徘徊老人の夏 の商品レビュー
対談本で「近頃の編集者は仕事を頼むのに相手の本も読まない」と保阪正康や半藤一利が怒っていたが、この著者は「自分が編集者だった頃とは時代が変わった」と受け止めあまり気にならないよう。本書を通じて概してそのような良い意味でのこだわりのなさ、時代や街の変化を寂しがりながらも受け入れて「...
対談本で「近頃の編集者は仕事を頼むのに相手の本も読まない」と保阪正康や半藤一利が怒っていたが、この著者は「自分が編集者だった頃とは時代が変わった」と受け止めあまり気にならないよう。本書を通じて概してそのような良い意味でのこだわりのなさ、時代や街の変化を寂しがりながらも受け入れて「これからどうなっていくのか」との好奇心を絶やさない姿勢が好もしく感じる。 冒頭の温泉で耳に挟んだ雑談が象徴するように、下世話なものの中に妙味を見出す技の裏には膨大な蓄積があるのだろう。
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