すべての経済はバブルに通じる の商品レビュー
リーマンショックの直後に書かれた、当時のバブルの発生のメカニズムを描いた本 1.バブルが起きている最中投資している人はそれがバブルだと承知している。 2.プロの投資家(ファンドマネージャー)は、バブルが発生しているときにはバブルに投資しないと競争に勝てない。 3.したがってプロで...
リーマンショックの直後に書かれた、当時のバブルの発生のメカニズムを描いた本 1.バブルが起きている最中投資している人はそれがバブルだと承知している。 2.プロの投資家(ファンドマネージャー)は、バブルが発生しているときにはバブルに投資しないと競争に勝てない。 3.したがってプロであるほどバブルに投資をする。 4.バブルには実態がないことが多いが、(実態があっても実態とかけ離れた価格形成になるが)そうであるほど、プロとしての投資妙味がある。
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booklovers和田秀樹より紹介 おもしろい。バブルとはなにかということを非常に分かりやすく解説してくれている。バブルに関するこれまでの数々の疑問に答えてくれた。
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資本主義とは「ねずみ講」である、 という身も蓋もない話 (そして、それは本質かもしれない) が述べられる。 バブルの発生と崩壊について、 後付けではあるものの、 時系列で説明される4〜6章が面白い。 今(2011年8月)の株安、円高の状態も、 同じように、投資家心理からの説明...
資本主義とは「ねずみ講」である、 という身も蓋もない話 (そして、それは本質かもしれない) が述べられる。 バブルの発生と崩壊について、 後付けではあるものの、 時系列で説明される4〜6章が面白い。 今(2011年8月)の株安、円高の状態も、 同じように、投資家心理からの説明を 考えてみたい。 [more] (目次) 第1章 証券化の本質 第2章 リスクテイクバブルとは何か 第3章 リスクテイクバブルのメカニズム 第4章 バブルの実態―上海発世界同時株安 第5章 バブル崩壊1―サブプライムショック 第6章 バブル崩壊2―世界同時暴落スパイラル 第7章 バブルの本質 第8章 キャンサーキャピタリズムの発現―二一世紀型バブルの恐怖
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
金融資本主義の構造的な矛盾については確かにそのとおりなのだろうし、これからも大小のバブルを通過しつつ次の体制を模索していくという長期の見通しにはなるほど、現状そのとおりであり、よくできた分析である。 ただ途中はさみこまれた「バブル崩壊実況中継」はあまり意味がない。結果論ではあるが、本当のバブル崩壊は本書のさらに一年あとだったわけで。
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一般的には「バブルは終わってみて初めてバブルとわかる」と言われていることに対して、そんなことはないというのが主な内容です。 簡単に言えば、バブルはそれがはじけるまではバブルでない時よりもはるかに儲かるので(今の日本株がそうですね)、今がバブルかもと思っていても乗らない手は...
一般的には「バブルは終わってみて初めてバブルとわかる」と言われていることに対して、そんなことはないというのが主な内容です。 簡単に言えば、バブルはそれがはじけるまではバブルでない時よりもはるかに儲かるので(今の日本株がそうですね)、今がバブルかもと思っていても乗らない手はない。そろそろ危ないと思っても、バブルがいつはじけるかはわからないので、皆(特に客からのお金を預かって運用するプロの方々)はライバルとの競争があるので降りるわけにはいかず(もしも自分だけ降りてバブルがそのまま続いたら成績で負けてしまって客が逃げていく)、結局皆がバブルがはじけるまで降りることはなく、はじけたらあっという間に暴落するのでもはや売るに売れずに大きな損失を出すということを言ってます。さらに現代は世界の経済がひとつにつながっており、コンピュータでの売買がそれに拍車をかけるので、以前よりもバブルが起きてそのたびに暴落するという機会ことは増えるだろうとのことです。 内容自体は私のような素人でも難しくなく読み進んでいくことができ、それなりに面白かったです。ではこれを読んで自分がバブルに乗ってはじける前に降りられるかと言ったら、う~ん、やっぱり読む前と変わらないでしょうねぇ。行動ファイナンスの本をもっと読んだ方がいいのかも。。。。
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まさにリーマンショック前夜に発刊された、サブプライムローン破綻までの道程を2007年から追って行った一冊。今でもこの書にあるような構造は変わっていないので、経済の仕組みを知りたい人には適当な入門書になるかも。自民政権になったら日銀券をばんばん刷るんじゃないか、という予測から、一昨...
まさにリーマンショック前夜に発刊された、サブプライムローン破綻までの道程を2007年から追って行った一冊。今でもこの書にあるような構造は変わっていないので、経済の仕組みを知りたい人には適当な入門書になるかも。自民政権になったら日銀券をばんばん刷るんじゃないか、という予測から、一昨日あたりから大きく円安に振れている。これも新しいバブルの胞子であることは言わずもがな。円が破綻するのはいつのことやら。
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全ての経済はバブルに通じる!!この1冊 非常に理解し易いバブルの仕組みが書いてあります。必読だと思いますよ!
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サブプライム問題の仕組みを解説し、つまりそれは特別なことじゃない、いつでも起こりうる、あるいは起こされるというお話
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勉強会の課題図書だったので読んでみた。■まえがきが刺激的資本主義とはねずみ講のこと。なんていいきっているのが素敵。■サブプライムローン問題の詳解サブプライムローン問題が一体どういう形で起こり、なぜ破綻したのかがよくわかる。具体的で実感のわく説明。今まで目にしたサブプライムローン問...
勉強会の課題図書だったので読んでみた。■まえがきが刺激的資本主義とはねずみ講のこと。なんていいきっているのが素敵。■サブプライムローン問題の詳解サブプライムローン問題が一体どういう形で起こり、なぜ破綻したのかがよくわかる。具体的で実感のわく説明。今まで目にしたサブプライムローン問題の解説の中で一番分かりやすく、納得度が高かった。■バブルの本質について筆者はバブルには20世紀型と21世紀型があるという。どちらかというと、冒頭の「ねずみ講」というのは20世紀型で、21世紀型はチキンレースであるように思われる。
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本書はもうけのカラクリを分析整理している。 証券化(標準化)により、商品化され、流動性が向上し、証券価値が 高まる。 商品化とは、①権利としてまとめ②細分化し③よく売れるようにすること。 ここでいう価値の高まりは金融工学によるもので、本質的に内在する 価値ではなく、それが「バブル...
本書はもうけのカラクリを分析整理している。 証券化(標準化)により、商品化され、流動性が向上し、証券価値が 高まる。 商品化とは、①権利としてまとめ②細分化し③よく売れるようにすること。 ここでいう価値の高まりは金融工学によるもので、本質的に内在する 価値ではなく、それが「バブルに通じる」と理解した。
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