インターセックス の商品レビュー
性の尊厳を巡る書き下ろし医学サスペンス 「ひとは男女である前に人間だ」。 インターセックス(男女どちらでもない性器官をもっていること)の人々の魂の叫び 。高度医療の聖地のような病院を舞台に、医療の錯誤と人間の尊厳を問う書き下ろし長編。 読み進めていくうち 初めて知った事...
性の尊厳を巡る書き下ろし医学サスペンス 「ひとは男女である前に人間だ」。 インターセックス(男女どちらでもない性器官をもっていること)の人々の魂の叫び 。高度医療の聖地のような病院を舞台に、医療の錯誤と人間の尊厳を問う書き下ろし長編。 読み進めていくうち 初めて知った事が多く 衝撃的な1冊でした。 しかし、分厚くて重かった〜(笑)
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この人のミステリは内容が濃いのですが、 淡々としていて、流れが同じなのが残念。 この1冊だけだったらおもしろいと思います。
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初めてインターセックスという状態について知ったのは、「内科学」という本でだった。 性染色体の分裂がうまく分裂できず、XXYとかXOとかXXXとかで産まれてくることがある、というのを知って、単純に「なるほど」と思ったのを覚えている。 その他にも、ターナー症候群やアンドロゲン不感受性...
初めてインターセックスという状態について知ったのは、「内科学」という本でだった。 性染色体の分裂がうまく分裂できず、XXYとかXOとかXXXとかで産まれてくることがある、というのを知って、単純に「なるほど」と思ったのを覚えている。 その他にも、ターナー症候群やアンドロゲン不感受性症候群などの記述があり、そういうこともあるんだな、くらいの気持ちで読んでいた。 最近、性同一性障害は社会で受け入れられ始めてるとおもう。 はるな愛みたいに、「おっさんやん」みたいにはやされることもあって、まだまだ生きやすい社会ではないかもしれないけど、社会的な認知度はすすんだと思う。 インターセックスは、そういう面でまったく社会的地位は得られていない。 存在すら知らないことがほとんどだと思う。 私も、インターセックスという状態があることは知っていたのに、当事者のしんどさについて考えることをしていなかった。 それでは、存在を知らないこととまったく同じことだと思った。 この本の中では、100人に1.5人は何らかの程度のインターセックスであると述べられている。 300人の学校なら、4人はいる計算になる。 これは、まったくひとごとではない、自分の知ってる人にもインターセックスで悩みを抱えている人がいてもおかしくない。 「インターセックスは第三の性である」という考え方は、これから私がインターセックスの人と出会ったときに、基本となる考えの一つになると思う。 よく「個性」というけど、インターセックスは個性の一つである、と思える。 個性ということの意味が、少し分かった。
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よかれと思って 多数派に 少数派を合わせようとする多数派でいる方が 何かと簡単だけどでも 世の中 いろいろな人 がいて それでいいんだと思うこの本を見て インターセックスに 興味をもったひとは 新井 祥 さんの 性別がないということ も 読んだらいいと思います。
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エンブリオの続編。医療内容がどこまでが真実かわからないが、両性具有がそんなに珍しいことではないということは驚き。小説としては、都合よすぎだし、ラストも納得いかないが、面白いかったことは事実。
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私が始めて「インターセックス(両性具有)」と言う言葉を知ったのは、鈴木光司さんの小説「リング」でだったと思います。 貞子が「両性具有」かもしれないみたいな記述がありました。 意味が解らなくて、多分調べたのだと思います。 そして、私は「両性具有」とは、男でもあり女でもある人だと理解...
私が始めて「インターセックス(両性具有)」と言う言葉を知ったのは、鈴木光司さんの小説「リング」でだったと思います。 貞子が「両性具有」かもしれないみたいな記述がありました。 意味が解らなくて、多分調べたのだと思います。 そして、私は「両性具有」とは、男でもあり女でもある人だと理解しました。 でも、この小説を読んで、インターセックスとは、男でもなく女でもない人だという事がわかりました。 原因はわからないけど、男でもなく女でもない、神様のいたずらのような赤ちゃんが産まれてしまう。 現実にも存在するのでしょう。 医者の手によって、何回も手術を繰り返されて、心はずたずたにされ、体は傷だらけ。 でも完全に男にも女にもなれない。 性同一性障害は、入れ物が間違えで産まれてしまう事。 こちらもすごく悩み葛藤すると思う。 でも手術で入れ物を変える事が出来るけど、インターセックスはけして変える事は出来ない。 この小説の主人公の女性医師はそんな性差医療の現場にいます。 親友の殺人事件も絡んでくるけど、大筋でインターセックスの事が詳しく描かれています。 軽々しく感想を述べてはいけない本だと思います。 でも、自分の誤った知識が正された事が、この小説に出会った大きな収穫だと思います。
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※インターセックスとは・・・ 古くは半陰陽、両性具有と称されたが、 外性器の形状や生殖部、染色体が曖昧で、男女の一方に分類できない人々。 広義に見ると100人に一人の出生頻度で出現する。 サンビーチ病院の泌尿婦人科医の秋野翔子は、 インターセックスの患者たちのために、親身になっ...
※インターセックスとは・・・ 古くは半陰陽、両性具有と称されたが、 外性器の形状や生殖部、染色体が曖昧で、男女の一方に分類できない人々。 広義に見ると100人に一人の出生頻度で出現する。 サンビーチ病院の泌尿婦人科医の秋野翔子は、 インターセックスの患者たちのために、親身になって治療をしていた。 しかし、友人の死に、院長がかかわっているのでは?という疑いを持ち、 その真相を探るうちに、過去にもいくつかの不可解な変死があったことを知る。 人間は男と女の2つに分けられるものだと。。。 それが当たり前のことだと思っていたけれど、 そうではないのだと、衝撃的な現実を、この本は教えてくれた。 そして、そのあいまいな性に生まれたばかりに、 苦悩の人生を送る人々がいることを。。。 最初は好奇心で読み始めたのだけれど、 しみじみと読みふけりました。 作者が医者であるからこそ描けた問題であり、 テーマとしては重く衝撃的ではあったけれど、 愛と希望があふれる物語でした。 この本だけでも面白いのですが、 できれば先に「エンブリオ」を読むと、もっと楽しめると思います。
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冒頭の裁判は前置胎盤がからむお産での死亡したやつかな。 判決無罪で控訴しなかったはず。。 海堂尊の“ジーン・ワルツ”も産婦人科医のシビアな現場が描かれていたな。 この本はインターセックスについて。 しらないことばかり、人の内面が大事だな。 問題提起された感じ。 たくさんのひとがこ...
冒頭の裁判は前置胎盤がからむお産での死亡したやつかな。 判決無罪で控訴しなかったはず。。 海堂尊の“ジーン・ワルツ”も産婦人科医のシビアな現場が描かれていたな。 この本はインターセックスについて。 しらないことばかり、人の内面が大事だな。 問題提起された感じ。 たくさんのひとがこのことを知るといいな。 美奈ちゃん、隆太くん、珠美さんなど頑張ってほしいな。 秋野翔子先生も。 サンビーチ病院・岸川院長と秋野翔子先生との出会いから始まる。 2009/2/5
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性別という問題、生殖医療という問題。 医療に詳しい作家だからこそ書けるフィクション。 半陰陽という言葉をご存知だろうか? 男性器のような、女性器のようなものを持つひとのこと。 男性と女性という単純な二択しかないようにみえて、 人間には様々な性があるということを忘れるべか...
性別という問題、生殖医療という問題。 医療に詳しい作家だからこそ書けるフィクション。 半陰陽という言葉をご存知だろうか? 男性器のような、女性器のようなものを持つひとのこと。 男性と女性という単純な二択しかないようにみえて、 人間には様々な性があるということを忘れるべからず。
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友人に借りて読みました。様々に考えさせられることの多い小説でした。分厚い小説でしたが、二晩で読み終えました。
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