脳あるヒト心ある人 の商品レビュー
70歳になるような年齢の方でもこんな考え方をする人がいると思うと希望が持てた。男女/文系理系で相手をまとめるところが少し食傷気味だったが、概して人に勧めたいエッセイ集だと思った。
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養老先生と角田光代さん。二人の新聞での交互エッセイ本。 モノの本質が『サラリ』と書かれていて何度か読み返したくなる1冊。
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気になる二人の文通的エッセイ。 一つのテーマ、言葉を拾いあって繋がりを作っていく。 物事が繋がって行く様が、私は好きだ。 人は変わる。一番安価に変えられるのは自分。想像力を育て、自分にしがみつかずに生きる。 それには一文もいらないんだから。
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解剖学者「養老孟司」と作家「角田 光代」のリレー式エッセイ集。 個人的な出来事から、社会問題、男女間の感覚の話など、あっちこっちに話が飛びながら進んでいくが、二人の観察眼には時々唸ってしまう。 これがほんとの「個性的」ってやつですな(笑
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養老さんのアナロジーをの駆使っぷりがよくわかる本です。アナロジーを知りたい人が読むと良いかもしれないくらいです。
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対談ではなく、往復書簡(エッセイ)ですけれども。 二人のお話は交差しているようでしてないようで。 決して、「先生のいうとおり」とか「私もそう思っていました」みたいなことはお互いに言わないのですが、それがかえって清々しい感じでした。
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タイトル通りに、理系人の養老孟司と、心で動く角田光代。 特に角田光代の書くことに、ふむふむとうなずくこと多し。 普段読まないタイプの本だったので、脳も心もちょっと運動した感じ。
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印象に残った一文。「仕事というものは、社会の側にある。」ついつい仕事とは自分の側についてくると考えがちだが、社会の側にあるものをたまたま自分がやっている、と考えたほうが気が楽になりますね。物足りないと思う人もいると思いますが、僕はこれくらいでいいかな。
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『お金儲けはクレバーでないとできないが、人生はワイズでないと生きられない。』 脳科学者であり「バカの壁」でも有名な養老孟司と、琴線に触れる心理描写で直木賞作家となった角田光代の対談本。まずタイトルが秀逸。そして一通毎のインデックスも。これが編集の所業だとしたら、稀に見るいい仕事...
『お金儲けはクレバーでないとできないが、人生はワイズでないと生きられない。』 脳科学者であり「バカの壁」でも有名な養老孟司と、琴線に触れる心理描写で直木賞作家となった角田光代の対談本。まずタイトルが秀逸。そして一通毎のインデックスも。これが編集の所業だとしたら、稀に見るいい仕事振りだと思う。対談本だからVSってつけとてっていう、短絡的な愚行には目をつぶるとして。 本書の良いところは、そこらの対談本にあるような、圧倒的な一方通行観がない点である。それぞれが要所々々で相手の主張を認め、その上で話を展開させている。反論する場合も然り。どちらともが引き立て役であり、どちらともがプレゼンテンターになっている。だから、読者にとっては、読み心地が良く、議論もダイレクトに心に届く。 角田さんが後書きにも書かれているが、通常の会話の流れでは取りこぼしてしまうような、読む、書くというゆっくりとした時間の中でしかわからないことは、多くある。どちらが大事なのかとか、そういう議論が不毛であることは間違いないが、どちらも大切にしたいと思ってもバチは当たらないだろう。
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