男のための自分探し の商品レビュー
2008年 大学生となり人生初の大失恋 友人から薦められた1冊の本と 平成から令和と時を超え出会った。
Posted by
同年代の著者が著した哲学的なエッセー?です。日常感じるようなことを深く掘り下げて考えてみる意識付けになりました。 図書館で4ヶ月待ちでした。
Posted by
第1章 恋の脳科学―結婚すれば自動的に幸せになるメカニズム 第2章 本当は「私の体」に動かされている「私」―浮気が止まらない理由 第3章 男を動かすのは理性か女か精子か 第4章 私が考えるのは「手段」、考えないのは「目的」 第5章 「私の本当の望み」=「本当の幸せ」 第6章 自分...
第1章 恋の脳科学―結婚すれば自動的に幸せになるメカニズム 第2章 本当は「私の体」に動かされている「私」―浮気が止まらない理由 第3章 男を動かすのは理性か女か精子か 第4章 私が考えるのは「手段」、考えないのは「目的」 第5章 「私の本当の望み」=「本当の幸せ」 第6章 自分をダマすのはやめて自由に生きよう! 第7章 「無知」を知る=本当の自分を知る 第8章 自分探しは「死」の向こうへ 第9章 生きる意味は「本当の幸福」
Posted by
ポップな文体だけれども、内容は、「人間は必ず死ぬ」「本当の幸福とは何か」という哲学的なもの。 プラトンの「自分がしたいこと」と「望むこと」は違う、という話になるほどと思いました。 人が唯一望むのは結局「幸福な生」に他ならない。 「私」と「私の身体」は違う。 「生き...
ポップな文体だけれども、内容は、「人間は必ず死ぬ」「本当の幸福とは何か」という哲学的なもの。 プラトンの「自分がしたいこと」と「望むこと」は違う、という話になるほどと思いました。 人が唯一望むのは結局「幸福な生」に他ならない。 「私」と「私の身体」は違う。 「生きている」って根本的に不思議なことばっかりです。
Posted by
意外と面白かった。 種の保存と哲学を見事に融合させ、結論としては幸せに生きることが目的であるけど、それは永遠の人生のテーマ。唯一科学的にわかっているのは、結婚している人は、していない人に比べて幸せであるということ。 シンプルかつ奥が深いですな
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
結婚して家庭を持つ事=幸せ 幸せになれないのは、「私」が幸せになることでなく、 私の体が喜ぶことばかり求めるから 他者との比較では幸せになれない。 感情のまま生きる事が自由に生きる事ではない。 自分の幸せを知っていて、やるべきことを知り、方向を決める。 ハイデンガー:「存在と時間」 死を見つめた時、人間は「本当の自分」になる。 死は常に隣り合わせ、何十年後のことと勝手に決めつけているだけ。 自己責任の孤独な旅が人生。 多くの人は負担が重い自由より、手っ取り早い安心を求めて自由を捨てる。 フロム「自由からの逃走」 都市伝説:100年一覧カレンダーを発売したところ、自殺者が急増。生産停止に。死を意識しすぎたからか??
Posted by
哲学っぽいのは、苦手でしたが、これは分かりやすく読めました。哲学初心者向け?幸福になるために生きてるのね。男のためでなくてもいいと思うんだけど、精子卵子の話は面白かった。
Posted by
最初は、生物学的に男の行動を説明されていて、 ふむふむ、確かに男ってそうだよな。 卵子と精子では、絶対に卵子の方が価値が高いよなと納得しつつ読んでいました。 最後は、”死を意識して”自分を見つめるという 哲学の世界に入り込んでいきました。
Posted by
■マインド 1.つまらぬ感情に流され、人生をムダにしたくなければ、1週間後に死ぬ覚悟で生きよ 2.自分は何も知らないと知ったものが、最大の賢者である。 3.知っているつもりの人は、知る努力をしないので、いつまでも無知のまま
Posted by
女性を対象にした、自分探し本は結構ありますが、男性向けのものは珍しいと思って、読んでみました。 目を引くあずき色の装丁には軽さを感じます。 とにかく精子と卵子の話に終始している第一章を読んで、(失敗かな)と思いましたが、その後の章はそれなりにおもしろく読めました。 内容というよ...
女性を対象にした、自分探し本は結構ありますが、男性向けのものは珍しいと思って、読んでみました。 目を引くあずき色の装丁には軽さを感じます。 とにかく精子と卵子の話に終始している第一章を読んで、(失敗かな)と思いましたが、その後の章はそれなりにおもしろく読めました。 内容というよりも、文章に挿入される哲学者の論に、なるほどと目を引かれたという感じ。 前の日に読んだ『僕とツンデレとハイデッガー』よりも、話の引き合いに出すタイミングとバランスが上手で理解しやすかったです。 それはおそらく著者が、焼きつけ刃ではなく哲学を学び、専門としているからでしょう。 ただ、哲学の話は良くても、本のテーマである自分探しの話はもう一歩というところでした。 結局は、歴代の哲学者の自説に頼り切ってしまっており、新たな提案は特に見られません。 重要と思しき箇所を赤字で書いているのも、いかにもハウツー本のようで、煩わしく感じます。 精子論の第一章を別にして、男性目線の書き方を変えれば、特に男性と銘打つ必要もなさそうな内容なので、「哲学における自分探し」というタイトルの方が合っているような気もします。 男性目線に変えてみると、女性向けのロマンチックな内容を含んだものとはうってかわって、かなり身も蓋もない、下ネタベースの話が続くため、やはり情報面からのジェンダー差もあることを感じさせられました。 中央アジアの男性の8%、1600万人が、1000年前のチンギス・ハーンの遺伝子を継いでいるということには驚きました。 英雄色を好むと言いますが、彼が力にものを言わせ、人類史上最も多くの子孫を残したそうです。 結局色好みの遺伝子の方が残っていくということでしょう。 とりあえず、赤ちゃんがよっぽど母親似でない限り、「お父さん似ですね」と言ってあげることが、幸せなんだなあということが、わかりました。 生物学的な子孫増殖への欲求について語られた章のほかは、観念的ながら、人の幸福探すについて、歴代の哲学者が述べてきたことが語られていきます。 初めの方は、ありがちな情報誌レベルの話かと、若干斜め読みしていましたが、後半は、哲学者の遺した言葉と真摯に向き合って人間の幸福についてまとめられているため、こちらも襟を正して読みました。 平易な表現で流れを持って伝えてくれるため、わかりやすく頭に入りました。 「自分がしたいこと」と「自分が望むこと」は全く別だということを、難しいながらも理解できました。 自分探しや、幸福探しは、人間にとっての永遠の問いであり目標ですが、それを一過性の欲望と取り違えることなく生きていくことの大切さを学べた一冊です。
Posted by
- 1
- 2