Lawより証拠 の商品レビュー
オーディブルで読了。 実際の事件時には確かに警察も弁護士も役に立たない。事件に巻き込まれた際には再度読み直したい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
証拠調査士 ( エビデンサー ) という仕事を初めて知った。日本では証拠調査士は著者の平塚俊樹氏ただひとりだけとのこと。( はて?なぜひとりだけ?と思いながら読んだ )。この仕事は司法制度のエアポケットを埋める素晴らしい仕事なので、きっと需要はあるだろう。本の中で紹介されている話はすべて痛快で、著者は依頼者にとってまさに 「 正義の味方 」 であった。だが、疑問に感じる事もあった。著者は 【 おわりに 】 の中で 「 日本では弁護士法という法律があり、このような職業はなかなか芽を出してきませんでした。だから世の中ではなかなかトラブルが解決できないで悪がはびこるようになってしまいました。」 と述べている一方で、 「 本当であれば、私はずっと一般社会からは離れているつもりでした。秘密にしていればこの仕事のマーケットは私だけの独占状態だったからです。」 と述べている。悪がはびこる様を見て心を痛めたのなら、なぜもっと早くこれらのノウハウを世に伝え、自分の分身を育成してこなかったのだろうか。また、同じく 【 おわりに 】 の後半部分では、 「 是非あなたも、まずはあなたの家族や仲間を守るエビデンサーになって周りの人たちを助けてあげてください。」 と述べている。これは著者が依頼者から金をもらってやっている仕事と同じことを読者は身近な人たちのためにボランティアでやってあげてほしい、という意味であろう。それはそれで素晴らしい啓発なのだが、この本を読んで証拠調査士になりたいと思った人はどうすればいいのだろうか。著書は証拠調査士の仕事 ( ノウハウ ) をこの本で初公開しておきながら、「 証拠調査士になる方法 」 については一切書いていないのだ。( 記載されている著者ウェブサイトはリンク切れである。他のサイトに移転した旨も表示されない)。「悪がはびこる様を見て心を痛めた」 感を出しておきながら、本に書いてあるのは自身の体験談とそれにともなうノウハウだけ。このことから、著者は自分以外には証拠調査士を増やすつもりはないのだろうと思った。つまり、著者は証拠調査士という仕事を引き続き独占状態にしておきたいのではないかと。( 調べたのだが、著者はこの本が出版された2008年7月以降、今日に至るまで、証拠調査士の育成は一度もやっていないようだ。) 証拠調査士の仕事を素晴らしいと思った一方で、著者の言葉からは社会的使命感をあまり感じられなかったのが残念だった。
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自分がこんな困った状況になることがあるのかは分からないが、なかなか勉強になった。 世の中には人をくいものにして、悪いことを考えるやつがいるのは事実。 何かトラブルに巻き込まれることがあれば、この本を思い出そう。
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なかなか分かりやすくて面白い一冊。 弁護士か裁判官くらいしか法律家ってしらないけど 証拠固めの専門家っていうのもいるんだなぁ、と。 しかもどれだけそれが重要なものなのか、 とてもよくわかるエピソードばかり。 世知辛い昨今、こんな専門家もいるということと、 いざというときの立ちふる...
なかなか分かりやすくて面白い一冊。 弁護士か裁判官くらいしか法律家ってしらないけど 証拠固めの専門家っていうのもいるんだなぁ、と。 しかもどれだけそれが重要なものなのか、 とてもよくわかるエピソードばかり。 世知辛い昨今、こんな専門家もいるということと、 いざというときの立ちふるまい・対処方法は ちゃんと知っておくべきだなぁと。 意外と大事なことを指摘された気がする。
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~p61。怪しすぎて、読むのを止めた。 タイトルは正しい。裁判では証拠が9割。 残り1割が主張(弁論主義ですので)。 法律は、裁判所が判断するものですから。 でも、Law知らないと、どんな事実が必要か わからない。だから弁護士がいるのでしょう。 あと、弁護士が証拠集めをやら...
~p61。怪しすぎて、読むのを止めた。 タイトルは正しい。裁判では証拠が9割。 残り1割が主張(弁論主義ですので)。 法律は、裁判所が判断するものですから。 でも、Law知らないと、どんな事実が必要か わからない。だから弁護士がいるのでしょう。 あと、弁護士が証拠集めをやらないというのは 半分本当で、半分嘘。必要な証拠について助言 するし、必要なら23条照会で集めるだろうが、 本来、証拠は当事者の近くにあるものだから。 弁護士に証拠収集能力が必要なのは明らか。 各弁護士に当該能力の差があることも明らか。 著者は、その点の能力が非常に優れているの だとしたら、それは素晴らしいことだろう。 結構、手広く色んなことしている人のようだし。 だからといって・・・非弁活動はできないといいながら 「答弁書を作成することにした」とか、自殺をほのめ かしながら相手方の弁護士事務所に連日押しかけ ることを誇らしげに書くとか、挙句の果てに認知症で あっても成年後見制度の対象にはならないとか、 この本売って大丈夫なのか疑問を持ちつつ、本を 閉じた。 この人が資格取れば、それで万事解決では?
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不当な形で困難に陥った状況でどう対処することが必要なのか。 ポイントとしては * 証拠集めは自分が行う。弁護士が証拠集めをしてくれるわけではない。証拠をもとに弁護士は動く。 * 大事なのは自分が動くこと。自分の熱意。 * 動くときはひとつずつ進めるのでは...
不当な形で困難に陥った状況でどう対処することが必要なのか。 ポイントとしては * 証拠集めは自分が行う。弁護士が証拠集めをしてくれるわけではない。証拠をもとに弁護士は動く。 * 大事なのは自分が動くこと。自分の熱意。 * 動くときはひとつずつ進めるのではなく、考えられる手段すべてを同時に。 ちょうどこの前「行列の出来る法律相談所」でも弁護士さんが言っていたけれど、例えば夫が不倫をしていて、その愛人が誰かわからない状況で相手を訴えられるかというと弁護士がその状態から動くのは難しい。やはり自分で相手や不倫の状況を調べて証拠を集めないといけない。弁護士は証拠集めの助言をすることはできるけれど、弁護士さん自身が動いてくれるわけではない。と。 本に書かれているような大変な状況に陥りたくはないですが、いざという時のために少しだけ知識と心構えとして読んでおくのはいいかな、と思いました。
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内容紹介 思ってもみなかった方法で、どんな事件もすべて合法的に解決するすごい男が日本にいた!年間数百件の案件を扱う、日本初にして唯一の証拠調査士である著者による、迫真の事件報告書。すでに、あなたの身近でも起こっている……-------------------------...
内容紹介 思ってもみなかった方法で、どんな事件もすべて合法的に解決するすごい男が日本にいた!年間数百件の案件を扱う、日本初にして唯一の証拠調査士である著者による、迫真の事件報告書。すでに、あなたの身近でも起こっている……---------------------------------------------------平塚俊樹は「証拠調査士(エビデンサー)」である。アメリカでは「プライベートアイ」、中国では「偵察員」といわれる人たちの仕事がそれに近いものなのだが、日本ではまだ彼しかいない。トラブルに遭っても、警察にも弁護士にも相手にされず、途方に暮れている人の数は多い。そんなときこそ、エビデンサーの出番である。彼は、これまで数千件にも上るあらゆるトラブルを解決へと導いてきた。本書でご紹介した案件は、これまで彼が扱ってきたものの中から選りすぐったものであり、すべて実話である。関係者のプライバシーに配慮し、人物が特定できないような処理をしているが、ほぼすべて実際に起こったものである。これらは、いつ何時、あなた自身に降りかかってくるかもしれないものばかりなのである。そこでは、皆さんが初めて知る事実がとても多いことに驚かれるであろう。そしてあらゆる意味でこれまでの常識を覆すものである。今回、皆さんはこれまでほとんど知られることのなかったエビデンサーの仕事を知ることになるだろう。 目次 第1章 弱者を踏みにじる悪徳弁護士を斬る! ──交通事故の被害者が訴えられる? 第2章 お年寄りの財産を狙う「悪いやつら」 ──老いた親の口座から一〇〇〇万円が消えていた! 第3章 お騒音トラブル ──早朝六時半からピアノを弾く子供 第4章 「彼氏」に金をだまし取られたOL ──借金返済に必要だと言われ…… 第5章 買い物トラブル ──「当店は絶対に不良品は扱いません」という店で 第6章 カード詐欺 ──六〇〇万円の買い物で一六〇〇万円引き落とされた! 第7章 借金にまつわるこわい話 ──見に覚えのない六〇〇万円の借金 その1 ある日突然、サラ金から告訴状が! その2 知らない間に保証人にされていた! 第8章 ストーカー ──裏社会の人間とつながった女の陰湿で恐ろしいストーキング その1 ストーカー女をあやつる黒い影 その2 集団ストーカー 第9章 セクシュアルハラスメント ──セクハラ現場の音を録れ! 第10章 離婚にまつわるこわい話 ──黒幕は宗教団体 その1 離婚のシナリオを書いたのは誰か? その2「宗教オバサン探偵団」にご用心! 第11章 いじめ ──実は弁護士が一番困る案件 第12章 不動産賃貸トラブル ──いきなり「出て行け」と言われて
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わりと言うか、かなり良い本でした。 法律というのは、事実を構成要件に当てはめて、紛争事件の結論を導き出していく。 (ある意味コンピューターのプログラムに良く似ている。)Aという事実を、X条文に当てはめると、△△という結論になる、といった具合だ。 事実を認定するのは裁判官だが、...
わりと言うか、かなり良い本でした。 法律というのは、事実を構成要件に当てはめて、紛争事件の結論を導き出していく。 (ある意味コンピューターのプログラムに良く似ている。)Aという事実を、X条文に当てはめると、△△という結論になる、といった具合だ。 事実を認定するのは裁判官だが、裁判官は、勉強ばっかりして司法試験に通った人ばっかりで、世間知らずなひとが多いし、実際の事実問題を証拠として収集するのには弁護士を使っていると金がかかってしようがない。 という訳で、証拠調査士といった人間の出番である。(著者曰く"日本初にして唯一の証拠調査士"だそうだ。) 俺の先輩で警察官の人が言っていたが、『警察というのは証拠を集める技術屋集団だ』と。 著者は民事における事件を中心に、この証拠を集めるエキスパートとして活動しているように見受けられる。 (当然、民事と刑事の境目の事件も扱う。) 特に印象に残ったものを2つ。 ■ストーカー―裏社会の人間とつながった女の陰湿で恐ろしいストーキング; 女性ストーカーはヤクザの雇った人間で、社会的身分のある人間から金をせしめる目的でストーカー行為をさせる。これを刑事事件として警察に出てきて貰う為の証拠収集。 ■離婚にまつわるこわい話―黒幕は宗教団体; ある日、資産家の妻が急に機嫌が悪くなり、別居・離婚へと突き進む。背後には資産家の財産を狙う宗教団体が。。。。。 企業法務でも参考になる本だと思った。
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今日の1冊は、証拠調査士という肩書きの平塚俊樹さんが書いた「Lawより証拠」。証拠調査士というのは日本では馴染みが無いものの、裁判を含むトラブル解決において、いかに証拠を集めて戦うかを指南するアドバイザーのような仕事(私の理解)で、弁護士とも違う、探偵とも違う、海外では「プライベ...
今日の1冊は、証拠調査士という肩書きの平塚俊樹さんが書いた「Lawより証拠」。証拠調査士というのは日本では馴染みが無いものの、裁判を含むトラブル解決において、いかに証拠を集めて戦うかを指南するアドバイザーのような仕事(私の理解)で、弁護士とも違う、探偵とも違う、海外では「プライベートアイ」と呼ばれる存在である。 本書は数々のトラブルを解決してきた著者が、普段の私たちでもふとしたことがきっかけで陥ってしまいそうな身近なトラブル(例えば…騒音問題やいじめ、ストーカー、クレジットカード被害などなど)を事例にして、いかに証拠を集めて、いかにその証拠を使うかということが書かれている。 読んで得たことは、普通であれば「何かトラブルが起きる→警察や弁護士に相談」という流れが一般的に想定されがちだけれど、それは短絡的過ぎて、時と場合によっては手遅れだったり、動いてもらえないことが多いということ。行政や、精神科医、人権擁護委員会、アムネスティ、地域の人々など、あらゆるネットワークやコミュニティを「全て同時に」利用することの必要性を著者は説いている。そのような諸機関を利用するためにも、そして味方につけて最終的に警察や弁護士が動いてくれて事件を解決するためにも、あらゆる「証拠」が何より重要、つまり「法より証拠」が重要なのだ。 トラブルの解決シーンだけでなく、その解決プロセスを追うことで何が必要かを、また社会の仕組みというか、裏側(…それが実際は表なんだけど)のような部分を本書では味わうことができる。
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