1,800円以上の注文で送料無料

スロー・ラーナー の商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/09/25

スロー・ラーナー (和書)2009年05月21日 14:49 1994 筑摩書房 トマス ピンチョン, Thomas Pynchon, 志村 正雄 トマス・ピンチョンの良さがイマイチ分からないのです。「重力の虹」とこの作品しか読んでいないからよくは分からないけど、解説にフォー...

スロー・ラーナー (和書)2009年05月21日 14:49 1994 筑摩書房 トマス ピンチョン, Thomas Pynchon, 志村 正雄 トマス・ピンチョンの良さがイマイチ分からないのです。「重力の虹」とこの作品しか読んでいないからよくは分からないけど、解説にフォークナーと比較しているところがあって、難解な文体と言うところは似ているかもしれないけど、宗教の批判(マルクス)の諸関係を描きだしていると言えばそうなんだけど、好み的にはフォークナーの方がずっと良いように感じる。

Posted byブクログ

2016/05/30

ピンチョン習作時代の作品集に、自らによる長い「序」からなる。この序文はユーモアに富んでなかなか秀逸だと思う。 それにしても、これで習作なのか、とあきれるくらいどれも難解だ。解説を読むと、筆者の守備範囲の広さに驚くが、こちらはそんな知識はないからついていけないのは当たり前か。唯一「...

ピンチョン習作時代の作品集に、自らによる長い「序」からなる。この序文はユーモアに富んでなかなか秀逸だと思う。 それにしても、これで習作なのか、とあきれるくらいどれも難解だ。解説を読むと、筆者の守備範囲の広さに驚くが、こちらはそんな知識はないからついていけないのは当たり前か。唯一「秘密のインテグレーション」だけはまともに読み通すことができたが、解説によると、あえて解説を書くほどもないレベルの低い作品なのだそうだ。難しいですね。

Posted byブクログ

2011/09/29

ピンチョンを読んでいると、時おり、なんでぼくらはピンチョンをもてはやしているんだっけ?と思う瞬間があるな。。。

Posted byブクログ

2011/08/11

情報量の絨毯爆撃。一ページが、一行が重いです。それに挑戦したり、試されるような状況を楽しんだりできるかどうかではないでしょうか。自分に関して言えば、まだまだ「のろまな子」でした。 そんな中、「エントロピー」の美しさはあまりにも鮮明です。

Posted byブクログ

2010/08/29

1980年代に読了。めくるめくイメージと圧倒的な情報量で読者を圧倒するトマス・ピンチョンの、短編なので読みやすいオススメ本。 理解するのではなく、言葉の奔流に頭のてっぺんまで沈んで読むべき本。 新潮社から全作の新訳が出るというので、きっとまた買ってしまう…。

Posted byブクログ

2010/07/03

雨の日に水たまりに落とし、年内最低気温の日に雪をかぶり、あげくはバスタブの中に落とすなど、たびたび襲われた水難にめげず、世紀をまたいでついに読了。水没させたため、この新装版は2代め。「そこまでして読むほどのモンちゃうで」と言われそうですが、これぞ正しき“スロー・ラーナー”の姿勢で...

雨の日に水たまりに落とし、年内最低気温の日に雪をかぶり、あげくはバスタブの中に落とすなど、たびたび襲われた水難にめげず、世紀をまたいでついに読了。水没させたため、この新装版は2代め。「そこまでして読むほどのモンちゃうで」と言われそうですが、これぞ正しき“スロー・ラーナー”の姿勢でありましょう。 難解と言われているそうですが、短編集に関する限り、何回読んでもワカラヘンことはありません。そして序文を読む限り、このおっさん、けっこう好きです。すくなくとも教育心理専攻のわたくしには下記の引用文だけで充分です。

Posted byブクログ

2010/05/01

以前「重力の虹」に取り組んだ時は、あまりの読み難さで挫折した。 短編ならどうだ、ということでこの度読んではみたものの、何が良いのかさっぱり分からなかった。 なので解説を読んでみたが、やはり首肯するには至らなかった。 どうも文学のための文学というような気がしてならない。 そ...

以前「重力の虹」に取り組んだ時は、あまりの読み難さで挫折した。 短編ならどうだ、ということでこの度読んではみたものの、何が良いのかさっぱり分からなかった。 なので解説を読んでみたが、やはり首肯するには至らなかった。 どうも文学のための文学というような気がしてならない。 そりゃ研究するには面白いとは思う。 何を言わんとしているのか分からないわけだから。 ただ本質は誰も掴めないはず。 この作品集には序文に著者本人が長々と自分の作品への批判をこめて書いているのだが、これもまたアホな自分には理解できるわけもなく。 どうせならあとがきと解説をお願いしたかった。 その辺も何だかあざとさがある。 穿った見方かもしれないが、確かにある。 それでもって読者を「スロー・ラーナー」と看做している、そんな圧力。 理解できない、というと自分の浅さを指摘されるタイプの作家なのも納得。 というか論理的に批判できるほど素人には読み込めない。 短編集とはいえ読了した自分を褒める意味で星3つ。 次は「競売ナンバー49の叫び」いく予定。 何だかんだでこれから文庫化される度に買ってしまうと思う・・・。

Posted byブクログ