そろそろスローフード の商品レビュー
食事論・対話篇
正直、評価に困りました。駄書でないまでも、★2~4まで迷う、評価する際、心情の振幅が生じます。 本書は、文化人類学者で、スローフード、スロー社会の唱道者・辻信一さんと、作家の島村菜津さんの対話篇。 肩肘張らずに読めるのが特徴で、そのもの「スロー・ブック」なのだが、あまり夢中に...
正直、評価に困りました。駄書でないまでも、★2~4まで迷う、評価する際、心情の振幅が生じます。 本書は、文化人類学者で、スローフード、スロー社会の唱道者・辻信一さんと、作家の島村菜津さんの対話篇。 肩肘張らずに読めるのが特徴で、そのもの「スロー・ブック」なのだが、あまり夢中になると知らず知らず「スロー酔い」、俄然陶酔してしまう。不可解と思われる向きは、是非とも本書に浸っていただきたい。それもこれも、辻信一一流のペン・マジックなのでしょう。 辻さんはどちらかというと、聞き手・質問者に徹した観がある。菜津さんの回答が小気味よい。辻氏は、多分に聞き上手なのだろう、聞き上手は話し上手というが、同種の書籍の中でも秀逸な仕上がりになっている。 東西の食事事情を論じ合う趣旨だが、菜津さんのイタリア滞在時の感激が随所に滲む。辻さん御自身、カナダとアメリカに滞在した経験がおありになるが、何分控えめ。菜津さんのイタリア滞在記が支配的に描かれる。その点、菜津論に偏斜した嫌いが無くはない。 何不自由ない営みを送る日本人に、食事(食物)面から反省を促す本。 生易しく聞こえるが、具体的には、鉄槌を加える本と言っていいだろう。
聖熟女☆ミ
20160501 自分達の食べる物は自分達で育てる。単純な事が難しくなってしまった。戻すというか結局、自然に戻って行くのではないかと考えるのは甘いか。気づいて行動する人が増えるのを待つのではなく先ず自分から何か始めてみようかという気にさせてもらえた。
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流行が一段落したので、実生活の一部としてスローフードを取り入れている人が一定数いるのではないかと思っています。 この本をわれわれを取り囲む食環境を見直すきっかけにさせてもらいます。
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普段、何気なく食べているもの。それがどこから来たのか、誰が作っているのか、など考えることはない。 でも、それではいけないんだなぁと感じる一冊。 あれはいけない、これもダメ、という本はたくさん見るけれど、この本を読んでいてよかった点は、ではこういうのはどうだろう、という提案が含ま...
普段、何気なく食べているもの。それがどこから来たのか、誰が作っているのか、など考えることはない。 でも、それではいけないんだなぁと感じる一冊。 あれはいけない、これもダメ、という本はたくさん見るけれど、この本を読んでいてよかった点は、ではこういうのはどうだろう、という提案が含まれていること。著者である辻さんが活動している上で知り合った人々の話や、辻さんが実践しているスローカフェの話が盛り込まれているのが印象的。
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"食は文化"だと、聞いたことがある。 お腹満たす。 美味しいものを食べること。 誰と、何を、何処で、どんな気持ちで食べるか? いつからだろう、 これには、どんな作用があり、 何の効用の為に、どの様な調理法で食べるか、ばかり気になり出したのは。 生きる為...
"食は文化"だと、聞いたことがある。 お腹満たす。 美味しいものを食べること。 誰と、何を、何処で、どんな気持ちで食べるか? いつからだろう、 これには、どんな作用があり、 何の効用の為に、どの様な調理法で食べるか、ばかり気になり出したのは。 生きる為に食べるとは、どういうことなのか? 食べる、を、突き詰めていくと、何処へいくのか? 生まれてから死ぬ迄行う事に、実は何の答えも持ち合わせていない自分がいる。 悩ましい‥
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食生活もアメリカに操作されていると思うと本当に怖い。怖いが、そうやっていると何も食べられなくなる。 最近お肉!とかファーストフードとかをあんまり食べたいとは思わなくなってきたけど、これ読んでさらにそうなったかも…。 ご飯で自分の体が作られているわけだから本当はきちんと考えて食べて...
食生活もアメリカに操作されていると思うと本当に怖い。怖いが、そうやっていると何も食べられなくなる。 最近お肉!とかファーストフードとかをあんまり食べたいとは思わなくなってきたけど、これ読んでさらにそうなったかも…。 ご飯で自分の体が作られているわけだから本当はきちんと考えて食べて行かなきゃいけない。けど、それが難しい
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第1弾『そろそろスローフード~今、何をどう食べるのか?』では、「スロー」を軸に島村菜津と辻信一が食の世界を語りつくす。食卓を囲む家族、地元の生産者、作物に恵みをもたらす自然……そのつながりから見えてくるものとは? 食のグローバル化やファストフード化を超え、そろそろホンモノのスロー...
第1弾『そろそろスローフード~今、何をどう食べるのか?』では、「スロー」を軸に島村菜津と辻信一が食の世界を語りつくす。食卓を囲む家族、地元の生産者、作物に恵みをもたらす自然……そのつながりから見えてくるものとは? 食のグローバル化やファストフード化を超え、そろそろホンモノのスローフードの時代がやってくる?! 「エコロジー思想としての「スローフード」は、 いよいよ地球温暖化という危機の時代の合言葉になるだろう。」 (本書 はじめにより 辻信一)
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