群衆の中のロビンソン(5) の商品レビュー
江戸川乱歩のエッセイ。 ハゲと薄毛について真剣に論じているのが面白可笑しかった。 何本からハゲで、何本から薄毛なのか。 毛量が気になる年頃の人にとっては深刻な問題なのかもしれない。 雑誌に乱歩の毛髪はたった3本と書かれたことが悔しかったのか、「算え切れる人があったらやって見給え。...
江戸川乱歩のエッセイ。 ハゲと薄毛について真剣に論じているのが面白可笑しかった。 何本からハゲで、何本から薄毛なのか。 毛量が気になる年頃の人にとっては深刻な問題なのかもしれない。 雑誌に乱歩の毛髪はたった3本と書かれたことが悔しかったのか、「算え切れる人があったらやって見給え。喜んで頭を提供する。」とまで書いている。 怖いものについて語った話では、「その本の中に、その絵があると思うと、本そのものさえ、ぶきみであった。」という一文に頭がもげそうなほど共感した。 トラウマになるくらい恐ろしい描写のある本はその後手に取るのさえためらわれる、そんな経験を乱歩もしていたのだと思うとなんだか嬉しい。
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