復讐プランナー の商品レビュー

あさのあつこ【著】

2010/10/29

いじめについての本を読むと心苦しくなるのは、目を逸らす傍観者の心理だなと急に思った。別にそういう本ではない。
今さらながら二、三人対一人のいじめって気が付かないかもな……別にそういう本でもない。
小学校高学年や中学生で読んでおくと良い……んじゃないかなあ。本当に、こういう例って日本中あらゆる学級に溢れていると思うので。

挿絵がスタイリッシュで陰気さが消える、素敵。

2010/10/18

あぁ、そうそういじめってこんな感じだよね。
イマドキの中学生は頭いいからさ、
どうふるまえば大人受けがよくなるか、ということも、
いじめっ子の裏の顔は、なかなか大人に見つからない、ということも、
みんなわかってるんだよね。
この本は、そんな厳しい環境の中で、いかにいじめに立ち向かうかを論理的に考えさせる本になってます。

まずいじめっ子ありき、
その子をかばって、いじめられっこその２になってしまった男子生徒の先輩が、実は面々と受け継がれていく復讐ノートの伝承者で・・・。
３人が頭を突き合わせて、いじめっ子男子の生活や行動を見張っていく、という流れになってます。

あさのさんらしいっちゃ、らしいんですが、「お、面白そう！」と深入りしかけたところで「はい、終わり～」となっているので、ハッキリしたラストをお望みの方にはおススメできません。
復讐ノートの伝承者・山田先輩が細身メガネ本好き男子という、本読み女子にはたまらないビジュアル＆設定になっているので、それでもう十分！！って方にはおススメします（笑）
でもこれ、続編が出ればいいのにな～。
山田南平さんの『まなびや三人吉三』みたいな義賊ものとして、シリーズ化できるお話だと思うんですけどね～。
まぁ実際のところ、事件が解決してスッキリ！って内容の話を書くとは思われないので、自分で想像して楽しみます、ははは。

2010/10/12

読み始めました。前から気になってたのだけど、図書館の先生のオススメを読んで、読んでみよう！と思ったので。

2010/10/11

それからどうなったのか、知りたいところではあるけれど、まぁ我慢。得たいの知れない恐怖心を自分自身で捕らえて落ち着いた判断をすることは、想像以上に困難だけど、やはりとても大切だと思う。そして、そんな時に仲間がいるっているの理想的。

2010/07/21

個人的に好きでした。
さらっと読み終えた感じですが、そこがいい感じでした。
ノートでいじめを対処、という発想がなんだか不思議でした。
山田先輩の言葉が素敵でした。

2010/06/05

［　内容　］
突然、いじめられる日々が始まり、途方に暮れる雄哉の前に現れた先輩。
「復讐計画を立ててみればいい。
復讐。
仕返しのことだよ」物騒なセリフに誘われ、ひそかにチームは集い、ゆっくりと動きだした―。

［　目次　］

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］

2010/01/17

中高一貫の私立校に通う雄哉は、あるとき中学に入学して最初に友達になった章司が久利谷に脅されているのを止めたことで、逆に彼らに目をつけられてしまう。お金を持ってくるよう脅される中、章司までが雄哉を裏切る行為をしたことで絶望する雄哉。そんなとき同じ図書委員の上級生、山田が現れ"復讐ノート"を作るようにアドバイスする。どんな復讐をしたいかなどを書き込み、感情を発散させるというそのノートの効果はあるのだろうか?そして山田の過去、この学校の過去とは・・・。

比較的話の内容も難しすぎず、小中学生に一番読みやすいかなぁと感じました。これは話の内容が普通じゃないからおもしろい。イジメられて復讐しようと考える辺りが、斬新でいいと思いました。簡単にできることじゃないからノートに書く。単純だけど結構やってる人いないと思う。ギリギリまで悩まないっていうのもあぁ・・・って納得。人に言うのは難しくても、引きこもったりすることなら大抵できるし。いじめられている人はもちろん、そばで傍観している人には絶対読んで欲しい本。そして、本筋とは関係ないけど最後の探偵七つ道具やテクニックが意外と便利かも?

2010/01/15

虐められてる人が可哀想って思うけど、
虐めてる方もいろいろあるんだなと思った。
心にモヤモヤが有るときはノートにまとめてみよう

2009/12/13

いじめに対するあさのさんなりのススメ。
先生や親に相談しようとかいう偽善的なものじゃなかったからとても好き。

2009/11/13

中学生のいじめのことがテーマだけれども、
重くなく、こんな対処をすればよいんだ！と考えさせられた。