シュリンキング・ニッポン の商品レビュー
人口減少にあける都市のあり方ということで、ファイバーシティーというのを言っている。コンパクトシティーとどこが違うのか良くわからなかった。 ロンドンの一人当たり公園面積は26平方メートル、ニューヨークは29. 公園で道具の貸し出し、氷、ポットサービスなど、人の輪の中心になるような物...
人口減少にあける都市のあり方ということで、ファイバーシティーというのを言っている。コンパクトシティーとどこが違うのか良くわからなかった。 ロンドンの一人当たり公園面積は26平方メートル、ニューヨークは29. 公園で道具の貸し出し、氷、ポットサービスなど、人の輪の中心になるような物を用意。食べ物もパイやピザにする。ピグニオキオスクという提案。 「団地再生計画」、INAX出版。
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なんでこの本を購入したか、きっかけは失念。タイトルで買ったのかもしれない。 東大の大野先生が中心となって、建築関係の人との対談や論考など。 大野先生の線というキーワードで、大都市の縮退の都市デザインを考えるという発想はおもしろい。 p244の緑の指(郊外の駅か...
なんでこの本を購入したか、きっかけは失念。タイトルで買ったのかもしれない。 東大の大野先生が中心となって、建築関係の人との対談や論考など。 大野先生の線というキーワードで、大都市の縮退の都市デザインを考えるという発想はおもしろい。 p244の緑の指(郊外の駅から歩けない範囲の土地は少しずつ緑に戻す)という発想は、よくあるけど、緑の指というところが建築家らしい。 p246の緑の間仕切り(密集市街地の中を緑地の線で間仕切りする)というのも、細街路と建て替えに終始している密集事業への提案になっている。 ただ、建築関係の人の自己満足的なところがあるのか、ちょっと、建築の専門以外の人には伝わりにくい部分もあるのではないか。 その他、おもしろいフレーズが多々ある。 ①これまでの都市計画が大きなやじるしだとすれば、これからのアーバンデザインは、小さなやじるしの集合体だが、全体として緩やかにある方向へ向かう。(p225) ②空間を読み解く感性を持っていれば、東京ほど創造力の隙間がたくさん用意されている街はない。(p197) ③縮小の時代の発想は、200年もつ建築を新たにつくるのではなく、今ある建築ストックをせめて50年使えるようにする技術を開発することである。(p16) 大野さんのグループの熱気は十分伝わってきたが、東日本大震災で被災した中小地方都市の縮退する都市の復興プランについても、是非アドバイスをいただきたい。 少子高齢化、人口減少の被災地での復興計画に悩んでいるので、参考文献があれば、ご教示をお願いします。
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縮小の議論は最近活発になってきているが、著者と様々なプレゼンテーターとの対談を通してその実践例を多く見ることができる点で有意義な本。
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「ファイバーシティ」名の通り、線状の都市である。拡大の時代しか経験してこなかった都市は基本的に全て面状の構成になっている。50年後に必要なのは線なのである。 縮小に向かう日本の発展を持続させるには都市の「編集」が不可欠。そう、生成でなくて、編集としての美学。というか楽しさとい...
「ファイバーシティ」名の通り、線状の都市である。拡大の時代しか経験してこなかった都市は基本的に全て面状の構成になっている。50年後に必要なのは線なのである。 縮小に向かう日本の発展を持続させるには都市の「編集」が不可欠。そう、生成でなくて、編集としての美学。というか楽しさというか不思議に東京にフィットする提案。江戸がじいさんだとするならば、戦後が父親で現在が息子、そして、50年後は孫としての第4世代東京という感じ。 首都高を緑化して線場の公園にしたり、数珠上につながった駅前の800mの徒歩兼に町が広がったり、防災のための緑のパーテーションをおいたり、ぞくぞくするような提案がファイバーというひとつの言葉で語られている。 縮小に向かう日本の都市計画の提案としては最も期待したい。
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「東京R不動産」を検索したらひっかかった。 日本政府の予想では、2055年までに4000万人の人口減少があるという。 また、そのころには高齢者が人口の4割を占めるという。 この超高齢社会では、有権者の大半は老人なので、高齢者を優遇する政策が取られる。 そして、2000年では全世...
「東京R不動産」を検索したらひっかかった。 日本政府の予想では、2055年までに4000万人の人口減少があるという。 また、そのころには高齢者が人口の4割を占めるという。 この超高齢社会では、有権者の大半は老人なので、高齢者を優遇する政策が取られる。 そして、2000年では全世帯の1/4が単身世帯、1/3が核家族だが、2025年には単身世帯が1/3、1/4が核家族と比率が逆転するため、なんらかの共同居住形態が必要とされるだろう。 当然、外国人労働者の受入れ、移民なども必要である。 コレクティブハウス形態など、面白いかもしれないと思う。 経済活動なども、明らかに縮小の方向に進むのであれば、建築もそれに対応するべきで、今までのような新築ありきでは立ち行かず、新たなビジネスモデルが求められているのではないか。 これからたてる建物を100年、200年住宅として、住宅の履歴を管理していくというより、今現在あるストックをどう活用できるか、新築にかたよる技術やシステムを転換させる必要がある。 都市デザインシステムの梶原文生は「人が集まり、さまざまな時間や体験を共有できるコミュニティが形成される仕掛けをつくること。そして、建築というモノをデザインすると同時に、事業として実現していくための仕組みをもデザインすること」を考えているという点に、深く共感できる。
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おもしろい。 都市計画のひとだけでなく、さまざまな分野の有識者が共著。 ひとつのことをあらわしているはずだと思い込んでいた数字が、 違う視点での見方を教えてくれる。 教科書とはちがう面白さ
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東京大学の大野秀敏が提案した、 「ファイバーシティ2050」 ドイツの建築家、フィリップ・オズワルトが提案した、 シュリンキングシティ2050。 それらを集め、秋葉原で展示会をしたのが、2006年のこと。 そのトークインに参加したり、講演を聴いていたのだが、 その展示会の企画...
東京大学の大野秀敏が提案した、 「ファイバーシティ2050」 ドイツの建築家、フィリップ・オズワルトが提案した、 シュリンキングシティ2050。 それらを集め、秋葉原で展示会をしたのが、2006年のこと。 そのトークインに参加したり、講演を聴いていたのだが、 その展示会の企画内容を本にしたもの。 また、関連して、大野さんと親しい語り手たちが、 今のシュリンク(縮退)した都市の様相を報告している。 縮小する都市像を議論しなくてはならないと提起する、 大野さん、オズワルト。 簡単に縮退する都市は想像できないんだけど、 それをボクらは考えていかないといけない。 と、思わせる一冊。 縮退関係のDVDも魅力。 オズワルトが集めた縮退する都市のデータが入っている。
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ランドスケープアーキテクト、役人、デヴェロッパーなど複数の観点から書かれてて面白い。付属DVDの縮小都市のビジュアルはなかなか衝撃。
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