が雑だよー。 少年たちの無人島サバイバルなんだけど、ふんわりしてる。 年代はよくわからんけど第一次大戦の頃かな~。第二次もありうるかな~? 子供らはイギリス人らしいな~。 そもそも何人かすら最後まで分からない。名前が出たのだけ数えたら18人。名前がわからないうちに行方不明になった子も1人いるから19人以上はいるのかな。 無人島に飛行機で墜落したらしいけど、堕ちたのか、堕とされたのか、パイロットはどうしたのか、他に大人はいなかったのか、墜落した飛行機はどこにいったのか、なぜ子供たちは飛行機に乗っていたのか? まーったく、わかんなーい!! 作者もそのへん突っ込まれたんかな。 巻末の解説で、この小説を作者は寓話だといっている、と。 それはおかしいだろ~。 寓話ったら、ゾウさんがどうしたとか、お日さまがとか、樹がとか、そんなんやん。 こんなのなにも寓してないわ。例えになってないわ。そのままやんか。 は~~~~~。 内容は、ちょいとブラックな十五少年漂流記。 といってもあんまり黒くもない。物足りない。 もっとさぁ。血で血を洗う惨劇とか。最後の一人までとか。飢えて苦しんでカニバリズムも上等じゃいとか。徐々におかしくなっていく心理状態とか。無法な状態での無秩序とか。幼稚な残虐性とか。 いろいろ期待して読んだんだがほんとに物足りない。 しかも終盤、さあこれからってときに終わる。助けられてしまう。 不満! 激しく不満!! 例えて言うなら、踊りまくったストリッパーが最後の一枚にやっと指をかけて1センチくらい下ろした途端、舞台が真っ暗、緞帳がドーン、客席にライト点いて「本日はありがとうございました。お忘れ物に気をつけてお帰り下さい。またのご来場をお待ちしております」ってアナウンスで帰るように促されるくらい不満。 この熱くみなぎる期待をどうしてくれよう!! ってなるじゃないかー。 (# ゚Д゚)フザケンナー!! (# ゚Д゚)ソノサキガキニナルヤンカー!! (・・ナンデストリップニタトエルンヤー!? は~~~~~~~~~~。期待外れでした。 好きな人にはごめんなさいよm(__)m

Posted byブクログ

2024/09/28

十五少年漂流記と同じような環境から、びっくりするような展開。 たしか山田詠美のエッセイに出てきて興味をもったはず。 途中訳がわかりにくいところがあったのが残念。

Posted byブクログ

2024/06/19

 15年振りくらいの再読。大まかな粗筋しか覚えていなかったので、終盤に向かうにつれ肌が粟立つような展開だったことに驚愕。狩猟隊を称する呼び名も蛮人に変化し、その名が示す通りの人間に変貌していく様が恐ろしい。こんなに怖い小説だったとは。当時は字面だけ追っていたようだ。一応分類上はハ...

 15年振りくらいの再読。大まかな粗筋しか覚えていなかったので、終盤に向かうにつれ肌が粟立つような展開だったことに驚愕。狩猟隊を称する呼び名も蛮人に変化し、その名が示す通りの人間に変貌していく様が恐ろしい。こんなに怖い小説だったとは。当時は字面だけ追っていたようだ。一応分類上はハッピーエンドかもしれないが、到底ハッピーとは思えないラスト。ラーフは重度のPTSDを発症しそう。サバイバルであることは確かだが、よくある殺人ゲームのような生か死かの極限状態という訳でもないのに。我に返った瞬間の少年たちの涙が哀れ。外的要因によって人はどこまでも残酷になれる事実に絶望する。

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2014/12/16

中学時代に「十五少年漂流記」の横に置いてあり、タイトルに惹かれて読みました。とても衝撃的なまさに「暗黒版十五少年漂流記」といった内容でしたが、私はこっちの方が好きです。

Posted byブクログ

2014/09/28

少年達が漂流して無人島へ。助けを待ちながらそこで生き抜いていこうとする物語。 ……と言えば、もうちょっと前向きな感じだったり、サバイバルへの創意工夫、挫折、不和、それらを一致団結して乗り越えていく感じ、みたいなものが想像されるけれど、これは違う。 奇妙にリアリティのない島で、狂...

少年達が漂流して無人島へ。助けを待ちながらそこで生き抜いていこうとする物語。 ……と言えば、もうちょっと前向きな感じだったり、サバイバルへの創意工夫、挫折、不和、それらを一致団結して乗り越えていく感じ、みたいなものが想像されるけれど、これは違う。 奇妙にリアリティのない島で、狂気ちょっと手前の生活が繰り広げられる。 島は大きくはないけれど、真水の湧く場所があり、食べられる果実がふんだんに実り、しかも欲望のままに食べ続けても尽きることは無く、凶暴な生物や毒のある生物はいないけれど、野豚はいる。気候は温暖で日が沈んでも凍えることはない。そんな楽園のような島。 それなりに統率する努力はあったけれど、少年ならではの無謀や奔放さがいろいろと台無しにしていく。 最初は「まったく、これだから男の子ってやつは……」なんて気持ちで読んでいたが、ページを繰るにつれ、洒落にならなくなっていく印象。 少年達の精神が摩耗していく様子が克明に描かれていて、なかなかにどす黒い小説。 戦争への風刺……なのかな?

Posted byブクログ

2018/11/18

前半は読みにくさに苦労した。新訳を希望する。 サイモンが殺された後あたりからは物語が滑り始め、訳文の悪さもあまり気にならなくなってきた。 どうしても上げたかった狼煙を、仲間の協力が得られずに思うように上げることができず、それが原因で起こった争いで島中が火災となり、狼煙よりも大き...

前半は読みにくさに苦労した。新訳を希望する。 サイモンが殺された後あたりからは物語が滑り始め、訳文の悪さもあまり気にならなくなってきた。 どうしても上げたかった狼煙を、仲間の協力が得られずに思うように上げることができず、それが原因で起こった争いで島中が火災となり、狼煙よりも大きな煙が上がって救助されるという皮肉。

Posted byブクログ

2013/07/26

突き動かされる蛮性に委ねる解放という快楽と恐怖。未来を作ることができるのは蛮性と対峙する精神性なのだろうか。今、人間は、日本人は快楽と言う仮面の下のこの蛮性と向き合う時なのではないだろうか。

Posted byブクログ