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日本史の誕生 の商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2024/04/11

☆日本国という概念は、白村江の敗戦から。日本語は帰化人が倭語をもとにつくった人工語。古事記は偽書。 (著者)満文老○ 東洋文庫、倭国の時代 あ、倭国あだ、康煕帝の手紙けし、チンギス・ハーン あし、世界史の誕生 けだ (共編)民族の世界史4 中央ユーラシアの世界 け、歴史のある文明...

☆日本国という概念は、白村江の敗戦から。日本語は帰化人が倭語をもとにつくった人工語。古事記は偽書。 (著者)満文老○ 東洋文庫、倭国の時代 あ、倭国あだ、康煕帝の手紙けし、チンギス・ハーン あし、世界史の誕生 けだ (共編)民族の世界史4 中央ユーラシアの世界 け、歴史のある文明 けあしだ (叢書日本再考)内なる江戸 あ

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2024/02/07

いくつかの刊行物から日本史の誕生に関わる部分をまとめたらしくて重複部が多く、寝ぼけて同じとこ読んでんのかと思うことが多々あった。言葉の端切れの良さは好き。

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2021/10/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

岡田英弘『日本史の誕生』 リアルな古代日本、本書発行1994年、原型の『倭国の時代』は1976年、古さは感じない。 ①山地に在来倭人 ②交易目的中国人が船で来訪 ③低地に交易拠点→都市、華僑、周辺に稲作集落 ④混血、酋長は倭人、実務は中国人 ⑤来訪時期と場所により中国人も言語風習は異なる ⑥数百の国が成立、並存、トップが大和王権の連合 ⑦天智天皇下で防衛のため日本に集約 古代日本史は中国大陸の情勢と不可分 ・大陸の荒廃・人口激減期にヒトが半島、列島へ流出 ・人種も言語も違う人々のコロニーが点在 ・近畿の集落の多くが渡来系、新撰姓氏録 ・京の開拓は秦氏、継体父の集落に渡来人 ・古墳時代に人種混合、日本人誕生、遺伝子研究 ・6C時点で山口県?に秦王国、陝西方言?隋書 魏志倭人伝は政治的宣伝文書=司馬懿の功績アピ 大月氏国と同格の大国を司馬懿担当エリアに創出 外交成果によって正当性を主張、現代中国も踏襲 漢=奴国→伊都国、司馬氏&晋=邪馬台国 晋の衰退で倭国大乱へ 五胡十六国→南北朝=河内王権・倭の五王 倭国=数百の国が併存 日本=天智天皇が集約 古事記は斉明・天智・天武の出来事を神話に焼き直した ・数百の国を「日本」に統合したのは天智天武期 ・斉明天皇が神功皇后 ・神武は古事記で初登場する神霊 ・伊勢神宮&天照も7Cに誕生、ずっと信仰されてない ・成立は平安時代の可能性 河内王権は断絶→継体朝 応神も神霊で継体までの系図なし

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2021/08/16

★★★2021年8月★★★ 日本史の誕生はいつ?神武天皇の時代? いやいや、天智天皇こそが日本の建国者であると筆者は述べる。過去には中国の一部であった日本。 白村江の戦いの結果、大陸の足掛かりを失い独立の必要に迫られた。その状況下で日本が昔からの独立国であったかのような歴史...

★★★2021年8月★★★ 日本史の誕生はいつ?神武天皇の時代? いやいや、天智天皇こそが日本の建国者であると筆者は述べる。過去には中国の一部であった日本。 白村江の戦いの結果、大陸の足掛かりを失い独立の必要に迫られた。その状況下で日本が昔からの独立国であったかのような歴史をでっち上げたのが『日本書紀』だという。 筆者によれば、聖徳太子や推古天皇も実在したのか怪しいという。 邪馬台国については、瀬戸内海に位置した数多くの部族国家の一つであろうと推定する。魏志倭人伝には当時の中国に政治力学上、あたかも大国であるかのように偽装された可能性がある。 天智天皇については 今まではあまり大人物とは思っていなかったが 日本の建国者と聞くとなんだか偉大な人物と思えてきた。『逆説の日本史』では天武天皇に暗殺された事になっているが。  歴史にはいろいろな見方がある。

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2020/01/09

『古事記』偽書説、天智天皇の頃が日本の誕生だったという説等、とがった感じと受け止められるような説をロジカルに説明する内容。 彼の歴史に対する姿勢(過去をどう認識していたか)には賛同できるものの、異論を受け入れないような筆致で描かれていることが、逆に時節への自信のなさが表れているよ...

『古事記』偽書説、天智天皇の頃が日本の誕生だったという説等、とがった感じと受け止められるような説をロジカルに説明する内容。 彼の歴史に対する姿勢(過去をどう認識していたか)には賛同できるものの、異論を受け入れないような筆致で描かれていることが、逆に時節への自信のなさが表れているように感じた。 また本書は色々なところに載せた文章の寄せ集めだが、編集が極めて粗雑で、内容重複が非常に多く、正直読むに堪えなかった。

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2019/03/16

岡田英弘 2019.3.15 正しい歴史学を伝道してくれる学者だったけど、近年亡くなられた 昔の作品は尖っているからオモロイ 時間不足で再度借りなおします

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2019/01/14

日本の建国が天智期であることを論証する内容。百済滅亡と唐や新羅の敵対化により、日本国内の統一が急速に進んだ。戸籍や正史の作成、新都の建設、日本語の創造、律令制の導入、どれもが建国の意志を物語る。 本書は、天智以前において倭国は中国の一部だったと述べる。極論だが解釈によっては、当時...

日本の建国が天智期であることを論証する内容。百済滅亡と唐や新羅の敵対化により、日本国内の統一が急速に進んだ。戸籍や正史の作成、新都の建設、日本語の創造、律令制の導入、どれもが建国の意志を物語る。 本書は、天智以前において倭国は中国の一部だったと述べる。極論だが解釈によっては、当時の倭国をイメージしやすいという点で首肯すべきだろうか。まず本書は交易が生み出す人の感情や行動に重点をおく。倭の奴国は交易の便益のために国王の印綬を授けられた。また、以降倭国には大陸から人の移動が続き、隋書にあるように大陸の人々が大勢暮らす国もあった。百人一首の序歌で有名な「なにわづに さくやこのはなふゆごもり……」すら渡来人の作である。ここで描かれる倭国は、まだ人種とも民族とも呼べない雑多な人々が暮らす世界の辺境である。 そこには後世に本居宣長や平田篤胤が思い描いた古代の純粋無垢な世界は存在しない。よく保守雑誌の「諸君!」や「正論」に掲載されてたな……と思っていたが、ヨーロッパにおけるネーションステートの成立に日本が1,000年ほど先駆けていると考えれば、保守系にも受けがいいのかもしれない。そして本書のいう建国前後の様子を、ヨーロッパにおけるネーションステートの成立と対比すると非常に腑に落ちる。 本書では古事記偽書説に肩入れしているが、歴史書成立の動機が建国のタイミングとリンクするはず……という考えからすれば、当然なのでしょう。

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2018/10/15

日本の歴史をどう見るか 第1部 倭国は中国世界の一部だった(邪馬台国は中国の一部だった;邪馬台国の位置;親魏倭王・卑弥呼と西域;倭人とシルク・ロード;日本建国前のアジア情勢;中国側から見た遣唐使;「魏志東夷伝」の世界) 第2部 日本は外圧のもとに成立した(日本誕生;神託が作った「...

日本の歴史をどう見るか 第1部 倭国は中国世界の一部だった(邪馬台国は中国の一部だった;邪馬台国の位置;親魏倭王・卑弥呼と西域;倭人とシルク・ロード;日本建国前のアジア情勢;中国側から見た遣唐使;「魏志東夷伝」の世界) 第2部 日本は外圧のもとに成立した(日本誕生;神託が作った「大和朝廷」;新しい神話―騎馬民族説;日本人は単一民族か;日本語は人造語だ;歴史の見方について) 著者:岡田英弘(1931-、東京都、東洋史学)

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2013/11/07

 日本の歴史は中国の歴史になるのだろうか。それとも中国の歴史が日本の歴史なのか。本の大部分を中国の歴史に割いてあり日本の歴史については十数ページのみだろう。なんか物足りない気がする。  確かに、今現在の歴史認識はほぼ一方的でありどこまでが事実でどこまでがねつ造かはわからない。そ...

 日本の歴史は中国の歴史になるのだろうか。それとも中国の歴史が日本の歴史なのか。本の大部分を中国の歴史に割いてあり日本の歴史については十数ページのみだろう。なんか物足りない気がする。  確かに、今現在の歴史認識はほぼ一方的でありどこまでが事実でどこまでがねつ造かはわからない。その中で何が正しい歴史かととらえるのは難しい。  日本の歴史ロマン、邪馬台国はどこにあり、卑弥呼は実在したのか?この解釈に中国の書物、魏志倭人伝のみを論証にするのはどうかと思うしこれだけで特定できるわけはないと感じる。だからこそ今現在の日本にある事実化されつつある歴史認識をもう少しわかりやすく解き明かしてもらいたかった。 邪馬台国の位置を瀬戸内海の西部沿岸の、関門海峡の近くのどこかにしておく 72 邪馬台国論争なるものは、実はいくつかの誤解がなくなってしまえば、論争それ自体、消えてしまう性質のものである。 77 それまで原住民がつましい食べ物で満足していたところへ中国人が来ると、いっぺんに食料の需要が出てきて、作れば作るだけ売れるということになる。 162

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2013/08/20

いろんな本で勧められている本だけど、かなりのページが中国の歴史に割かれている。中国の歴史に関しては全くの無知なので、中国の歴史をかじって から読まないと中々読み続けるのも難しい。邪馬台国の卑弥呼が架空の人物という説は少し興味深かった。10年後くらいの再読の本かも。 とりあえず、三...

いろんな本で勧められている本だけど、かなりのページが中国の歴史に割かれている。中国の歴史に関しては全くの無知なので、中国の歴史をかじって から読まないと中々読み続けるのも難しい。邪馬台国の卑弥呼が架空の人物という説は少し興味深かった。10年後くらいの再読の本かも。 とりあえず、三国志を読んでからまた読もうと思った。

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