コーヒー学のすすめ の商品レビュー
入門書的な内容なのかと思いきや、終盤はわりと専門的な話になっていって読み解くのが大変だった。一通り目は通したけど、内容を完璧に理解するためにはもっと時間をかけて読まないといけないらしい
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※このレビューにはネタバレを含みます
セブンイレブンのセブンカフェが好調だそうで、1日 一店舗あたり91杯売れるそうですね。 セブンカフェをやっているセブンイレブンの国内店舗数が1万8500軒だとすると、約170万杯ものコーヒーが毎日売れていることになります。 そんな、皆大好きコーヒーは、どうやって発見されたのかというと、以下の通りだそうです。 「コーヒーの原産地エチオピアに住むガラ族の遊牧戦士たちが、西暦575〜850年のある時期に始めてコーヒーを食用とし、それが伝統的に続いてきた。温かい飲み物にされるのはそれからずっと後、西暦1000〜1300年になってからである。」(p.16) コーヒーっていうと、ブラジルのイメージが強いですが、原産地はアフリカなんですね! 温かい飲み物になるまでの数百年がどうだったかについて、もっと詳しく知りたい気持ちがありますが。 ガラ族が初めてコーヒーを飲んだ様子は、伝説として同民族内に残っているそうで、そこには見覚えのある名前も出てきます。 「よく知られている伝説においては、エチオピアに住むカルディという名前の若いヤギ飼いが、コーヒーを発見したとされている。近くの枝の赤い実を食べたヤギが元気になることに、彼は気付いた。好奇心から、そして自分も元気になりたいという思いから、その実をいくつか試食してみた。うれしいことに、彼の疲れはあっという間に消え去り、エネルギーが満ちあふれてきた。彼は興奮して、ヤギたちと踊りはじめたのだ。」(p.17) 滋養強壮目的で飲まれたのがきっかけだったんですね。 カルディさんがコーヒーを発見しなかったならば、コーヒーというものは無かったかもしれません。 私も興奮してヤギと一緒に踊り出しそうです!
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コーヒーの薀蓄を得ようと思って、手に取った読者をフェアトレード製品を購入しなくてはという気分にさせる目的で書かれたプロパガンダ本。 読み終わる頃にはフェアトレードのマークが付いた製品を買わなくてはなという気分になる。 何か高揚した気分で書かれたコーヒーに対する文章の引用やちょっと...
コーヒーの薀蓄を得ようと思って、手に取った読者をフェアトレード製品を購入しなくてはという気分にさせる目的で書かれたプロパガンダ本。 読み終わる頃にはフェアトレードのマークが付いた製品を買わなくてはなという気分になる。 何か高揚した気分で書かれたコーヒーに対する文章の引用やちょっとしたコラムなど、全体の構成センスがいいなぁと思った。
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前半はコーヒーの歴史や栽培、後半は貿易やフェアトレードなど。コーヒーに関する知識が網羅されていて興味深く読むことができた。
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植民地主義を前提としたコーヒーの普及から始まり、スペシャリティーコーヒーに代表される対等とはいわないまでも、良いプロダクトを生産する人の利益が増える流れがある。 これは、カルチュラル・クリエイティブのような環境や社会配慮型プロダクトにお金のを払うサステナブルなモノを欲する欲求の高...
植民地主義を前提としたコーヒーの普及から始まり、スペシャリティーコーヒーに代表される対等とはいわないまでも、良いプロダクトを生産する人の利益が増える流れがある。 これは、カルチュラル・クリエイティブのような環境や社会配慮型プロダクトにお金のを払うサステナブルなモノを欲する欲求の高まりに根ざす。 その他にも フェアトレード、シェード、有機コーヒー、スペシャリティーコーヒー、グローバルマーケティングとそれを伴う背景が学べる。
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コーヒーの発見から世界へどのように伝わったか書かれてあります。チョコレートほど酷くはないようですが、コーヒーもやはり『消費する人』と『栽培する人』の格差が埋まらないようです。 問題なのは子供たちに学校にも行かせられない事実。チョコレート栽培ほど酷くはないにしても、子供たちが犠牲...
コーヒーの発見から世界へどのように伝わったか書かれてあります。チョコレートほど酷くはないようですが、コーヒーもやはり『消費する人』と『栽培する人』の格差が埋まらないようです。 問題なのは子供たちに学校にも行かせられない事実。チョコレート栽培ほど酷くはないにしても、子供たちが犠牲になるのはやるせないです。
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