江戸川乱歩怪奇短編集 赤い部屋 の商品レビュー
「赤い部屋」を知っている人も楽しめるアレンジ仕様。 丸みのあるイラストが乱歩ワールドに合ってます。
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赤い部屋という場所で話される内容は、退屈しのぎのおもしろい話。 こんな話だったら、私も参加したいなんて思わない。 読んでるだけでウズウズして実行したくなるような殺人の話。しかも、法には触れず、容疑すらかからない。そんな完全犯罪ともいえる殺人をしてみたいと考えさせられる。 あ、で...
赤い部屋という場所で話される内容は、退屈しのぎのおもしろい話。 こんな話だったら、私も参加したいなんて思わない。 読んでるだけでウズウズして実行したくなるような殺人の話。しかも、法には触れず、容疑すらかからない。そんな完全犯罪ともいえる殺人をしてみたいと考えさせられる。 あ、でもしないよ。想像するのがおもしろいのだから。 それに実際に殺してしまっては、おもしろくない。 同じ人を違うやり方で何回も殺す方が実に楽しいからね。
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江戸川乱歩作品のコミカライズ。原作から大幅に手を加えられている。 収録作品は「百面相役者」、「双生児」、「人間椅子」、「鏡地獄」、「ひとでなしの恋」、「赤い部屋」。 いずれの作品も、通り一遍の遊興や刺激に飽きた者たちが集う赤い部屋で語られる昔語り、という形式をとっている。 狂気...
江戸川乱歩作品のコミカライズ。原作から大幅に手を加えられている。 収録作品は「百面相役者」、「双生児」、「人間椅子」、「鏡地獄」、「ひとでなしの恋」、「赤い部屋」。 いずれの作品も、通り一遍の遊興や刺激に飽きた者たちが集う赤い部屋で語られる昔語り、という形式をとっている。 狂気を媒介にした日常から非日常への越境。 元となった乱歩作品が持つ怖さの本質をしっかり押さえながら、それを発展させる形で手を加えているのが好印象。 この本単体でも読めるが、乱歩作品のほうを先に読んでおくべきだろう。 描線の少ないシンプルなつるっとした無機質さと、丸みを帯びた有機質さが混ざり合った独特の絵柄で描かれている。セルロイドの質感とでも言おうか。 大正モダンとも言うべき洋風と和風の混交した世界観の描写も乱歩らしく雰囲気があって良い。
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江戸川乱歩の傑作短編をコミカライズ。 「人間椅子」「鏡地獄」「赤い部屋」「百面相役者」「双生児」「人でなしの恋」収録
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