クビシメロマンチスト の商品レビュー

西尾維新【著】

2012/12/16

学生の頃に読んでたら、間違いなく中二病を発症してと思われるくらい、濃いキャラが出ている。人を殺すことに対する考え方は色々あると思うが、この作品のキャラは斬新だった。

2012/12/11

色々計算されて書かれた小説だなあ…と思ったのが最初の感想。
クビキリサイクルよりも面白かった。

振り返ってみると厨二全開だしみんな気違いの話だ。
でも読んでいる時はそんなこと忘れて読みふけってしまうんだなあ

2012/11/21

戯言シリーズ二巻。

いーくんと人識が初めて出会う話。
本懐はそこじゃないけどそれで良いと思う。

話的にはいーくんの大学の同級生が殺されてそれを解くと言うもの。

終わり方や展開は後半にいくに連れてどんどん黒く、暗くなっていく。
それでも悪くない。
いーくんの考え方に基ずく行動や言動は確かに残酷だけど一貫していて好感が持てた。
これからに期待。

2012/09/18

理由のない殺人と変な理由の殺人は全く別の物と思うんだ。
ミココはモココに似ているな。とか、モココはめりーぷの進化系だったっけ？　などと考えながら読んでいると終わっていた気がする。いろいろと夏。

そんなことはどうでも良くて、キャラクターがいいね。とか、なるほどトリックだね。とかいろいろと考えちゃうんだけど、あれー、いっくんって微妙に方向性が安定しないよな。とか思いつつも真面目に考えてなくて、あーーー、とか言いながら読み込んでいると面白いかもなどと。

とりあえず、眠いので寝ます。

2012/07/26

いろいろと最後に明かされる謎があり、細かいところは「ヘェ〜」となるとこはあるものの、まぁ予想の範疇内。
独特の言い回しとかが耐えれる人向け。

2012/07/23

今読んだ戯言シリーズの中で一番好きです

恐らく一番人気であろう零崎人識が私もとても好きになってしましました。
彼のスピンオフもぜひ読んでみたいです

巫女子ちゃんの口癖？も西尾維新先生らしくて好きです

トリックは最後まで誰が犯人かわからなくて面白かったです

最後のいーくんらしい一言にビビビッっと来ちゃいました

2012/07/08

前作もそうだったけど、今回も登場人物のほとんどがイカレてるという。
いーちゃんと零崎との絡みと終盤の鬱展開が好き。
人間の汚い面が浮き彫りになってるので、人間の罪深さを再認識できます。
そして最後に玖渚ちゃんに癒される。

2012/06/26

　イっちゃってる奴しかいないのか、この世界は！
　いーちゃんの〝い〟はイカレテルの〝い〟ですか！
　まともな奴がいないと感覚がずれちゃって、物語内の異常事態に鈍くなっちゃう。ラウンジで騒いでるモブ女子たちも、分からないだけでイっちゃってるのかも。ミステリーにあるまじきくらい世界観不審だ。

2012/06/23

久しぶりに読んでみたシリーズ第二弾。＜戯言シリーズ＞の中でも最高傑作なのではないかと言われる本作は、確かに10年前は衝撃を受けたけれども、面白いもので今読み返してみると一作目のほうが良く出来ているように思う。

というのも、確かにすでに結末を知っているから衝撃をあまり受けなかったというのは確かにあるのだが、それ以上に読み返してみると予想以上に主人公のいーちゃんが率直にウザくてウザくてしょうがなかったのだ。まさに厨二病を地で行く男、いーちゃん。男のメンヘラの代表、いーちゃん。西尾維新のキャラは少なからず厨二病的なのだが、本作のいーちゃんは異常な割にメンタリティがナイーブすぎて、それが今の僕には少し鼻につきすぎるのかもしれない。

まあとはいえ、初読であれば充分に衝撃を受けることは出来るような気もするし、ただのありがちなエロゲ主人公じゃないということを証明しただけでも本作の価値は充分残っているだろう。しかしこの本は作者いわく2,3日で書き上げたとのことで、そのことが本作の内容以上に作者のヤバさを物語っている気がする。

2012/05/25

西尾さんの不思議なところは、
気持ち悪いはずなのに、読後感に気持ち悪さが残らないところかな。
救いとかまるでないはずなんだけど、
「なるようにしか ならなかった」
みたいな。
しょーがないよね！って言っちゃう、あっさり感。

なんでだろう。
語り部である、いーちゃんが、何にも持たないからかな。
通り過ぎて行く有耶無耶を、いーちゃんフィルターを通して知るから、
そんな見え方になっちゃうのかな。