格差はつくられた の商品レビュー
民主党・支持者としての立場を明確にし、フランクリン・ルーズベルト大統領のニューディール政策支持と共和党レーガン大統領誕生からの社会的格差の広がり(取り分け法人税減税、対ソ冷戦への危機感の醸成による社会不安の転嫁、社会保障費増大への危機感の煽り)について解説された本です。オバマケア...
民主党・支持者としての立場を明確にし、フランクリン・ルーズベルト大統領のニューディール政策支持と共和党レーガン大統領誕生からの社会的格差の広がり(取り分け法人税減税、対ソ冷戦への危機感の醸成による社会不安の転嫁、社会保障費増大への危機感の煽り)について解説された本です。オバマケア→トランプ大統領の誕生→民主党・売電大統領の誕生→?(トランプ大統領復活)の予言に繋がるのか。。。
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2008年、オバマ政権の誕生前に書かれた、クルーグマンのアメリカの格差についての話。 健康保険、富の集中、移民問題など、現在もだいたい残っている(たいていはより悪くなっている)アメリカの諸問題についてわかりやすく持論を述べている。 エッセイ集でなくて、1つの切り口でまとまってる...
2008年、オバマ政権の誕生前に書かれた、クルーグマンのアメリカの格差についての話。 健康保険、富の集中、移民問題など、現在もだいたい残っている(たいていはより悪くなっている)アメリカの諸問題についてわかりやすく持論を述べている。 エッセイ集でなくて、1つの切り口でまとまってるので、よりわかりやすいと思う
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アメリカで経済的格差が拡大しているのはレーガン大統領以来の共和党の保守派ムーブメントが金持ち優遇税制や貧困層から福祉を取り上げることによってつくりあげたものだという。またその背景に人種差別があることを説明している。大筋の論旨は納得。しかし保守派ムーブメントとは具体的にはどのあたり...
アメリカで経済的格差が拡大しているのはレーガン大統領以来の共和党の保守派ムーブメントが金持ち優遇税制や貧困層から福祉を取り上げることによってつくりあげたものだという。またその背景に人種差別があることを説明している。大筋の論旨は納得。しかし保守派ムーブメントとは具体的にはどのあたりの層なのだろうと疑問に思った。
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2008年6月20日初版 拡大していった不平等と格差が共和党を右へと引き寄せたと考えられる。→因果関係が逆なのでは? 2002年中間選挙 2004年大統領選挙→ブッシュの勝利にテロ事件、イラク戦争が有利に働く。 ニューディール政策以前 21世紀初頭 富と権力の配分において非常...
2008年6月20日初版 拡大していった不平等と格差が共和党を右へと引き寄せたと考えられる。→因果関係が逆なのでは? 2002年中間選挙 2004年大統領選挙→ブッシュの勝利にテロ事件、イラク戦争が有利に働く。 ニューディール政策以前 21世紀初頭 富と権力の配分において非常に大きな格差社会 経済歴史家 1920年代から50年代 所得格差の圧縮 The Great Compression サイモン・クズネッツ 1930年代 GDPの測定法 統計学 ヨーロッパ 経営者のトップの給与はアメリカより遥かに少ない。 保守派ムーブメント 投票の不正 2007年8月タッチスクリーンの電子投票機の使用を全面禁止 保険会社 加入申請者を選別、保険金の支払いを避ける傾向→政府が保険会社として機能する国民皆医療保険制度 ジョンソン大統領 メディケア制度に署名→就任から9カ月以内 クリントン大統領→遅れ→政治的勢いを失う。 トマス・ジェファーソン「小さな土地の所有者こそが国の最も重要な部分を成している」 ディヴィッド・カード、アラン・クルーガー→最低賃金の上昇が、失業につながった事例はない。→ワシントン州とアイダホ州の境では、ワシントン州の方が雇用が多い。 すべての問題の根源は、アメリカの人種差別問題にあるということである。…黒人解放運動に対する白人の反発があるからなのだ。 日本のレーガン大統領のイメージ 減税、小さな政府→いかに言葉巧みに白人の人種差別意識に働きかけてきたかは、あまり知られていない。 無言のメッセージ わざわざ肌の色についてふれる必要などなかった。 自分たちが稼いだカネを黒人が食い物にしていると思いこんでいた白人の反発や猜疑心→人気を博すことができた。 国民皆保険 黒人、ヒスパニック、アジア系を含むことになる。 マイケル・ムーア監督「シッコ」 アメリカの医療がいかなる状況か知り、愕然とした人も多いはず。 ☆日本の格差社会化は? 人種差別はないが,近隣諸国出身者は?国民皆保険への加入状況要勉強
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この本も現在の二極化の本質を理解するためには非常にためになる本だと思います。内容も理論整然としてわかりやすいですが、読むのには結構頭を使わされる本ですね。
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南部州は、今でも他のアメリカとは多くの意味で異なるが、1950年代には全く別の国のようであった。人種隔離政策と差別はあからさまで、黒人の低い社会的地位は法律や公的政策によって明記され、暴力によって押し付けられていた。 レーガンは共産主義の脅威に対する大衆の被害妄想をくすぐること...
南部州は、今でも他のアメリカとは多くの意味で異なるが、1950年代には全く別の国のようであった。人種隔離政策と差別はあからさまで、黒人の低い社会的地位は法律や公的政策によって明記され、暴力によって押し付けられていた。 レーガンは共産主義の脅威に対する大衆の被害妄想をくすぐることにも成功している。 戦後の急成長の最後の数年、規制されていた電話通信の独占企業を除けば、民間企業としてはGMがアメリカ最大の雇用主だった。 現在はウォルマートが80万人を雇用しアメリカ最大の企業である。
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私も政治によって社会の仕組・経済の流れを変えることはかなり困難、という常識に捉われております。 そのため、著者の主張はちょっとすると陰謀論すれすれのようにも聞こえますが、医療保険の問題など、面白く読めました。 残念ながら本書は完全な翻訳ではなく、米国独特の風俗や事情などは割愛され...
私も政治によって社会の仕組・経済の流れを変えることはかなり困難、という常識に捉われております。 そのため、著者の主張はちょっとすると陰謀論すれすれのようにも聞こえますが、医療保険の問題など、面白く読めました。 残念ながら本書は完全な翻訳ではなく、米国独特の風俗や事情などは割愛されているとのこと。 読み易さを優先したのでしょうが、表層的な情報ではない、米国の事情はやはりこのような単行本で無いと知り得ないので、残念でした。 そのため☆を一個減らして評価いたします。
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この本はすごい。原題は "The Conscience of a Liberal (リベラル派の良心)" で、邦題とはずいぶんと違うのだが、日本ではリベラルと言われてもピン! と来ないし、邦題の方が内容を的確に表しているようにも思える。 アメリカに住まない我...
この本はすごい。原題は "The Conscience of a Liberal (リベラル派の良心)" で、邦題とはずいぶんと違うのだが、日本ではリベラルと言われてもピン! と来ないし、邦題の方が内容を的確に表しているようにも思える。 アメリカに住まない我々日本人にとって、共和党と民主党のイデオロギーの変移や、社会情勢、経済状況の移り変わりは肌感覚としてなかなか分からないのだが、ここ 100 年ほどの変化をこの一冊で読み取ることができる。 2008 年にノーベル経済学賞を受賞しているポール・クルーグマン教授が本書で綴る驚きの真実は、経済格差は広がっていることと、それは技術革新やグローバリゼーションがもたらした結果ではないということ。では、経済格差の原因はどこにあるのか? それは人種差別という負の遺産の影響を活かし続けた共和党の戦略にある。すなわち、誤った政策のために "格差はつくられた" と。それが真実かどうかは、本書を読んで確認していただきたい。 もっとも、ことはアメリカの事情である。ポール・クルーグマン教授は、国民皆保険の導入について,本書で多くのページを割いているのだが、既に国民皆保険が導入されている日本に住む我々にとって、本書から学べることは少ないような気もする。私が本書が綴る歴史から学んだことは、選挙の重要性だ。人種差別時代は選挙権を持たない多くの人たちの問題は解決されることがなかった。その後も根底に燻る人種差別意識をうまく利用し、投票を妨害するなどの戦略をもって、白人富裕層に有利な社会として発展を続けたのが大きな潮流とのことだが、これを投票率の低い日本に当てはめると、投票率の高い一部の人に有利な (そして全体としてはマイナスとなる) 方向に社会が傾倒しているであろうことが想像できる。経済学者ではない私には、ここまでの日本の状況を端的に語ることはできないのだが…。 閑話休題。 最後に、ポール・クルーグマン教授の著書は、その肩書きから想像するのとは違って、めちゃめちゃ読みやすいことを伝えておきたい。一般書だからということもあるのだろうが、マルクスだのなんだの…難しい経済学の常識を前提知識としていなことと、平易な文体であることが大きいと思う。もちろん、日本語で読んでいるので翻訳者の方の尽力のお陰でもある。どうやって "格差は作られた" のか? その謎に興味があったら、「経済なんて難しそうだし、まして教授が書いた本なんて…」というアレルギーは無用だ。遠慮なく手に取って、謎に迫っていただきたい。
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リーマンショック前に書かれたものであるが、「経済格差が是正されること」「国民皆保険の実施」などの幾度となく説かれていた。 日本に当てはめても、経済格差も政策でつくられたもの、グローバル化で安いものが入ってきて、産業構造が変わって、勝ち組と負け組が生じたといった議論もあるが、国...
リーマンショック前に書かれたものであるが、「経済格差が是正されること」「国民皆保険の実施」などの幾度となく説かれていた。 日本に当てはめても、経済格差も政策でつくられたもの、グローバル化で安いものが入ってきて、産業構造が変わって、勝ち組と負け組が生じたといった議論もあるが、国民がそれを是正することを望み、政府が是正する政策を実施ししてきたならば、ここまで経済格差が広がらなかったと考える。
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ポール・クルーグマン ノーベル経済学賞受賞 当月号のクーリエジャポンに寄稿していたので、手に取りました。 アメリカの経済の歴史が大半だった為、殆どは読み飛ばし、 一番最後の第12章とあとがきだけで十分です。 これからの展望で良い
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