宇宙船ビーグル号 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思うところあり、思い出の本を読み直しました。 ストーリーは、平たく言うと、『突出した専門家が揃う閉鎖空間の中で、最も役に立つ学問は全てを薄く知り繋がりを作れる者だった』という話。 実は、僕が子供の頃に抱いたリーダー像のようです。 よく『社会人としてスペシフィックな得意分野が必要だ』と言われますが、本当にそうかな〜?と感じる事があり、最近、その原因がこの本にある事に最近気づいたので、読み返してみたのです。 薄く知り繋がりを作れる者、というのは誤解でしたが(かなり深く理解していた)学問同士の繋がりを作れる、というのはやはり思い出の通りでした。 視野を狭くせず、繋がりを作れる人間に僕もなりたい、と思っているのかも知れません。原体験に近づいた数時間でした。
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宇宙こええ。 宇宙船がいろんな生命体と出会う。私は生命体というと、個体で組織的、社会性を持つものを思い浮かべてしまうけど、これは違った。 生命体は、価値についての考え方が著しく違うものやコミュニケーションの取り方が不可思議なもの、個体と全体がイコールなものなど切り口が読めなくて面...
宇宙こええ。 宇宙船がいろんな生命体と出会う。私は生命体というと、個体で組織的、社会性を持つものを思い浮かべてしまうけど、これは違った。 生命体は、価値についての考え方が著しく違うものやコミュニケーションの取り方が不可思議なもの、個体と全体がイコールなものなど切り口が読めなくて面白い。 また学際的な人がヒーローになっていてびっくりする。こういうのはだいたい専門家が解決するのが定石なのに! また人間同士の社会組織の種類の貧弱さ(太古から繰り返している!) もテーマになっている。 欲望を満たそうとすると更なる欲望を生むし、他者と完全に意志疎通がとれると個が意識できなくてつまらなく思える。 かといって自分に完全な確信をもって他者に働きかけるのはもっとムリだし、宇宙こええ、と思ってしまう。 自分と全く異なるなにか(考え方とかも含む)と歩み寄ったり対処したりするのは、ワクワクする人もいるかもしれないけど、私にはちょっと難しいなあ。
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・謎の惑星で出会った怪物クァールとの戦い。 ・催眠術によりビーグル号を操ろうとする異星人。 ・宇宙空間に現れた怪物。壁を抜け人間に卵をうみつける。 ・外宇宙からの侵略。 2010年7月21日読了
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超有名なスペースオペラの傑作。 登場する怪物(異性人)クァール、リイム、イクストル、アナビスの内、イクストルが映画エイリアンと酷似しているとして裁判沙汰になり、ヴォクトが勝訴しています。 傑作と言われるだけあり、怪物達の描写が深くて最高! 知性ある異性人と地球で生まれたばかり...
超有名なスペースオペラの傑作。 登場する怪物(異性人)クァール、リイム、イクストル、アナビスの内、イクストルが映画エイリアンと酷似しているとして裁判沙汰になり、ヴォクトが勝訴しています。 傑作と言われるだけあり、怪物達の描写が深くて最高! 知性ある異性人と地球で生まれたばかりの情報総合学(ネクシャリズム)の若き雄、エリオット・グローヴナーとの対決が知的興奮を誘う。
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