ベイジン(下) の商品レビュー
大好きな作家の一人の最新作とあらば、書かずにゃいられない。 キャラクターがいつになく多くてそれでも巧く絡み合い、 最後のスピード溢れる展開でも淀みなく乱れ無い、 それが出来るこの人はやっぱり文章書くのが本当に上手いなと感じたり。 原発、中国(民族性)、北京五輪、汚職の文化、共産...
大好きな作家の一人の最新作とあらば、書かずにゃいられない。 キャラクターがいつになく多くてそれでも巧く絡み合い、 最後のスピード溢れる展開でも淀みなく乱れ無い、 それが出来るこの人はやっぱり文章書くのが本当に上手いなと感じたり。 原発、中国(民族性)、北京五輪、汚職の文化、共産党、 デリケートなトピックをこれでもかと詰め込んだ割りに 重くならず、且つ洩れなく書き込んであったのが、 本当に良かった。 あまりに時代にタイムリー過ぎてフィクションと現実が オーバーラップしてしまいそうになる。 逆算すると確実に公表されていないのにも関わらず、 中国が原発建設に力を入れている記事が発表。 しかもロケーションもなかなか近い位置。 取材力と先見の眼に感動させられた。 読まなくてはいけない小説だと思う。 星4つなのはあともう20ページ書いて欲しかったから。 理由は読めばわかる。
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ええ〜!! ラストで問題は解決しないの?? とショックでした、内容面白かったからその分、ね。。。
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こんな結末ありですか?あり得へんでしょう、絶対。盛り上げるだけ盛り上げておいて、いよいよ佳境という時にハシゴを外される、そんな終わり方じゃないですか(怒。今まで読んだ中でもTop3に入るひどい終わらせ方です。これがなかったら★5だったのになぁ…。残念です。
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●わ、わあああ、投げっぱなしジャーマンすぎるううう!! 主役は北京五輪を前に、中国大陸に世界最大の原発をつくるべく派遣された日本人技術者。 しかし彼の前には中国人ならではの面子や随便&差不多、そしておなじみ手抜き施工や共産党幹部たちの腐敗等々の難問が立ちはだかる。 もう一方...
●わ、わあああ、投げっぱなしジャーマンすぎるううう!! 主役は北京五輪を前に、中国大陸に世界最大の原発をつくるべく派遣された日本人技術者。 しかし彼の前には中国人ならではの面子や随便&差不多、そしておなじみ手抜き施工や共産党幹部たちの腐敗等々の難問が立ちはだかる。 もう一方の主役は、河南省出身の成り上がり者の共産党員。 原発開発に携わると見せかけて、彼の真の目的は、腐敗幹部の所業を洗い上司の為に告発ネタを集めること。 火と氷のように相反する性格の二人が、いつしか共通の目的のために力を合わせ始めるのだったが・・・・・! ●コンパクトなストーリー展開で、よく出来た小説だと思いました。 中国人と働いてる人にお勧めしてみたい。 しかしオチが・・・・・・・・・・・・・・・・・うーん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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上巻とは打って変わってスピード感のある展開。テレビの電源をぶった切ったような唐突なラストは賛否両論分かれると思うが、自分的にはアリです。
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天災でなく人災。人間はあやまちを冒すもの。中国のような大国で、やるかやられるかの生活。とても胃がもちそうにありません。ただ、ここに書かれているほど、ルールが守れないとも思えない。日本だって、似たり寄ったりだよね。
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ここで終わりかよ、っていうのが正直な感想。 最後に何らかの決着はつけて欲しかった。
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実際に中国にいると感じる、様々な矛盾。 一方的な報道による、無知な人々の勝手に作り上げられてしまう印象。 取材を通して、きっとそのどちらも理解しようという気合いとともにかかれた小説だと思う。 中国人の心の底にある劣等感や汚職文化の中で育ったあきらめ感と若いエネルギー、 描こう...
実際に中国にいると感じる、様々な矛盾。 一方的な報道による、無知な人々の勝手に作り上げられてしまう印象。 取材を通して、きっとそのどちらも理解しようという気合いとともにかかれた小説だと思う。 中国人の心の底にある劣等感や汚職文化の中で育ったあきらめ感と若いエネルギー、 描こうとしたのは国家も文化も異なる人たちが正面からぶつかって何が生まれるかだ。 最後の結末を読者に委ね、考えようと投げかけるメッセージ。 それ以外の部分は淡々と進んでいる印象で、一気に読み切れる。 中国ってどうなるのかな。 淡い期待と、改めて兜の緒を締めようと言う気持ちになる、良作だ。
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下巻はスピード感あふれる展開でドキドキハラハラの連続でした。 終わり方の唐突感が否めませんでしたが、あえてぼかすことでエンディングを読者それぞれの感性に委ねたいという作者の思いなのかもしれません。 あの?と田嶋が深く強い絆で結ばれた事に田嶋の処世術のすごさを感じました。 そして...
下巻はスピード感あふれる展開でドキドキハラハラの連続でした。 終わり方の唐突感が否めませんでしたが、あえてぼかすことでエンディングを読者それぞれの感性に委ねたいという作者の思いなのかもしれません。 あの?と田嶋が深く強い絆で結ばれた事に田嶋の処世術のすごさを感じました。 そして甘い危機管理意識が引き起こす原発の恐ろしさを改めて思い知りました。
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中国には軟禁して自己批判をさせる「双規」というものがいまだにあるそうで、やはり共産党の国なのだなぁという印象。(あらすじなど)ちょっとステレオタイプな描写も多いが、反日感情や共産党内の権力闘争、格差問題など、中国の旬の話題をちりばめながらストーリーは進む。無理な日程で稼働させた原...
中国には軟禁して自己批判をさせる「双規」というものがいまだにあるそうで、やはり共産党の国なのだなぁという印象。(あらすじなど)ちょっとステレオタイプな描写も多いが、反日感情や共産党内の権力闘争、格差問題など、中国の旬の話題をちりばめながらストーリーは進む。無理な日程で稼働させた原発は火事を起こしてしまい、その復旧に向かうところで小説は終わり。
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