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竹取物語 の商品レビュー

3.3

16件のお客様レビュー

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2024/06/25

何度も原文で読んだことのある竹取物語を、好きな作家のひとりである江國香織が訳したとのことでたいそう楽しみにして読んだ。かぐや姫から帝への最後の和歌は解釈違いであったが、概ね直訳から大きく外れず、それでいて分かりやすい訳をされていてさすがだな〜と感心しながら一気読みできた。古典への...

何度も原文で読んだことのある竹取物語を、好きな作家のひとりである江國香織が訳したとのことでたいそう楽しみにして読んだ。かぐや姫から帝への最後の和歌は解釈違いであったが、概ね直訳から大きく外れず、それでいて分かりやすい訳をされていてさすがだな〜と感心しながら一気読みできた。古典への入口としてはかなり読みやすい一冊だと思う。

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2023/11/04

江國香織さんの文章で、誰もが知っている昔ばなしのかぐや姫のお話が素敵な物語になっています。 お別れのシーンは江國さんの本領発揮で心情が伝わる文章になっていました。 読みながら私まで寂しくなりました。 竹取物語から生まれた言葉があった事は知らなかった。(恥を捨てる、たまさかるな...

江國香織さんの文章で、誰もが知っている昔ばなしのかぐや姫のお話が素敵な物語になっています。 お別れのシーンは江國さんの本領発揮で心情が伝わる文章になっていました。 読みながら私まで寂しくなりました。 竹取物語から生まれた言葉があった事は知らなかった。(恥を捨てる、たまさかるなど) 勉強になりました。

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2021/01/08

古典が好きで、図書館でふと手に取りました。 まさか江國香織さんが文書を書かれているなんて思いもしませんでしたが、見つけて、手に取って、最後まで読んでみて良かったです。

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2019/04/20

大変美しい本です。版画にあわせ原文の抜粋を添え、大人の絵本に仕上がっています。後半は現代語訳で全文が掲載されていますが、江國香織氏の訳はセンスがあり文体も良く、訂装を含め貴重な一冊に出会えました。高畑勲監督のかぐや姫から興味を覚え、青い鳥文庫と読み進めるうちに、月の迎えの際の言葉...

大変美しい本です。版画にあわせ原文の抜粋を添え、大人の絵本に仕上がっています。後半は現代語訳で全文が掲載されていますが、江國香織氏の訳はセンスがあり文体も良く、訂装を含め貴重な一冊に出会えました。高畑勲監督のかぐや姫から興味を覚え、青い鳥文庫と読み進めるうちに、月の迎えの際の言葉が気になり、色々な竹取物語を読みあさっています。ことに「かぐや姫の罪」が気になっています。ここにも罪人とだけ記されているののみなので、今後も他本を読み深めたい。

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2017/07/31

子どもの頃、絵本で読んだけど、きちんと読んだことないなーと、江國さんの訳にも惹かれ手にしてみました。 子ども向けオブラート剥がすと、結構手厳しい。姫の罪って何?とか思ったり。 大人になって改めて読むのも面白いかも。原文に突入する能力はありませんが…。

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2015/04/06

そうか、かぐや姫ってこんな話だったっけ…っていう、とっても単純な感想。 絵は美しいけれど、すごく好きなものではなかったです。好みの問題。 江國香織さんが訳されてますが文章に江國さんらしさは感じられず、原作に忠実なイメージ。 それはそれで、詳しく面白い昔話として楽しみました。 ちが...

そうか、かぐや姫ってこんな話だったっけ…っていう、とっても単純な感想。 絵は美しいけれど、すごく好きなものではなかったです。好みの問題。 江國香織さんが訳されてますが文章に江國さんらしさは感じられず、原作に忠実なイメージ。 それはそれで、詳しく面白い昔話として楽しみました。 ちがう人の訳…というか、かぐや姫を題材にした物語も読んでみたいな、と思います。

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2014/12/22

江國香織さんの文章ということで興味を持ったんだけど、それらしさがあったかというとどうなのかな? せっかくなら原文が全部載っていたらよかったのに。立原位貫さんの浮世絵がすてき。 昔話としてのかぐや姫のあらすじは覚えていたけど、原文だと書き出しの部分くらいしか見たことがない気がする...

江國香織さんの文章ということで興味を持ったんだけど、それらしさがあったかというとどうなのかな? せっかくなら原文が全部載っていたらよかったのに。立原位貫さんの浮世絵がすてき。 昔話としてのかぐや姫のあらすじは覚えていたけど、原文だと書き出しの部分くらいしか見たことがない気がするので、改めてちゃんと読んでみたいと思った。

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2014/04/19

綺麗な絵と綺麗な文章。 最初に原文があり、江國香織さんの文章と比べられる。ここまで話を膨らませられるんだと、感心した。

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2013/12/15

立原位貫の浮世絵版画と江國香織による竹取物語現代語訳。 たとえば、伊勢物語の芥川。ずっと恋い焦がれ、夜露を「あれは何?」と問うような彼女が、連れ出したその日に、あっという間もなく鬼に食われてしまう物語。 業と無常の二項対立からの脱却を、原罪という概念を介さずに描くためには、時...

立原位貫の浮世絵版画と江國香織による竹取物語現代語訳。 たとえば、伊勢物語の芥川。ずっと恋い焦がれ、夜露を「あれは何?」と問うような彼女が、連れ出したその日に、あっという間もなく鬼に食われてしまう物語。 業と無常の二項対立からの脱却を、原罪という概念を介さずに描くためには、時間を伴う儚さが不可欠なのである。 「竹取物語」に材をとった立原位貫の版画の連作もまた、業と無常と儚さの中にある。江國香織はこの版画をみて「息をつめて見入ってしまう気持ちに似て」と記している。 この版画に寄り添うようにして生み出された江國香織による「竹取物語」の現代語訳は、その美しい端正な世界を、現代社会にも通じる言葉として描くことに成功している。 誰が悪いのでもなく、ただ「生きる」という世界の意味が、短い物語として語り直されている。登場人物のいずれも、そして作者も「それを止めることはできない」。そんな世界の肯定が語られている。 美しい日本『語』の世界がそこにある。

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2014/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江國さんは特に好きな作家ではないのですが、彼女ならではの個性が出てるのかな?と興味を持ちました。 でもそうでもなかった、無難にわかりやすい感じでした。 原文全部載せてくれればよかったのに。 少しモダンな雰囲気の版画とは似合ってました。

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