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さようなら、と君は手を振った の商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    7

  3. 3つ

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2024/05/08

みんみんさんの沼落ちシリーズ、2冊目の木原さんです。(この始まりが気に入ってます笑) 完全に油断しておりました。これまでの沼落ちシリーズは表紙がどれも綺麗で(分かる人には分かるのかな)今回も特に何も考えず、行きつけの図書館で遠方から取り寄せしたのですが。 「こちらですね~♪」と...

みんみんさんの沼落ちシリーズ、2冊目の木原さんです。(この始まりが気に入ってます笑) 完全に油断しておりました。これまでの沼落ちシリーズは表紙がどれも綺麗で(分かる人には分かるのかな)今回も特に何も考えず、行きつけの図書館で遠方から取り寄せしたのですが。 「こちらですね~♪」と出された瞬間、私もレベルアップしたなあと謎の達成感を得てしまいました。もういっそブクログで表示されて欲しい位なんですが、イケメンが裸で抱き合っとるやないか!! ブックオフで『孤島の鬼』を買った時はいやぁぁぁぁ!と心で悲鳴を挙げていたのに、もう満面の笑みで爽やかに「ありがとうございます」と返せる大人の余裕を手に入れましたよ!! その後、逃げるように音速で図書館を去りました。 みんみんさんが「木原さんの書く攻めは9割クソヤロー」と仰ってたのに笑ってたんですが、本当にクソヤローだった! (ちなみに「攻め」というのをネットで調べて、ほうほう…と一人納得していたのはここだけの話です) そのクソヤロー、誠一は身なりに気を遣い、スポーツカーを乗り回して付き合う女性は見栄えの良い美女限定。 ブランド物に手を出しまくるので給料前はカツカツ。クラブでの夜遊びが大好き。 ここまでは実際にいそうな感じですが、従兄弟の啓介に対する扱いが酷い。 高校の時に誠一は啓介に手を出して毎日イチャイチャしていたのですが、誠一が都会に戻る事になり啓介と離れる事に。 「高校を卒業したら迎えに来る」と言ったのに、言ったのに! 啓介がマメに送ってくる手紙への返事も段々しなくなるし、そのまんま啓介の事忘れるし、綺麗なお姉さんと遊びまくってるし、嘘つき!と思わず突っ込みたくなる。 更に啓介が上京する事になり面倒を見てくれと母親に言われたけど、後ろめたくて会いたくないので空港で4時間も待たせる。(しかも啓介は健気に待ってる) 更に更に、啓介は身なりを気にしないのでダサい格好をしているのを見て一緒に歩いている所を知り合いに見られたくないと嫌がる。 なのに結局また啓介に手を出す。手を出して毎晩レベルにイチャイチャ甘えてるのにクラブで知り合った性格の悪い美女を落とす道具に使う。 挙句に美女と旅行に行く資金を啓介に無心する… なんだこのクソっぷりは?!といっそ笑えてきます。啓介がまた本当に純粋で良い人なので本来なら誠一に対して腹を立てる所なのに、何故か全く腹が立たない。 この後、とある事件が起こり誠一は本当に大切なのは何かを思い知り、びっくりする位の反省っぷりを見せてくれます。 これに関しては、今更なんだよ!と思う方も居ると思うのですが、私は好感度がかなり上がりました。 口だけじゃない反省っぷりと強引さが憎めないですし、ここまで愛してくれたら全てを許せる気がしてしまう。 啓介は勿論、誠一が好きなので許容しますが彼は彼なりに実は凄く悩んでいて、啓介視点のお話は本当に切なかった…。 以前に読んだ木原さんの作品でガツンとやられていたので本格的なBLの時は控えめにされているのかなと思っていたら、中盤以降から身に覚えのある、独特のガツンと来る衝撃がじわじわとやって来ます。(ストゼロのCMみたいですが、本当にこんな感じ) 表紙からは想像もつかない展開に、えぇ?えぇ?!と終盤はハラハラしながらページを捲っていました。 最後はカップルが変わりますが、こちらも攻めが気持ちの良い位にクソヤローで、9割クソヤロー説の凄みを感じました。 本当に木原さんのお話は癖になります。ハッピーエンドなんだけど一筋縄では行かないといった感じでしょうか。『ラブセメタリー』の時もそうだったのですがラストの余韻が凄いです。 あまり内容を書くと衝撃が減ってしまうのでこの辺にしておきまして、BL作品についてお久しぶりのY氏と語りましたので少し書こうと思います。 彼の姉がBL好きで、読みはしないものの彼も抵抗が無い事を知っていたので、私が最近BLも読んでると会話の流れで話していたのですが、Y氏が「BLってどれも同じ?なんかバリタチ(後にまさかのY氏から用語を教えて貰う事になる)が受けにがんがん迫るとか」と尋ねてくるので「いやー、それが奥が深いんよ」と答えながら、私自身も作家さんによって作風もお話のバリエーションも全然違うのを再確認して感心してしまいました。 オススメばかりを読んでいるので、面白いのだけ抜粋されているからかも知れないのですが、Y氏のお姉さんは甘々なのがお好きだそうです。 ちなみにY氏に貸そうか?と提案した所、丁重にお断りをされました笑

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2014/02/25

**傍若無人な誠一と、見返りを求めずに尽くす啓介。自分が納得するまでワガママな誠一に振り回され続けた啓介の決めた道とは…** 漫画版では非情な部分だけが描かれていて「もう二度と読みたくない」くらいに後味が悪かった。 そしてこの小説版。 啓介を都合よく利用する誠一はムカムカする...

**傍若無人な誠一と、見返りを求めずに尽くす啓介。自分が納得するまでワガママな誠一に振り回され続けた啓介の決めた道とは…** 漫画版では非情な部分だけが描かれていて「もう二度と読みたくない」くらいに後味が悪かった。 そしてこの小説版。 啓介を都合よく利用する誠一はムカムカするほど気分が悪い。 けれど漫画のその後を読んだら…!! やっとマイナスがプラスに変わりました。 気持ちが救われた〜(T ^ T)!! 本当によかったです!! あんな結末が待ってるだなんて思いもしなかった(;_;) スピンオフ作品は私的にはあんまりだったけど、メインカポーには満足できる一冊となりました☆ 痛くて甘い木原節。 これは…セーフです、私的に(笑)

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2014/02/22
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受けが攻めを好きすぎて好きすぎて仕方ない!!!関係性好きな方にオススメです。 はじめは受け君の片思いみたいな感じですが、攻め様が恋に気づいた後の猛アタックっぷりも可愛いいです。

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2012/10/02

野暮ったい相手を手放してから、キュンキュンきてても遅いんだよね。傷つけすぎ。 受けってのは、寛容で包容力とあるいみあきらめ?みたいのがないと結ばれないのだねえ。

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2012/07/26

今まで読んだ木原作品の中では、個人的には大人し目な印象。ただ、啓介も誠一も、作中ではお互いに持っている感情の 高ぶった時に合致せずにいる、と言うところが実に木原さん作品だな、と思った。両想いがだとしても、好きの分量が必ずしも一致しない、そこがやっぱり盛らない木原さんの作風だな、と...

今まで読んだ木原作品の中では、個人的には大人し目な印象。ただ、啓介も誠一も、作中ではお互いに持っている感情の 高ぶった時に合致せずにいる、と言うところが実に木原さん作品だな、と思った。両想いがだとしても、好きの分量が必ずしも一致しない、そこがやっぱり盛らない木原さんの作風だな、と。 そう言う具合に分量に差があったとしても、長く続いて行く関係性においてはリアルなんじゃなかろうか、と。お互いに炎の様に燃え上がったら、炎が落ち着いた時、互いが冷静になっちゃからなぁ。温度差があった方が長続きするのが物凄くリアルだな、と思った。

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2012/02/29
  • ネタバレ

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とうとう開けてしまった禁断の扉…。 それはさておき、感想書くとすると、ヨカッタ、になる。 誠一の啓介に対する当初の行動は、酷すぎるとしか言えない。利用するだけ利用して、ほとんど悪びれることないし、本人もイケメンらしいですが、見た目やうわべばかりを求める性格に「嫌なやつ」としか思えなかった。 ただ、本当の想い(本人・相手)に気づいた後は、態度が優しく変化して、好感が持てた。ってか、別人? 啓介は健気に相手を想っているばかりで、いまいち気持ちが見えなかったが、 「飽きたら、殺して」というセリフに、ちょっと恐怖しつつも、これが彼の本心なんだな、と納得してしまった。 文章も読みやすく、描写もわかりやすく美しい、と感じた。 ただ、後半に出てくる息子・貴之の不幸っぷりは…。 彼の人生、救いがなくて、なんだか暗い気持ちに。 ちょっとした光が見えそう?ってとこで終わってるので、きっとこれから幸せになれるのでしょう、と思うことにした。単純なハッピーエンドの話よりも、私的には好み。 物語上は、親子二代に渡る長い時間が流れるが、一気に読めた。

Posted byブクログ

2011/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

時間の経過が、半端ない作品でした。 出会いは高校生で、その10年後に再会、その~~年後、その~~年後……、と続いていきます。 でも私、こういうのあんまり好きじゃないです。若いうちにめでたしめでたし、でいいと思っちゃう。(ドラゴンボール(GT)とかでも、年を取ったブルマとかにがっかりしたクチです) 最後の方のお話は、啓介が50代になっていましたが……。 現在、50代の人たちって20代のころは携帯とかなかったですよね。そう考えると、貴之たちの話は未来の話だな~と思って不思議でした。別にいいけど……。

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2010/08/15

内容紹介 従兄弟の氷見啓介が田舎から上京してきた。なし崩しに面倒を見ることになった誠一は、 アパート探しを手伝いながらも、実は気まずい思いだった。十年前の夏、啓介に心酔した 誠一は、「高校を卒業したら迎えにくる」と約束したまま、戻らなかったのだ。相変わらずの ダサいメガネ、髪形、...

内容紹介 従兄弟の氷見啓介が田舎から上京してきた。なし崩しに面倒を見ることになった誠一は、 アパート探しを手伝いながらも、実は気まずい思いだった。十年前の夏、啓介に心酔した 誠一は、「高校を卒業したら迎えにくる」と約束したまま、戻らなかったのだ。相変わらずの ダサいメガネ、髪形、服装にうんざりしつつも、誠一は再び欲望のままに啓介を抱くように なる。しかし啓介は優しく受けとめるだけで…。

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2010/01/17

【あらすじ】 従兄弟の啓介が田舎から上京してきた。誠一は後ろめたく感じていた。十年前の夏、啓介と恋に落ちた誠一は、高校を卒業したら迎えにくると約束した。それなのに反故にしたからだ。しかし再会した啓介は過去には触れず、優しい笑顔で誠一に微笑むだけだった。責められないことで安心した誠...

【あらすじ】 従兄弟の啓介が田舎から上京してきた。誠一は後ろめたく感じていた。十年前の夏、啓介と恋に落ちた誠一は、高校を卒業したら迎えにくると約束した。それなのに反故にしたからだ。しかし再会した啓介は過去には触れず、優しい笑顔で誠一に微笑むだけだった。責められないことで安心した誠一は、優しく抱き締め甘えさせてくれる啓介のもとに頻繁に通うようになり…。 【感想】 そりゃないよ、誠一… な?

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2009/11/02

まじで面白い。 ergoでコミックを拝見したのが初めてで、復刻版が出る?と聞き楽しみにしておりました。 ただし、ergoでのコミックでのお話のラストは・・・・ハッピーエンドとは言えないものでした。 「さよなら、と君は手を振った」に続いて、続編である「僕がどんなに君を好きか、君は知...

まじで面白い。 ergoでコミックを拝見したのが初めてで、復刻版が出る?と聞き楽しみにしておりました。 ただし、ergoでのコミックでのお話のラストは・・・・ハッピーエンドとは言えないものでした。 「さよなら、と君は手を振った」に続いて、続編である「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」で、後日談は明らかになっております。 しかしながら・・・書き下ろしとして書かれている最後のもうひとつの話は・・・・・・・正直、いらなかった(笑)

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