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おくりびと の商品レビュー

3.6

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2024/07/05

人は誰であろうと最後は必ず死ぬ。にも関わらず、人というのは、死という概念を自らから遠ざけようとする。この作品に登場する納棺師もその例である。職業差別と巷で言われるように、作中でも、納棺師である主人公を卑下する周囲の人間が印象的に描かれている。本作では、いかにも「マンガ」らしく主人...

人は誰であろうと最後は必ず死ぬ。にも関わらず、人というのは、死という概念を自らから遠ざけようとする。この作品に登場する納棺師もその例である。職業差別と巷で言われるように、作中でも、納棺師である主人公を卑下する周囲の人間が印象的に描かれている。本作では、いかにも「マンガ」らしく主人公の巧みな仕事の技で周りの人間をアッと驚かせ、認めさせ、感動のハッピーエンドに~!であるが、現実では、人は一度嫌った物はなかなか印象を変えるのはさぞ難しい。せめて、感謝と尊敬の意を彼らにしめさなければならないだろう。

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2023/09/30

映画良いよとすすめられて先に本を目にしたので読んでみました。 おくりびと、人の最後に向き合う仕事。 初対面の人の旅立ちのお手伝い。 その人の死から生を知り人は何を思うのか。 生きている人からだけではなく亡くなった人からも人は学び縁が生まれる。 この仕事でなければ知り得ない事なんだ...

映画良いよとすすめられて先に本を目にしたので読んでみました。 おくりびと、人の最後に向き合う仕事。 初対面の人の旅立ちのお手伝い。 その人の死から生を知り人は何を思うのか。 生きている人からだけではなく亡くなった人からも人は学び縁が生まれる。 この仕事でなければ知り得ない事なんだろう。 映画も機会があれば。

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2023/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【2023年117冊目】 映画のノベライズ版です。映画は未見。途中まではまあまあ良かったのですが、どうしても妻の発言が意に介さなくて。「けがらわしい」って言うか?!それまで、すごい良き妻として書かれてきたのに、一気になんか、ええ…となりました。 もちろん、死体を扱うのだから、綺麗事は言えないですよ。でも夫が一念発起して頑張ってるのに(内緒にはしていたが)、そんなこと言う?!あと、結構な期間別居してたのにいつできたの赤ちゃん? いや変に理解が良いのもあれですけど、そんなこと言うやつとは別れた方がいいですよ。 やはり映画のノベライズ版なので心情が結構雑に書かれていたりして、さくっと読むのにはいいんですけど、勿体ないなぁと思うところがたくさんありました。 あとは、視点の移動が何度か急に行われたのも、戸惑う感じでしたね。

Posted byブクログ

2023/08/06

映画のノベライズ本。 映画は見ていないけど、なかなか味わい深い作品だった。 美香さんがいつも明るくて笑顔で、でも人間らしい悪の面もあって(遺体を納めるのを汚らわしいと言うあたり)、すごく魅力的。人間くさいとこが良い。

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2023/03/18

映画のノベライズ。ちなみに映画は観てないです。 十数年前の本を今さらですが、家にあったので読んでみた。 薄い本なのでサクッと読める。 全体は淡々と進んでいくが、最後の仕掛けにちょっと感動する。奥さんが良すぎるかな。

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2023/02/24

映画を何度か観た。 だから、展開も覚えている。 そのせいで、読んでいて頭に浮かぶのは映画の俳優さんたち。 ストーリーに合わせて、脳内を動き回る俳優陣。 それは、それで良い再生方法だと思うのだが、映画を観ていなければ、違った形で想像できていたんだろうなーと思うと、少し残念に思うとこ...

映画を何度か観た。 だから、展開も覚えている。 そのせいで、読んでいて頭に浮かぶのは映画の俳優さんたち。 ストーリーに合わせて、脳内を動き回る俳優陣。 それは、それで良い再生方法だと思うのだが、映画を観ていなければ、違った形で想像できていたんだろうなーと思うと、少し残念に思うところもあったりするかな。 平田さんの「門」の件が胸に響く。 死は穢らわしいものではない。 忌み嫌われるものではないはず。 それでも、日本文化には、死は穢れだという文化が根強く残る。 それゆえ、それに関わる職業人たちへの差別はなくならない。 と、偉そうに書いている自分も忌み嫌っていないかと言われたら、NOとは、はっきり言えないのだが。。

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2021/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 父がなぜか買ってきた1枚のDVDが「おくりびと」だった。それをとっても暇な時に見た覚えがある。だから、ストーリーは大体記憶していた。  それでも、映画を見るのと文字で読むのは違う。また、映画を見てから結構経っていたため、話に対する感覚も異なっていた。特に納棺師の仕事について。  数年前に祖母が亡くなり納棺師の仕事を間近に見たことや納棺師のエッセイを読んだことから、納棺師という仕事に興味を持ちはじめている。しかし、この本の中にもあるように孤独死した現場は地獄絵図であったり、納棺師そのものが社会的には忌み嫌われる仕事だったりする。それでも、「誰かがやらなくてはならない仕事」だから現在まで存在している。しかも、「死」は日本人の心に大きく触れるから、この先外国人やロボットによりとって代わられることは少ないだろう。  しかし、やるからには勇気が必要な仕事だ。この本の主人公、小林大吾は半ば騙される形でこの職に就いたが、物語の終盤では納棺師という仕事に矜持を持つようになる。その姿がとても尊く思えた。自分のやっている仕事にこれだけの思いを持ってできる人はどれくらいいるだろうかと。そんな精神修行にも近いような仕事はなかなかないと思い、自分がどこまで出来るだろうかということを、納棺師という仕事を通して試してみたくもなった。

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2021/08/09

映画でみたことあったけど久しぶりやし小説で見つけたから読んでみようと思って借りた。映画をノベライズしたやつらしい。すごい読みやすくすぐ読み終わったけど満足感そんななくて物足りん感じやった。小説読み終わった後の満足感じゃなくて、やっぱり映画をノベライズしたやつやからこんな感じになっ...

映画でみたことあったけど久しぶりやし小説で見つけたから読んでみようと思って借りた。映画をノベライズしたやつらしい。すごい読みやすくすぐ読み終わったけど満足感そんななくて物足りん感じやった。小説読み終わった後の満足感じゃなくて、やっぱり映画をノベライズしたやつやからこんな感じになってしまったのかなって思った。けど最後のとこはちょっと感動した。元気なうちに人の死を経験することで生かされていることに気づきより充実した人生を送れるようになる。

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2021/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

納棺師… 立派な仕事だと思うが、世間の認識はどうも違うらしい。 映画で有名になったが、今まで読もうと思わなかったが、 もう少し早く読めばよかったと痛感する良い小説であった。

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2020/08/26

映画版のノベライズと知らずに、映画を見ずに読んだのだが、映画を見てみたくなった。納棺師の仕事に対して、否定的な見方をする人は多いのだろうか?自分は立派な仕事をされている方々だと感じた。

Posted byブクログ