ひかりの剣 の商品レビュー

海堂尊【著】

2009/10/04

「チーム･バチスタの栄光」などで医療ミステリーの
イメージが強い海堂尊さんの青春小説。
出てくる人物の中には、聞き覚えのある人の名が…。
「東城大医学部剣道部の猛虎･速水晃一」
「帝華大医学部剣道部顧問・阿修羅　高階顧問」
それに、田口や島津も出てきます。

剣道部主将を務める速水が、その旗を手にすれば
外科の世界で大成すると言われる医鷲旗を巡って
ライバル帝華大医学部剣道部の伏龍・清川吾郎と
鎬を削るわけですが、中学校の時部活で剣道やってたので、
(と言っても補欠だし、高校剣道などは知らないですが)
お話には親近感が持てたし、決勝戦で漂う張りつめた空気も
ありありとイメージ出来て、楽しく読めました。
海堂さんならではの青春小説ではないでしょうか。

2009/10/04

「ジェネラル・ルージュ」速水晃一vs「ジーン・ワルツ」の清川吾郎。舞台は両者の大学剣道部と医学部剣道大会である「医鷲旗大会」。
上記の本は読んでいなくてもこの本だけでも楽しめます。

2009/10/07

愚痴外来の田口先生、ジェネラルルージュの速水部長、トンネル魔人島津先生の大学時代の物語。
やっぱり速水部長、かっこいいです。

2009/10/07

元剣道部の身としても、とても楽しめました。懐かしくて、またやりたくなったー。当時読んで燃えたかったような気も。
瞬間に生き様が交差するライバル関係。刺激。合間の火花と息遣い。剣の先にある、シンプルな感情と残心。そして、仲間との絆の好対照。お馴染みの作品間リンクで、より輪郭が引き立ちます。

2009/10/04

速水・清川の全く性格の違う２人の真剣勝負は見応えあります。
そこに高階先生が絡んでいるのですが、言葉の一つ一つに重みがあるように感じました。

2011/09/09

清川くんに馴染みがなかったのが、ちょっと残念。早く「ジーンワルツ」を読まないと。弟くんも登場するのかしら。ジェネラルは、お仕事でも剣道でも頑張り屋さんの性分みたいです。

2009/10/04

学生時代の速水、清川の剣道対決。阿修羅高階先生活躍。剣道スポーツ小説として、単発でも楽しめる。市立図書館　20090529

2009/10/07

最初は剣道の世界にいま一つ踏み込めずに読み進めていたが、どんどんストイックに自分に向き合っていく清川と速水に引き込まれて一気に読みきってしまった。
別の作品ですっかり潔い大人になっていた二人がこうやって出来上がっていったのだなぁ、と素直に納得できた。
決断を迷う速水に告げた高階先生の『人は誰でも一度は死ぬ』という言葉が強く残った。これを理解したから速水は強い将軍になったのだろうな、と感じた。

2009/10/04

3/23読了
ブラックペアンと同じ時期です
ちょっとだけ世良先生と渡海先生の名前もでてくる
剣道やってる速水先生は格好良さそうだけど
映画のｲﾒｰｼﾞで堺雅人さんだと似合わないね

2010/12/23

速水は田口をぐうたらだと思っているし、田口は田口で、速水のことを自分より頭を使わないヤツだと思っていることは間違いない。
ただし優等生の島津に言わせれば、こういうのを「目くそ鼻くそ」というのだろう。