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天使のナイフ の商品レビュー

4.1

411件のお客様レビュー

  1. 5つ

    121

  2. 4つ

    181

  3. 3つ

    77

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2013/12/14

少年犯罪を題材としたミステリー小説の傑作。読みやすさ、ミステリーとしての構造、表現力全てにおいて文句のつけどころがなし! こういった重い題材に対して正面から向き合い、最後まで逃げずに戦った著者に対して凄く感銘を受け、著者薬丸岳が伝えたかった「本当の贖罪」に読了後も深く考えさせられ...

少年犯罪を題材としたミステリー小説の傑作。読みやすさ、ミステリーとしての構造、表現力全てにおいて文句のつけどころがなし! こういった重い題材に対して正面から向き合い、最後まで逃げずに戦った著者に対して凄く感銘を受け、著者薬丸岳が伝えたかった「本当の贖罪」に読了後も深く考えさせられた。 これまでに読み漁ってきたミステリー小説の中でも評価としては最高峰!

Posted byブクログ

2013/11/20

登場人物の主観という言い方もおかしいけど、主人公の主張がにあまり共感が出来なかった。ストーリーは面白いと思う。 難しいテーマな分、読む人みんなにいろんな肯定意見、反対意見が出ると思う。でも、あまりどちらかに偏った見方はしたくないなと思った。

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2013/10/26

少年犯罪がテーマの作品で、少年法について考えさせられます。物語は思い掛けない展開に一気読みしました。オススメします。

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2013/10/21

よく考えてぬかれたストーリーだった ひとつのガンとしたぶれない軸にいろいろな人、いろいろな事件がからみあって 最後の最後まで、面白かったし、驚かされた

Posted byブクログ

2013/10/20

無垢で純な天使のナイフがあまりに愛おしく切ない。謂れのない罪を背負い贖罪のために一身を捧げる。神々しいばかりの献身も報われない不条理。たった一つの歯車の狂いが幸を不幸のどん底へも変えてしまう。理不尽の連鎖がループとなって罪なき人を追い込み陥れる。やりきれなさばかりが募った。見事な...

無垢で純な天使のナイフがあまりに愛おしく切ない。謂れのない罪を背負い贖罪のために一身を捧げる。神々しいばかりの献身も報われない不条理。たった一つの歯車の狂いが幸を不幸のどん底へも変えてしまう。理不尽の連鎖がループとなって罪なき人を追い込み陥れる。やりきれなさばかりが募った。見事な二転三転に虚を突かれ何度も驚かされたが、より心に強烈なインパクトを与えたのは持って行き場のない憤りと悲しみ。最後の真相には腸(はらわた)が煮えくりまくりであった。感情の高ぶりは秀逸な筆力のなせる技。深い印象はいつまでも滞り残った。

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2013/10/06

実に良く出来た話だった。少年法の話は良くある話ではあるが、展開が意外性充分で、最後まで飽きさせなかった。他の作品も読んでみるか。

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2013/10/03

一気に読み切ってしまった。何か絶対裏にあるんだけど、何があるのかわからなくてどんどん引きこまれていった。何回もいい意味で期待を裏切られてすごくスラスラ読めたし面白かった!さすが江戸川乱歩賞!主人公がカイルさんみたいで、たくさんの心の中の葛藤を持ちながらどんどん真に迫っていくところ...

一気に読み切ってしまった。何か絶対裏にあるんだけど、何があるのかわからなくてどんどん引きこまれていった。何回もいい意味で期待を裏切られてすごくスラスラ読めたし面白かった!さすが江戸川乱歩賞!主人公がカイルさんみたいで、たくさんの心の中の葛藤を持ちながらどんどん真に迫っていくところが魅力!行動力と頭のよさは抜群

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2013/10/03

生後5ヶ月の娘の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ3人は、13歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。4年後、犯人の1人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺してない」。少年法により裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸...

生後5ヶ月の娘の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ3人は、13歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。4年後、犯人の1人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺してない」。少年法により裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。

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2013/09/11

未成年の少年が犯した事件をきっかけに、その周りの人たちが大きく動かされていく。 未成年者犯罪を題材にした本は、どうしてもやり切れなさが残るのですが この本は他の本とは一味違いました。 モヤモヤはやはり残りますが。。 これでもか!と言うくらいに登場人物たちの新たな顔が浮き彫り...

未成年の少年が犯した事件をきっかけに、その周りの人たちが大きく動かされていく。 未成年者犯罪を題材にした本は、どうしてもやり切れなさが残るのですが この本は他の本とは一味違いました。 モヤモヤはやはり残りますが。。 これでもか!と言うくらいに登場人物たちの新たな顔が浮き彫りになってきて、驚きの連続でした。 全てがループしていて、スタート地点に戻ってきた感じ。

Posted byブクログ

2013/09/05

100点満点の75点。サスペンスにありがちな事件の謎解き人間関係にやや非現実的なところはあるがストリーの展開は面白く一気読み。少年法の加害者人権保護と犯罪被害者人権無視の問題をリアルに深く描いて読み応えあり。著者の作品はこれが初めてだが他の作品も読もうという気になった。

Posted byブクログ