復讐プランナー の商品レビュー

あさのあつこ【著】

2011/11/21

突然、いじめられる日々が始まり、途方に暮れる雄哉の前に現れた先輩。「復讐計画を立ててみればいい。復讐。仕返しのことだよ」物騒なセリフに誘われ、ひそかにチームは集い、ゆっくりと動きだした――。

2011/08/26

深沢雄哉は中１。親友の眞野章司（まのしょうじ）が恐喝されている所を助けたために、不良グループからお金を請求されるようになる。しかも、助けた筈の親友・章司までもが不良グループと一緒になって雄哉を無視するようになってしまった。
そんな時、図書委員会の先輩が二人にアドバイスをした。
復讐のプランを考え、ノートにまとめていく。書くことで心を落ち着き、冷静になるようにすること。相手（いじめてきた奴ら）をよく観察して原因をさぐること。一人で悩まず、雄哉と章司で話し合う事。不良グループは心理的に追い詰めるために、二人を引き離した。しなわち、章司に、雄哉と話しをすると雄哉をボコにするぞ！とか脅していた。
冷静になることで見えてくることがある。よく見て、話しをすることで見えてくる希望もある。しかも、復讐プランナーはひそかに、代々受け継がれていた。
復讐を実行するわけではないけど、いじめにたちむかうにはどうするか・・・を考えさせられる本。
おっと！１４歳の世渡り術シリーズだからな。

2011/08/23

いじめの話。
自分の気持ちを紙に書きまくったり、復讐をしたいがためにそのやり方について考えるのはまったく心理カウンセリングとおんなじじゃないか！と思った。
一番最初は誰が教えてくれたのかしらね。やっぱり保健室の先生とかなのかなあ。
クラスは子どもで作られてるから大人が入ってもいじめはなくならないけど、問題解決の練習にはなると思う。
でもいじめってほんとつらいね。通り過ぎるのを待つ、っていうのは虐待と一緒だと思う。
なにか悩みがある子がいたらこの本を薦めたい。
どっかの宗教では「思い浮かべたことはやったことと同じです。人を殺したいと思ったら、人を実際に殺したと同じくらい悪いことです」というけれど、それで最悪の状態を脱して前を向く準備ができる様になるなら悪いことなんかじゃないのではないかな。

2012/01/09

いゃまいじめ内容はリアルな感じだよな。ただ、結果がかかれてないので小説として面白くないのが残念だ。起承転でおわる。なんともなかんじだよ。

探偵グッヅとか変な付録を作るより一例として書いていればよかったのかもしれなく、残念だ。

つぎの参考にしてほしい

2011/07/05

■突然、いじめられる日々が始まり、途方に暮れる雄哉の前に現れた先輩。「復讐計画を立ててみればいい。復讐。仕返しのことだよ」物騒なセリフに誘われ、ひそかにチームは集い、ゆっくりと動きだした―。

■■タイトルほど重たい話ではなく、むしろ凄い中途半端だしあっさりしすぎ。考え方はいいとは思うんだけど、曖昧なまま物語が終わっているせいか物凄く軽い印象しか受けませんでした

2011/04/30

この本、すごい。

巧く届くといいなぁと思う。
必要な人にちゃんと届くといいなぁって思う。

今すぐ必要な人にするするっと入っていけばいいなぁって思うけど。
余裕がないときもあるから。
できたら、ちょっと余裕があるときに出会っていて欲しいなぁと思う。
先に読んでおくだけで、随分と違うはずだ。
国語の教科書に載せちゃえばいいのに。

2011/04/05

いじめられていた章司をかばったことがきっかけで、代わりにいじめられるようになってしまった雄哉。
しかも相手は、巧妙に、ばれないよう行動してくる上に、教師からは良い生徒であると大きく評価されている人物。
その現状を変えるべく、手助けしてくれたのは学校に代々続くという「復讐プランナー」だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いい本だと思った。
これはなにも、イジメに限った対処法じゃないと思うから、もっとみんな実践したら良いと思う。
私のストレス解消法がまさにこれで、ムカつくこととか、嫌なこととか、バーーっとノートに書いて次の日見直す…何回も繰り返すうちに気持ちが落ち着くんだよね…
文字って自分を客観的に見る事が出来るツールで、困った状況になったとき、大切なのってそれじゃないかなって思う。

最初はイジメの話なのかな？っておもったけど、この話のメインはそこじゃない。
だけど、そこがメインじゃない分、これはいじめられっこの参考書になりうると思った。
とにかく、いじめられて、一番やっちゃいけないことは自殺だと思う。
それと、同じことを人にする事。

親に相談なんて、一番ハードル高いし、先生に言ったって解決するとは限らない。
いじめられる側に非なんてないんだから、何でいじめられるの、って考えたってしょうがない。
同じ「考える」なら、合法的に、そして的確に相手に復讐出来る方法を考える方が得だ。
ダメだと思ったらすぐ逃げれば良いし、学校なんか行かなくたっていい。
この、復讐プランナーみたいな人が、本当に沢山いて、もっと伝わればいいのに…
いじめを苦に自殺するなんて子が、これから一人もうまれなければいいな…

あと挿絵がかっこいい。

2019/01/16

ひょうひょうとして掴みどころのない山田先輩のキャラが素敵でした。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-306.html

2010/11/17

何かが変わるわけじゃないかもしれないけど、プラスに考えることはとても大切なことだと思いました。

いじめを題材にした作品の中では、とてもめずらしい作品だとおもいました。

2010/10/28

昔いじめられていた事を思い出しながら、そして自分の子があっている苛めに対する怒りを感じながら読みました。これは自衛作だ。でも本当は本当に復讐したい気持ちがまだあるのよ。謝ってさえもらえてないんだからね。