チャイルド44(上) の商品レビュー
上巻の最後になってようやくミステリーなんかななー?と ミステリー系が苦手なだけに ストーリー自体にはワクワク+ハラハラなし。 ただ自分にとって遠く、溯った背景で展開していくため そこに対しては新鮮さというか驚き、そうなんかーと思うとこあり。 でもそーんなゆーほど”ミステリー”...
上巻の最後になってようやくミステリーなんかななー?と ミステリー系が苦手なだけに ストーリー自体にはワクワク+ハラハラなし。 ただ自分にとって遠く、溯った背景で展開していくため そこに対しては新鮮さというか驚き、そうなんかーと思うとこあり。 でもそーんなゆーほど”ミステリー”な感じはせーへん。
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げっ、スターリン時代ってこんなに悲惨だったのか・・・デニス・ルヘインの「運命の日」もものすごかったけど、このころの世界はみんな異常。恐怖を基盤とする社会と、社会の番人である主人公のレオ。番人もまたその仕組みからは逃れられないのだ。妻との関係も・・・う〜読むだけで具合が悪くなってく...
げっ、スターリン時代ってこんなに悲惨だったのか・・・デニス・ルヘインの「運命の日」もものすごかったけど、このころの世界はみんな異常。恐怖を基盤とする社会と、社会の番人である主人公のレオ。番人もまたその仕組みからは逃れられないのだ。妻との関係も・・・う〜読むだけで具合が悪くなってくる。が、やめられない!これを映画化するのか?リドリー・スコットがんばれ。頼むから薄っぺらなハリウッド・スタイルにしてくれるなっ!!
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読書家の知人のお勧めで手に取った本。題材も構成(ちょっと作りこみ過ぎ感あり。)もすごくよく出来てる。こういうのをミステリーと括られてしまうと、面白さに気がつかずに手に取らないので困る。いや、私の「ミステリー」の定義が浅はかなのでしょうが。
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父が頂いた本を借りて読みました。オマエの方が読むの早いだろうからって。まあ確かに。2日で読み終わりました。帯を見るとどうやらこのミス大賞みたいですね。 面白かったです!ゴーリキパークよりもずっと面白かった。うん、これならこの人がこの事件の捜査に携われる理由も分かります。ハイ。...
父が頂いた本を借りて読みました。オマエの方が読むの早いだろうからって。まあ確かに。2日で読み終わりました。帯を見るとどうやらこのミス大賞みたいですね。 面白かったです!ゴーリキパークよりもずっと面白かった。うん、これならこの人がこの事件の捜査に携われる理由も分かります。ハイ。ただ…まあ捜査に行く前振りが長いですよね。上巻の半分以上ですからね。ただ、スターリン時代のソビエトってこんな感じだったのかなあ、と言う事はわかりました。背景がわからないと確かにお話に入り込めませんから。自分としては犯人は彼と言う事は良いとしても…主人公が彼じゃなきゃいけなかったのかなあ?と最後思いました。別に他の人でも良かったのでは。あの関係性は不必要じゃあないかなあ、と。 ただ、犯罪と言うものが起こらないという前提で社会にとって不適切と思わる人物を検挙していき、本当の犯人が放置されていた事実にぞっとしました。恐ろしいですが…恐怖政治はまだ過去のことではないですよね。 本当に一気に読みましたがラストがちょっと…アメリカ的? 終わり方は嫌いではありませんが出来すぎかな、とは思いました。
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スターリン恐怖政治下の旧ソ連で起こった連続幼児殺人事件の話。 殺人事件よりも、恐怖政治の描写がリアルでそっちのほうが怖い。 上巻は各地で幼児殺害事件が発生するが、社会主義においては殺人自体が起こらないという理想論のもとに、 事実が隠蔽されていってしまう。。。 頑張れレオ&ライ...
スターリン恐怖政治下の旧ソ連で起こった連続幼児殺人事件の話。 殺人事件よりも、恐怖政治の描写がリアルでそっちのほうが怖い。 上巻は各地で幼児殺害事件が発生するが、社会主義においては殺人自体が起こらないという理想論のもとに、 事実が隠蔽されていってしまう。。。 頑張れレオ&ライーサ
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く、暗い。気持ちがふさいでしまう暗さです。主人公に苛立ちを覚えずにはいられない上巻ですが、こういうことが本当に当たりまえのこととして現実にあったのだとしたら、やはり思想統制の力は怖いものです。
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スターリン体制化のソ連にて、次々と子どもの惨殺体が発見される・・・どの遺体にも共通の「しるし」を残して。 実際に起きた連続殺人事件に着想を得て描かれたという本書。「犯罪は存在しない」というソ連の建前のもと、多くの犠牲が生まれ、無罪の人が捕縛されたのだと思うと、本当に怖ろしい。...
スターリン体制化のソ連にて、次々と子どもの惨殺体が発見される・・・どの遺体にも共通の「しるし」を残して。 実際に起きた連続殺人事件に着想を得て描かれたという本書。「犯罪は存在しない」というソ連の建前のもと、多くの犠牲が生まれ、無罪の人が捕縛されたのだと思うと、本当に怖ろしい。その、殺害の手口や犯人の歪んでしまった人格等、身が縮むようなストーリーなのですが、思いがけない事実があり、展開も早く、あっという間に読み終わりました。読みごたえもあります。ラストがちょっと気になるのですが・・・。 2008年、このミステリーがすごい!洋書部門1位受賞作です。
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冷戦下、鉄のカーテンの向こう側の社会状況が事細かに伺える舞台設定がこの上なく怖い。その社会状況が主人公の行動の障害になり、ドラマになって行くのだが。読み終って、ソルジェニーツィンで当時の状況をより細かく検証しようかと思ったら絶版とか。数十年前に買ったその著作が書棚に残っていたのも...
冷戦下、鉄のカーテンの向こう側の社会状況が事細かに伺える舞台設定がこの上なく怖い。その社会状況が主人公の行動の障害になり、ドラマになって行くのだが。読み終って、ソルジェニーツィンで当時の状況をより細かく検証しようかと思ったら絶版とか。数十年前に買ったその著作が書棚に残っていたのも何かの縁でしょう。当時のソ連の収容所の状況を描いた「脱出期」もお勧めですね。
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久々に本格ミステリー読んだぞ! 最初のシーンとかちょっと怖かったけど、読み応えは抜群。 (ロシアで発禁になったのもわかるけど;)
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「このミス2009年版1位」とか「ロシアでは発禁」とか興味を引かれ(ミーハー)、手に取った。極寒の雪の中、仔猫の肉を求めて森の中で罠を張る幼い兄弟。そして狩るはずの自分が逆に(大人に?)狩られてしまう…という怖い話。舞台はスターリン体制下のソ連。国家保安省の仕事は冷酷で無慈悲。ス...
「このミス2009年版1位」とか「ロシアでは発禁」とか興味を引かれ(ミーハー)、手に取った。極寒の雪の中、仔猫の肉を求めて森の中で罠を張る幼い兄弟。そして狩るはずの自分が逆に(大人に?)狩られてしまう…という怖い話。舞台はスターリン体制下のソ連。国家保安省の仕事は冷酷で無慈悲。スパイ容疑者を追って雪の中、凍った川の中へ突き進む敏腕捜査官レオ(オイオイ普通凍え死ぬぞ!)そして「信頼している者こそ疑え」など数々のルール。自分の行動言動がいつ反体制的とみなされるのかわからない不安な状況。いろいろと「寒い」小説、というのが上巻を読み終わった感想。いまいち小説に入り込めないのは寒さのせいなのか、下巻に手が伸びない…。ちなみに上下巻を並べると表紙の線路が繋がるよ。
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