デウスの棄て児 の商品レビュー
再読でもまたこの熱量に圧倒されました。 かつてない天草四郎像だろうけど、好きです。神に反逆する者。 信仰をもつ者を全て破壊するという想いだけで生きてきたけど、最期は孤独ではなかったのに涙。 「戦うことを放棄した者に、勝利などもたらされる訳がない」…歴史小説でも、野ばらさんだ、と思...
再読でもまたこの熱量に圧倒されました。 かつてない天草四郎像だろうけど、好きです。神に反逆する者。 信仰をもつ者を全て破壊するという想いだけで生きてきたけど、最期は孤独ではなかったのに涙。 「戦うことを放棄した者に、勝利などもたらされる訳がない」…歴史小説でも、野ばらさんだ、と思いました。 戦うこと。孤独かと思っていても、共に生きられる人を見付ける。 山田右衛門作もよかった。ユダか。。
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面白くないわけではないけれど。 「小説」として読ませるにはずい分と弱い気がした。 作者の思い入ればかりが書き連ねてあるような。 それほど長いとも思えない内容なのに、妙に読むのに時間がかかった。 が、四郎の悲しさ、そして救われた過程は沁みた。 さりげない腐臭もGJ。 宗教とい...
面白くないわけではないけれど。 「小説」として読ませるにはずい分と弱い気がした。 作者の思い入ればかりが書き連ねてあるような。 それほど長いとも思えない内容なのに、妙に読むのに時間がかかった。 が、四郎の悲しさ、そして救われた過程は沁みた。 さりげない腐臭もGJ。 宗教という存在を考える時、このくらいの疑問は誰しも抱くもの。 「神はなぜ、こんなにも酷薄なのか」 その問いに、もっとガッツリ食い込んで、読者を巻き込んで答えを抉り出して欲しかった。
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「神の在り方」 神を信じるも信じないも自由。 それは時代によって変わるものさ。 神と自由は同価値か。
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天草四郎が主人公。彼がなぜ若くして件の乱のリーダーになったのか、まったくのフィクションで描かれるけどそれはそれは生々しい/燃え盛る炎のなかで、神デウスに語りかけるラストシーンが究極的に良い
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野ばらちゃんの小説の中ではこれが好き 何が悪で何が正義なのか 真っ先にお前を殺しに行くという、天草四郎
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四郎=hydeだと思ry それでなくても色々考えさせられました。 宗教って何なんでしょうね。な事を丁度少し思ってた時だったので、二度三度読み返す内何度も感銘を受けました。 最後の締め方も好きです。
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中三のときのあの感動はいずこへ…苦笑 わたしが成長したということにしようか。確かに、恰好いい!と思う箇所はあったけれど、同じくらい、え?と思う箇所もあったり。 文庫化で懐かしくて買ったけれど、再読って恐ろしい。
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