せつないいきもの の商品レビュー

竹本健治【著】

2023/03/11

竹本健治　せつないいきもの　牧場智久の雑役

短編3作品です。
牧場智久は脇役のストーリーになってます。
題名が気を惹きますが、、、

これはいわゆるライトノベルなんでしょうか？

2011/07/05

■武藤類子は明峰寺学園高校の二年生。剣道部のエースにして、学園の有名人だ。それには理由がある。自身の才覚もさることながら、彼女は史上最年少で本因坊に就いたプロの囲碁棋士・牧場智久の恋人で、一部でカリスマ的な人気を誇るミュージシャン・速水果月の想い人なのだ。しかも、彼女は不思議な事件に遭遇する奇縁も持ち合わせていた…。賑やかな日常の狭間で、類子は孤独で歪んだ魂の軋みを聞く。鮮烈な陰影に満ちた青春本格推理の傑作。

■■久々にこのシリーズを手に取った。今回はちょっと軽めの短編ミステリ。っていうか、イラスト入りに驚く。昔は絵入りじゃなかったのに。イラストのせいか、いつにもまして類子が軽く見えてしまった。まあ、ミステリのワトソンヒロインってこんな感じで煩く空回りしたほうがいいのかも。ってか、探偵役の存在感がものすっごく薄かった。ほとんど脇扱い。

2010/01/15

牧場智久シリーズ番外編？シリーズ。軽いタッチで読みやすいですが、テーマは結構重たい部分もあるなあ。
お気に入りは表題作「せつないいきもの」。これは本当に切ないなあ。でも個人的には、連続転落事件の真相が明かされないままだったのが少し不満だったのでした。明かされない分、現代社会の不気味さというのは感じられますけどね。

2009/10/04

副題が「牧場智久の雑役」牧場智久シリーズらしい。シリーズものなのに、これを最初に読んでしまった。人物関係は説明されているので　ま、いっか。

探偵役と顔を合わすことさえなく携帯などで推理、というのは新しい（イマドキだ）安楽椅子探偵モノとしては、本当に話のみで推理、ということで正統派なのかもしれない。

イラストもキャラ設定もラノベ的だが、内容は普通のミステリなような気がする。
面白かった。