マラコット深海 の商品レビュー
字が小さすぎ
古い本だから仕方ないけど、字が小さくて読みにくかった。
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ドイルの書いた冒険小…
ドイルの書いた冒険小説の中でも、代表作とされる長編です。ヴェルヌの小説が好きな方にはお勧め。
文庫OFF
『イルカの島』、『遠い海から来たCOO』に続く海洋モノ、、、 古典海洋SF『マラコット深海』を読みました。 「ホームズ」シリーズで有名な「コナン・ドイル」の作品です。 「コナン・ドイル」の作品で推理小説以外を読むのは、少年時代に読んだ『失われた世界』以来なのですが、、、 発表...
『イルカの島』、『遠い海から来たCOO』に続く海洋モノ、、、 古典海洋SF『マラコット深海』を読みました。 「ホームズ」シリーズで有名な「コナン・ドイル」の作品です。 「コナン・ドイル」の作品で推理小説以外を読むのは、少年時代に読んだ『失われた世界』以来なのですが、、、 発表された時代(1929年)を考慮したとしても、科学的な考察が時代遅れで強引な感じがして、素直に読むには抵抗感がありましたねぇ。 深海の極度に強い水圧について、何の根拠もないまま「恐るべき水圧などなかった」のひと言で片付けられていていることなんかは、その代表的な例ですね。 全般的に科学的根拠に乏しく、説得力に欠ける印象が強かったなぁ。 夢物語(ファンタジー?)として、割り切って読むには、あまり夢が感じられないし、、、 正直なところ、あまり楽しめませんでしたね。 テーマは悪くないと思うだけに残念です。 -----story------------- 大西洋の深海調査に出発したストラッドフォード号は突然、消息を絶ってしまった。 しかし遭難したと思われた乗組員たちは驚異の新世界を目撃して生還した。 八千年の昔、人知をきわめた文明を誇る大陸が大西洋の底深く陥没し、そのときから海底に棲息する人類が誕生していたのだ。 ----------------------- 「コナン・ドイル」が楽しんで書いたと言われる、これらのSF作品よりも、、、 読者や出版社に強要されて書いたミステリの方が人気があり、質が高いというのも、皮肉なものですね。
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【あらすじ】 マラコット博士以下助手のヘッドリー、技士のスキャンランは潜水機に乗り込んでマラコット海溝の調査に向かいます。この潜水機というのは潜水艦ではありません。船から吊り下げて潜るのであります。自走能力はないので動きは母船のストラドフォード号頼りです。当時の技術ではそれが限...
【あらすじ】 マラコット博士以下助手のヘッドリー、技士のスキャンランは潜水機に乗り込んでマラコット海溝の調査に向かいます。この潜水機というのは潜水艦ではありません。船から吊り下げて潜るのであります。自走能力はないので動きは母船のストラドフォード号頼りです。当時の技術ではそれが限界であります。 ところが調査中、ザリガニのような怪生物に襲われ、海底に落下してしまいます。二酸化炭素中毒で意識が朦朧としてあわやという時、窓の外に人影が!果たしてこの人影は夢か幻か!?そして三人はアトランティスの末裔が住む海底都市に案内され、数々の冒険に巻き込まれるのであった!! 【感想:コナン・ドイルのSFヒーロー!陸のチャレンジャー教授・海のマラコット博士!!】 作品は海底に海底都市があり冒険するという物語の定番の様式です。 いかにもディズニー映画になりそうな、今まで何度も映画化されていそうな雰囲気なのですが、意外と映画化はないようです。 しかし似たような設定の物語は色々ありそうです。 私は『緯度0大作戦』を思い出しました。 (以下、下のサイトでお待ちしております。) 20世紀少年少女SFクラブ 異世界間の結婚問題 『マラコット深海の謎』 https://sfklubo.net/the_maracot_deep/ 氷川瓏&柳柊二版『マラコット深海』 https://sfklubo.net/yanagishuji/ SF KidなWeblog コナン・ドイル『マラコット深海』 HP編集後記&参照リンク集&コメントコーナーなど https://sfkid.seesaa.net/article/481466688.html
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先達ヴェルヌと比べると独創に劣るけれど品位ある読み口だが平凡 作者が好きに書いたかどうかより 誰が初めにそれを書いたかが古典においては重要である現実
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シャーロック・ホームズシリーズの作者、ドイルの残した数少ないSF作品の一つ。幻の大陸アトランティスは海の底に沈んでも尚存在していたという話なのだが、やはり白眉なのは導入部分。密室、海の底の神秘性、海淵やその中からの謎の怪物、その後のスリルなど、ハリウッド映画顔負けの引っ張り方が素...
シャーロック・ホームズシリーズの作者、ドイルの残した数少ないSF作品の一つ。幻の大陸アトランティスは海の底に沈んでも尚存在していたという話なのだが、やはり白眉なのは導入部分。密室、海の底の神秘性、海淵やその中からの謎の怪物、その後のスリルなど、ハリウッド映画顔負けの引っ張り方が素晴らしい。 その後もSFとしてしばらく続く。SFとして優れているところは、きちんとそれなりにメカニズムの説明が有ること。なぜ海の底でも生きられるのか、そこで文明が出来て維持できている理由、アトランティスの歴史などを足りないながらも辻褄を合わせてあるところは、非常に好感が持てる。 一方で、最後の締めにファンタジー(つまり説明がない)を折入れてきたのは違和感しか感じなかった。 文章(訳)はお世辞にも読みやすいとは言えないが、コナン・ドイルはこんなのも有るんだねえという以上のものは有ると思う。
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深海探査に出発し、そのまま消息を絶った調査チーム、 八千年前に海底に沈んだ古代文明、人類と宗教、 そういった諸々の胸を熱くさせる要素が随所に散りばめられた冒険譚。 この作品が書かれた1929年という時代を考慮すれば、 潜水函や深海の描写がリアリティを欠いているかとなど当たり前で...
深海探査に出発し、そのまま消息を絶った調査チーム、 八千年前に海底に沈んだ古代文明、人類と宗教、 そういった諸々の胸を熱くさせる要素が随所に散りばめられた冒険譚。 この作品が書かれた1929年という時代を考慮すれば、 潜水函や深海の描写がリアリティを欠いているかとなど当たり前で、 その辺はもう割り切って楽しんだモン勝ち。 が、 それを差し引いてもなんだか中途半端かつ強引なストーリー展開な気がして仕方ない。 個性的なマラコット老学者とか、 深海の恐るべき生物たちとか、 面白くなるための装置はあれこれ揃っているのに、 充分に稼働できていない印象というか。 最後も、当時のドイルが傾倒していたオカルティズムを色濃く反映させていて、 「え?今までのSFテイストは無かったことに?」 と、若干当惑させられる流れ。 『毒ガス帯』を読んだ時のなんだかスッキリしない感じに似てるかもなぁ。 あ、あとはあれだ、ヴェルヌの『月世界旅行』にも近いものを感じる。 「昔のSF」的要素は充分に充満しているので、 そういう世界観に浸りたい時はなかなかいいかも。
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もうタイトルだけで、ダイビング旅行のお供にしてしまった作品。 深海探検というとどうしてもベルヌの「海底2万海里」と比較してしまいます。いっそのことオカルティックな線をもっと強めていったほうが面白かったかもしれません。 それにしてもベルヌ恐るべし。本物の海を目の前にして読んでも...
もうタイトルだけで、ダイビング旅行のお供にしてしまった作品。 深海探検というとどうしてもベルヌの「海底2万海里」と比較してしまいます。いっそのことオカルティックな線をもっと強めていったほうが面白かったかもしれません。 それにしてもベルヌ恐るべし。本物の海を目の前にして読んでも迫力負けしないフィクションはそうあるものではありません。彼の偉大さを再認識してしまいました。
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ドイル作品にしては、科学に対する考察が若干弱いと感じられたが時代のせいでしょうか。 お話は深海SFものとしては充分面白かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大西洋で消息を絶ったストラッドフォード号。深海調査のために乗り込んでいたマラコット教授と協力者のサイアラス・ヘッドリー。2人と共に深海の調査に向かった船員スキャンラン。大西洋上で見つかった硝子のボールから見つかったヘッドリーの手紙。深海に沈んだアトランティス大陸での冒険。アトランティス人モウナとヘッドリーの恋。救出された3人の語る邪神バアルとの戦い。
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