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ストーカー の商品レビュー

3.7

21件のお客様レビュー

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2021/11/22

異星人の残していった謎のエリア。そこには超科学のガジェットが残されていますが危険もいっぱい。ストーカー達は命を懸けてお宝を求めに行きます。でも、登場するガジェットや怪現象の説明はほとんどなし。宝探しの冒険談というよりは、ストーカー稼業に関わる人々の人間模様の話という印象でした。

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2021/06/26

映画とは違って、アクションやギミックが楽しく、勢いで読めてしまいました。 ファーストコンタクト物の傑作。

Posted byブクログ

2020/08/24

ソビエト時代のロシアのSF作家の兄弟、 アルカジイ&ボリス・ストルガツキーの共作。 タルコフスキーによって映画化された『ストーカー』。 原題はПикник на обочине(路傍のピクニック)。 地球を訪れ、地球人と接触しないまま去った 異星人の《来訪》から13年。 国際地...

ソビエト時代のロシアのSF作家の兄弟、 アルカジイ&ボリス・ストルガツキーの共作。 タルコフスキーによって映画化された『ストーカー』。 原題はПикник на обочине(路傍のピクニック)。 地球を訪れ、地球人と接触しないまま去った 異星人の《来訪》から13年。 国際地球外文化研究所によって 厳重に警戒・管理される《来訪ゾーン》に不法侵入し、 異星人が残した物品を持ち出しては売り捌く 《ストーカー》の物語。 タイトル stalker は現在一般的な 他人に付きまとう者の意ではなく、 「隈なく見て回る者」「巡回する者」のこと。 沖縄の人、また、沖縄が大好きな他県民には 「≒戦果アギヤー」と言えば通りがいいだろうか。 国際地球外文化研究所ハーモント支所実験助手 レドリック・シュハルト23歳は、 副業として《ストーカー》業で稼いでいるが、 恋人グータが妊娠。 彼女は彼を当てにしておらず、 親にも頼らないで出産し、一人で育てると言い張ったが、 結局、二人は結婚。 だが、愛娘マリヤの外見は普通の子供と違っていた。 ノーベル物理学賞受賞者 ワレンチン・ピルマン博士の考察によれば、 長期間《ゾーン》と関係する人間は 遺伝子的な変化を被っているらしい……。 原題「路傍のピクニック」は、 地球人とコンタクトしたかったのか、どうなのか、 はっきりしないまま引き揚げてしまった 異星人の行為を指している。 彼らは地球を侵略しようとしたのでも、 地球人と友好的に交流したかったわけでもなく、 単に行き掛かった場所でしばしピクニックを楽しみ、 とてつもないゴミを不法投棄して 去っただけだったのではないか――という。 もしかしたら、異星人の目的は、 膨大で異様な――使い方次第では大いに役立ちもする―― ゴミの山を巡って右往左往し、争いを起こし、 重傷を負ったり命を落としたりする地球人の様子を 宇宙空間から観察することだったのかもしれない。 案外、単なる娯楽として。 マクロな視点で見れば、人間の日々の営みなぞ 這い回る虫の生き様と大して変わらないだろうから。

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2019/01/30

SF。サスペンス。 背表紙によるとファーストコンタクトものだそうですが、異星文明が訪れ、去った後が舞台という、特殊な設定。 "ゾーン"は、『世界の涯ての夏』の"涯て"や、アニメ『Darker Than Black』の"ゲート&qu...

SF。サスペンス。 背表紙によるとファーストコンタクトものだそうですが、異星文明が訪れ、去った後が舞台という、特殊な設定。 "ゾーン"は、『世界の涯ての夏』の"涯て"や、アニメ『Darker Than Black』の"ゲート"を思わせる。 ストーリー的にはクライム・サスペンス調。 SF設定も、登場人物の未来も、あまりハッキリしないまま終わった感じ。 読者を驚かせるような展開が1つ2つ欲しかったような。

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2018/12/31

面白かった。人間の理解に及ばない世界の話、けど捻りがきいてる。 死の恐怖と汗と泥と砂にまみれてしんどい、苦しい世界。 でも結局のところ、意味はないのかもしれない。 超越した存在に翻弄される人類、好き…。

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2018/12/25

いやー読み進めるのが辛かったー狭い空間の狭い人間関係の中での細々とした話が淡々と語られるのってちょっと苦手。すみません…面白さが分かりませんでした。

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2018/03/04

アンドレイ・タルコフスキーの「ストーカー」の原作となった作品です。元の題名は「路傍のピクニック」でタルコフスキーの映画が,SFを元に哲学しているのに比べ,こちらはもっとSF的な色合いが強い作品になっています。どちらも面白いので,「ストーカー」ファンにもオススメです。

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2018/01/09

SF的な設定で人間の心理模様が描かれている。設定は面白いと思えたけど、それが活かされる場面が少ないというか、どんな現象が起こるのか、それにどう設定からの理屈が付けられるのか、といったことを求めていたのに、あまりなかったのが残念。 180108

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2017/03/02

「ストーカー」というタイトルだと、好きな相手につきまとって最悪なときには殺人事件に発展してしまうあのストーカーを連想しがちだ。しかし、本書はそのストーカーではない、れっきとしたSF小説だ。 何が起きるのかわからない謎の領域であるゾーン。来訪者があったのち、地球に残された謎である...

「ストーカー」というタイトルだと、好きな相手につきまとって最悪なときには殺人事件に発展してしまうあのストーカーを連想しがちだ。しかし、本書はそのストーカーではない、れっきとしたSF小説だ。 何が起きるのかわからない謎の領域であるゾーン。来訪者があったのち、地球に残された謎である。 そのゾーンの謎を解明するため、ゾーンに不法侵入して遺物を命懸けで持ち出すストーカーたちがいる。 こういう設定で物語は進む。この作品においてのストーカーとはそういう意味だったのか。 SF小説にはよくあるが、設定を読み解くまでは何のことかわからない言葉に戸惑う。この作品では、来訪者であったりストーカーであったりだ。 そういう言葉が何を指しているのかわかれば、後は物語の世界に浸ることが出来る。それがわかるまでの、探り探りしながら読むところがSF小説の読みにくいところだ。 この作品には謎が多い。 来訪者とは一体何なのか、何が起きたのかわからないままだし、ゾーンの正体も不明なままだ。 そのためこの来訪者を普通に異星人の襲来と捉えてもいいし、何がしかの天変地異と捉えてもいいかもしれない。とてつもない規模噴火や洪水だったり、隕石が落ちてきたとか惑星が衝突したとか。 とにかく、人智の及ばない異常な大事件が起きたあとの人間の物語ということだ。 人間は自分たちの力を過信し、どんなことも予測出来、何とか出来ると思いがちだ。それでも人間の力では地震も予測出来ないし、噴火も止められない。それどころか年を追うごとに異常気象は加速している。 人間が知り得ることなど、たかがしれている。 何でもわかった気でいるため、理解の及ばないことが起きたときは目も当てられない。 もっと謙虚でいなければいけないなと反省したりする読書だった。

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2015/10/05

4章立て 1,2,4がレッド視点/ゾーンや周辺での活動 3がヌーナン視点/ゾーンや来訪に関する対話中心 一気に読むことができた。 ゾーンと来訪についてのピクニックの比喩が興味深い。 これを基に創作したくなるのがよくわかる。 〈蚊の禿〉/重力凝縮場など通称の使い方がよい。 ワレンチ...

4章立て 1,2,4がレッド視点/ゾーンや周辺での活動 3がヌーナン視点/ゾーンや来訪に関する対話中心 一気に読むことができた。 ゾーンと来訪についてのピクニックの比喩が興味深い。 これを基に創作したくなるのがよくわかる。 〈蚊の禿〉/重力凝縮場など通称の使い方がよい。 ワレンチンが言うようにストーカーたちだけでなく学者も通称を使うんだよ。 つんでるゲーム版スタルカーやろうかな。

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