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エソラ(vol.3) の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2018/11/20

なかなか好みの作家&漫画家ばかりでお得な一冊。 * 絲山秋子 「みなみのしまのぶんたろう」「○」。みなみのしまのげんしりょくはつでんしょにたったひとり。しっきゃくしたしいはらぶんたろうにあかるいあしたはやってくるのでしょうか。 * 伊坂幸太郎 「ギア」「○」。その、ワ...

なかなか好みの作家&漫画家ばかりでお得な一冊。 * 絲山秋子 「みなみのしまのぶんたろう」「○」。みなみのしまのげんしりょくはつでんしょにたったひとり。しっきゃくしたしいはらぶんたろうにあかるいあしたはやってくるのでしょうか。 * 伊坂幸太郎 「ギア」「○」。その、ワゴンは荒地を走っていた。フロントガラスの向こうには何がある。未来か。いや。道か。いや。延々と広がる、荒野だ。 * 吉田修一 「零下五度」そのイメージは、かつて二人に何かを思い立たせ、とても幸せな気分にさせた。真冬のソウルに交錯する、ある「記憶」の残像。 * 柴崎友香 「束の間」「○」。二〇〇五年の大晦日、二〇〇〇年の元日。年の変わり目の、中途半端に取り残されてしまった「時間」のむこう側にあるもの。 * 山本幸久 「百文字の女」旧作の色あせたパッケージひしめく、さえないレンタルビデオ店でバイトする、私。青春の晩年、って感じです。 * 唯野未歩子 「走る家」須賀くんは、予備校で再会した中学時代の同級生。抜けめがなく充分にずるくて、それでいて今ひとつ惜しい男だ。漫画 * 黒田硫黄 「多田博士」「○」。「わたしたちはどれほど多くのことをこの地上にのこして去らねばならないのでしょう……」宇宙船と化したヒルタワービル。発射は目前に迫る! * こうの史代 「青い花」ミメヨは退屈だった。ミメヨは物語を思い、青い花を、買ってくる。花は、そのうちに、だんだんと。 * 五十嵐大介 「鬼、来襲」山を越えた先に広がるリンゴ園。リンゴの木の下にびっしりと咲いた春を告げる花々は誰もいない夜中にひっそりと……。 * 安永知澄 「わき水」「○」。「私をぴったり包んでくれるものはもうどこにもないと思ってた……」古田さんは、僕の穴に入ったまま、出てこなくなった。印象に残りすぎるほど残るw。 * 大庭賢哉 「ひきだしのなか」お母さんにも言わない、神様も見てない。海からやってきた不思議な机と、少女のお話。 * 中野シズカ 「スワン・ソング」友人が継いだ骨董屋で見つけた、何かを書きつづるさびしげな人形。君は、何を書いているの? 誰かを探しているの? * 加藤伸吉 「愛読者」見知らぬ女性の日記帳を偶然手にした。日記のなかの「私」を形作る、彼女の「言葉」の数々に、やがて「俺」は自らを重ねていく。 * 杉村藤太 「デンシレンジ」クリスマスプレゼントに贈った電子レンジをかかえて、部屋を出る。あっさりと終わりをむかえた、恋人との同棲生活。

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2011/11/28

図書館で予約して借りたのですが、タバコの臭いが本に染み付いていてげんなりしました。 内容も山本幸久さんの作品以外はイマイチでした。

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2011/11/23

文芸誌は最近好きだけど、このエソラは知らなかった。 全体的に渇いてクールな感じが、若者向けと思われ。(じゃ、自分は何者だ) まぁ、伊坂と吉田修一目当てで購入した割りには、まずまず良かったかも。 装丁写真とお揃いの栞がステキでした。

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2011/07/18

現代POP小説家&漫画家の短編が読める不定期雑誌第三弾。 vol.1とvol.2で読んだ、伊坂幸太郎の「魔王」「呼吸」が あまりにも鮮烈な印象だったので、次も期待していたのだが、 「ギア」は筒井康孝のような不条理SFで終わってしまっているのが残念。 吉田修一の「零下五度」は一人称...

現代POP小説家&漫画家の短編が読める不定期雑誌第三弾。 vol.1とvol.2で読んだ、伊坂幸太郎の「魔王」「呼吸」が あまりにも鮮烈な印象だったので、次も期待していたのだが、 「ギア」は筒井康孝のような不条理SFで終わってしまっているのが残念。 吉田修一の「零下五度」は一人称の文体が途切れないのに いつのまにか人物がすりかわってしまっているという実験?的 な文章が面白い 漫画ではやっぱり黒田硫黄のアイデアが素晴らしい。 トーンを1コマ1コマに丁寧に折り重ねる中野シズカの短編は ストーリーよりも絵にひかれる。 図書館で5月から予約待ちしてようやく回ってきた。 買った方が早いっす

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2010/07/05

伊坂だけ読みました。 vol.3の『ギア』、vol.4の『ブギ』、vol.7の『ギブ』が連作小説になっている。「セミンゴ」という不気味な巨大生物の襲来によって荒廃した東京が舞台のSF(?)小説。 多分そのうちまとめて単行本で出版されると思うんだけど、一体いつになるんだろう。 『...

伊坂だけ読みました。 vol.3の『ギア』、vol.4の『ブギ』、vol.7の『ギブ』が連作小説になっている。「セミンゴ」という不気味な巨大生物の襲来によって荒廃した東京が舞台のSF(?)小説。 多分そのうちまとめて単行本で出版されると思うんだけど、一体いつになるんだろう。 『ブギ』の手嶋さんと石橋くんにものすごく萌えた。

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2009/10/04

伊坂幸太郎の『ギア』が読みたくて、図書館で借りました。 読んだ後、不思議でファンタジックな印象を受けた。

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2009/10/07

はっきり言って、伊坂幸太郎が読みたくて買ったのですが、単行本なんだか、雑誌なんだか、わからないような本でした。 小説と漫画で構成されているのですが、漫画の方は全く面白さを感じませんでした。 それでは、小説の方はどうなのかというと、こちらも微妙です。 目的の伊坂作品は、普段...

はっきり言って、伊坂幸太郎が読みたくて買ったのですが、単行本なんだか、雑誌なんだか、わからないような本でした。 小説と漫画で構成されているのですが、漫画の方は全く面白さを感じませんでした。 それでは、小説の方はどうなのかというと、こちらも微妙です。 目的の伊坂作品は、普段の彼の作品とは異なる趣向のものでしたし、他の作品もあまり入り込めるものではありませんでした。

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2009/10/04

黒田硫黄の作品が掲載されるということでこの雑誌のvol.3を手に取ったわけですが、黒田硫黄云々ではなくって、この表紙の写真の逆さま女子パンツにヤラレたと言った方がいいのかもしれません。。いやー、いい表紙だよ。。いい表紙にヤラレて、これまでに刊行した3冊全部買ってしまいました。たぶ...

黒田硫黄の作品が掲載されるということでこの雑誌のvol.3を手に取ったわけですが、黒田硫黄云々ではなくって、この表紙の写真の逆さま女子パンツにヤラレたと言った方がいいのかもしれません。。いやー、いい表紙だよ。。いい表紙にヤラレて、これまでに刊行した3冊全部買ってしまいました。たぶん半期に一回刊行という雑誌なんですけど、企画的にもなかなか面白いです。こうゆう雑誌買う目的は好きな人の作品を読みたい&全然知らない人の作品の不意打ちにあってみたいという2つあるわけで、でも後者があることってそうないんですけど、それでもね、そういうの期待したいですよね。黒田硫黄の「多田博士」はやっぱり異彩を放ってます。(06/5/5)

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