銀行大統合 の商品レビュー
2000年のみずほホールディングス誕生前夜から2002年の現在のみずほフィナンシャルグループ成立あたりまでを書いたノンフィクション。企業名も登場人物も実名。当時の銀行内部の様子など細かく書いてあり興味深いが登場人物が多すぎて相関関係がわからなくなる。個人的には私が生まれる前から第...
2000年のみずほホールディングス誕生前夜から2002年の現在のみずほフィナンシャルグループ成立あたりまでを書いたノンフィクション。企業名も登場人物も実名。当時の銀行内部の様子など細かく書いてあり興味深いが登場人物が多すぎて相関関係がわからなくなる。個人的には私が生まれる前から第一勧業銀行であったのに、2000年時点でも第一銀行と日本勧業銀行の対立関係が存在したことに驚いた。また最後は難局を乗り越えて合併を進めたみずほ銀行経営陣を褒め称える形で終わっているが、2004年12月に刊行された作品であり、この後みずほ銀行がさらにシステム障害を繰り返すとは筆者も想像出来なかっただろう。
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企業小説を読むのはたぶん初めてだけれど、かなり楽しんで読めましたね。 後半は幾分、公に発表されている文書が引用されていてそこら辺がちょっと冗長な感じでしたが、そこさえ我慢できれば、このジャンルが苦手な人でも楽しく読めるのではないでしょうか。 実名で悪役になっている人は大変だなぁと...
企業小説を読むのはたぶん初めてだけれど、かなり楽しんで読めましたね。 後半は幾分、公に発表されている文書が引用されていてそこら辺がちょっと冗長な感じでしたが、そこさえ我慢できれば、このジャンルが苦手な人でも楽しく読めるのではないでしょうか。 実名で悪役になっている人は大変だなぁとか、システム障害についてのあれこれは身につまされる感じがするとか、身近な企業だけに思うところが多かったです。
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一勧・興銀・富士の三行で合併話が持ち上がってから、統合後の2004年までの話。 全て実名で語られている。が、人間関係が最初に一気に述べられるため、把握するのが辛く、人物一覧などが最初に付いているとありがたかった。実話について取材をベースに書かれているため、リアリティがあって面白か...
一勧・興銀・富士の三行で合併話が持ち上がってから、統合後の2004年までの話。 全て実名で語られている。が、人間関係が最初に一気に述べられるため、把握するのが辛く、人物一覧などが最初に付いているとありがたかった。実話について取材をベースに書かれているため、リアリティがあって面白かった。政治的な駆け引きも所々に描かれてはいるが、実際はもっとどろどろしていたのかなと、想像してしまう。
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やっと読み終わった!! 1年くらい前に、おとんから「これ読め。」って渡されたけど、ちんぷんかんぷん過ぎて、途中で断念してた。んで、2週間くらいかけて、やっと終わりました。 満足度としては、この前読んだ同著者の『ザ・ゼネコン』よりは断然上。興銀、一勧、富士のそれぞれの思惑が...
やっと読み終わった!! 1年くらい前に、おとんから「これ読め。」って渡されたけど、ちんぷんかんぷん過ぎて、途中で断念してた。んで、2週間くらいかけて、やっと終わりました。 満足度としては、この前読んだ同著者の『ザ・ゼネコン』よりは断然上。興銀、一勧、富士のそれぞれの思惑が錯綜する中で、最初に三行統合を決断した三CEOの決断力は、あっぱれやと思う。 学生目線で読むと、「そんなもん、ぱっぱとひっついたらええやんか。」とか思ってまうけど、そこにいろんな障害があることを知った。 自分の今のゼミの研究分野が合併とかめっちゃ関わってくるところやから、研究が終わった後に、もう一回読み直してみたい。 あ、あと、金融の知識も身につけたい。 シンジケートローンすらいまいち理解してないのに、拠出型確定年金とか二層式持ち株会社とか言われても・・・・って感じやったからな。 それらがわかったら、また違った観点から読める作品やと思う。
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2008年12月15日に読み終わった本 http://hydrocul.seesaa.net/article/111340565.html
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現在のみずほ銀行が出来るまでの統合劇の舞台裏の話。 綿密な取材に基づいて書かれているというのが非常によく分かる。 結論としては近年日本でもM&Aや統合というのが増えているがやはり企業文化の違う2つの会社が合併すると言うのは 大変な事なのだなと思った。そりゃうまくいかねーよw
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相も変わらず青函トンネルをつくったとか男のロマンに弱い自分。 そんなこんなで飛行機に乗るときに手にとって そのまま読むことなくおうちにつれてかえってきたんだが、 壮大すぎてぞくぞくした。 ある意味仕事で行き詰っていたのだけれど、 あーそうか、こういう風にして一変ではなく ひとつひ...
相も変わらず青函トンネルをつくったとか男のロマンに弱い自分。 そんなこんなで飛行機に乗るときに手にとって そのまま読むことなくおうちにつれてかえってきたんだが、 壮大すぎてぞくぞくした。 ある意味仕事で行き詰っていたのだけれど、 あーそうか、こういう風にして一変ではなく ひとつひとつ正面から向き合って乗り越えればいいなとおもた。 未曽有の銀行三行合併の過程を描いた本。 膨大な情報量と、報道機関が報じた裏が読めて おもしろかった。
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