空の中 の商品レビュー
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高知の仁淀川に住む高校生、瞬と佳江 国産音速飛行機の開発事業者にいた高巳と航空自衛隊員の光稀 空に住んでいた未知の生命体「白鯨」「ディック」「フェイク」を巡って進むストーリー 途中(中序盤ぐらい)、展開が重たくて読み進めづらいところもあったが、終盤は色々な立場の人の色々な思惑や考えが混じり合う人間模様が面白く読めた。
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有川浩の自衛隊三部作2作目 今回のお話はライブ派(キャラ設定だけ決めて執筆しながらストーリーを書き上げる有川浩スタイル)を自称する有川浩にしては珍しく、プロット派(物語の道筋を予め設定しておきプロットに沿って物語を仕上げる)な書き方をしていることに驚いた。し、有川浩ファンとして気づけたことに嬉しかった。(あとがきにそのように書いてあった) それでも、緻密な設定があったからこそ『白鯨』という未知の生き物が成り立っているし、どのキャラも生き生きとしていて全部必要不可欠でストーリーにいい味を出しているところが変わらない有川浩作品の魅力として光っていた。 ラノベ要素、SF要素が絡み合いながら、策略を巡らせる感じが図書館戦争シリーズの頭キレキレライブラリタスクフォースを彷彿とさせてよかった。 ところで、有川浩は自衛隊ファンなのか?今回のテーマは空自で、自衛隊航空機にまつわる知識が半端じゃない。これは機内見学までしたことのある人が書いた作品だとわかる。自衛隊三部作や後に続く図書館戦争シリーズの組織内の解像度といい、これは何も知らない素人が書けるものじゃない。よっぽどのマニアなのだなとこの作品で再確認。
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また有川浩さんにやられました。 乱暴な女性の設定は有川ワールドではいつものスタイルでこれがまた最後にグッとくるんですよね。 たまらん。読み終わったあとは有川作品もっと読みたくなるんですよね。 佳江と瞬の恋も最高でした。 仁淀の神様には号泣。
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有川浩さんの本を読むのは初めてだったけれど、これだけ引き込まれる話は久々だった。 他のシリーズも全て読もうと思った。 そして 最後のフェイクと瞬の通話でもう泣いてしまった。 フェイクは瞬が喜ぶことしかしない。 白鯨と共倒れ=それはフェイクの死=瞬の喜び そう思ったフェイクは最後に取り返しのつかない悲しいことをしようとした。どうか瞬、間に合ってくれーと思いながら読み進めてました。 最後間に合って良かったよ。。 そしてフェイクは瞬を憎むどころか救った。 フェイクーーー!! 仁淀の神様も素晴らしかった。
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未知の生物のアイデンティティや感覚については非常に面白かった。 ただ登場人物の心理描写が弱いというかリアルじゃないというか。 でも宮じいの言葉はシンプルで突き刺さりやすく爽快でした。 高巳&光稀のやりとりは昭和くさく女性としてはなかなか不快に感じるところがありました。
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2024.0913 3.75くらい 最後はすごく幸せな気持ちになった。 途中はんーーーーって感じだった。 多分また読み直したら違うんだろうな。
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8月に読了したがレビュー忘れ。 また奇抜な設定。空の中に正体不明の浮遊する生命体が見つかった。その存在を巡って様々な思惑が交錯する大人たちと、純粋に友人を思う子供たち。 前作の砂の街の設定は、私自身も想像したことのあるような設定だったのだが、この空の中で出てくる白鯨の設定は奇抜で...
8月に読了したがレビュー忘れ。 また奇抜な設定。空の中に正体不明の浮遊する生命体が見つかった。その存在を巡って様々な思惑が交錯する大人たちと、純粋に友人を思う子供たち。 前作の砂の街の設定は、私自身も想像したことのあるような設定だったのだが、この空の中で出てくる白鯨の設定は奇抜で面白いと思った。ここまで現実味を持たせたのはとても上手い。読後感もよかった。
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SF兼ラブコメ小説です! 男女2組を軸に物語が進み、交錯していきます。 未確認飛行物体をどう対処していくのか、男女2組の関係はどうなっていくのか、そこが見所です! 登場人物全員キャラが立っていて特に私は宮じぃが好きです、私もこんなお爺さんになりたい!
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自衛隊三部作を全て読了。 個人的には塩の街→海の底→空の中の順で好み。 間違いは許されない、背負って生きていくしか無い。 間違えてない側が間違えた側からの圧を背負う必要はない。
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塩の町に続いて読んだ。シリーズかと思ったがそうでもないので順番にこだわる必要はなかった。塩の街よりもさらにライトノベル。気持ちよく読む進めたが、塩の町の方が好きかな。
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