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ベイジン(下) の商品レビュー

3.7

30件のお客様レビュー

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2018/10/16

超大型原発建設工事に技術顧問として派遣された日本人技術者、建設工事の成功とその土地の腐敗摘発を命じられ派遣された中国共産党高官。下巻の半ばまでは、上手くいかない2人が困難を乗り越えるたびに共感が生まれる的な王道だが読ませるストーリーだったが、最後は政治闘争も原発事故も中途半端に解...

超大型原発建設工事に技術顧問として派遣された日本人技術者、建設工事の成功とその土地の腐敗摘発を命じられ派遣された中国共産党高官。下巻の半ばまでは、上手くいかない2人が困難を乗り越えるたびに共感が生まれる的な王道だが読ませるストーリーだったが、最後は政治闘争も原発事故も中途半端に解決しないまま終了。作者があきらめたね。時間の無駄。読むべきじゃない。

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2016/11/27

原発事故を予見していた内容に驚き、身が引き締まる思い。 原子力ではないが、海外でプラント建設に従事するものにとって、本当に起こりえる話。 やはり何事もキチンと仕上げるのは大変だが、やり遂げねばならないと、気を引き締める。

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2013/11/05

田嶋かっこいい。こうありたいと思うけど、現実は…。アジアと欧米、日本と中国、国を跨ると差別的な考えに陥るが、人で結びつくと分かり合える不思議。原発止まったと信じたい!

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2013/05/10

福島原発事故の前に書かれてたのがすごい。 これ読むとやっぱりただの天災じゃ片付けられないなと改めて思う。 早く福島原発事故の原因をはっきりさせてほしい。 あと、中国人の名前は覚えにくい。

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2013/03/14

最後が急展開でしたが、読み終えた後の何とも言えない虚無感、余韻が大きく、何回も最後の部分を読みました。そんな作品は今これだけです。。

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2012/06/30

読み終わっての第一印象 えーこれで【完】なの!! 原発の開発段階では中国というお国柄が色濃く表現されていきます ①楊麗清(ヤンリーチン) ②鄧学耕(ドン・シュエグン) ③田嶋伸悟 これはある機会から交錯します その中で田嶋伸悟の懐の深さには感嘆させられますよ 文化の違いをしっかり...

読み終わっての第一印象 えーこれで【完】なの!! 原発の開発段階では中国というお国柄が色濃く表現されていきます ①楊麗清(ヤンリーチン) ②鄧学耕(ドン・シュエグン) ③田嶋伸悟 これはある機会から交錯します その中で田嶋伸悟の懐の深さには感嘆させられますよ 文化の違いをしっかり受け止めて友として人間として認めようと努力する そして、鄧学耕(ドン・シュエグン)はいつしかこれに応えるようになる・・・ しかし、最後の交錯の事件は・・・・・ 大事件発生!! 最後にちょっとけいたが苦労したこと・・・中国人登場人物の名前が憶えられない・・・でした しかーし 最後の事件はハラハラドキドキさせてもらいました!! http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-153.htmlより

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2012/05/09

中国大連の郊外に世界最大の原発を作る話。 権力闘争が絡みながら原発が作られていく様子が気持ち悪くて良かった。 日本で原発の事故が起きたのはこのだいぶ後。

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2012/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大連の架空都市に原発を建設し、オリンピックと同時に運転させようという話し。 最後は原発が暴走してしまうが、結末は分からずじまい…という感じです。 前半は良かったのですが、あまり面白くなかったですね。 ただ、原発直下に活断層があるというのは、最近の東電事故を彷彿とさせます。(2011年よりもずっと前に書かれたお話ですが) 大連出身の秘書の得意料理が麻婆豆腐というのもなんだか不自然です。 (どうなんでしょう、出身地が東北でも四川料理が得意って豪語するのは中国では普通なんでしょうかね~?)

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2011/10/29

北日本大震災の前に書かれている点。 原発の安全性について警笛を鳴らしている点。 中国の危うさと特性と日常を赤裸々に描いている点。 とても秀逸な一冊だと想います。 最後の終わり方も、あれでいいじゃないですか。 むしろ書かないことで恐怖感が増していると想います。

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2011/10/16

読み終わった場面で鳥肌が立った。中国に世界最大の原発を作る話。主人公は日本の熱き指導者田嶋と中国の冷徹なドンの二人。福島の事故の前に書かれた本なのだが、今、読んでも古くない。 日本の原発技術で中国に世界最大の原発を作るのだが、そこに数々の試練が襲ってくる。そして、とうとう事故が...

読み終わった場面で鳥肌が立った。中国に世界最大の原発を作る話。主人公は日本の熱き指導者田嶋と中国の冷徹なドンの二人。福島の事故の前に書かれた本なのだが、今、読んでも古くない。 日本の原発技術で中国に世界最大の原発を作るのだが、そこに数々の試練が襲ってくる。そして、とうとう事故が・・・という話し。 でも、実際の歴史は、原発の恐ろしさを先に体験するのは中国ではなくて、安全に対して絶対的な自信を持っていた日本の福島だったという皮肉。 エンターテーメントとしても俊作だが、世界のエネルギー戦争を考える一端としても読むべし。

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