貧困大国ニッポン の商品レビュー
日本の貧困層の数と実態を知る。人ごとと思ってはいけない。日本では、一度挫けたあとに、立ち直る術があまりない。
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格差と貧困について知りたくて読書。 明日は我が身と思うと背筋が凍る。同時にまだ幸せだなと無意識に比較してしまう自分もいる。 再チャレンジという言葉が登場するということは、日本はすでに再チャレンジできない社会になっているということだろう。 NHKの「無縁社会」を想起させる。 ...
格差と貧困について知りたくて読書。 明日は我が身と思うと背筋が凍る。同時にまだ幸せだなと無意識に比較してしまう自分もいる。 再チャレンジという言葉が登場するということは、日本はすでに再チャレンジできない社会になっているということだろう。 NHKの「無縁社会」を想起させる。 現状の貧困層を救済することも大切だが、学校や家庭でお金の貯め方、節約の仕方収入に見合う生活をする意識などうまく表現できないがお金の教育をもっと徹底してするべきなのではないか。 日本人全体が教育されていないために、お金があるだけ消費してしまう「パーキンソンの法則」に陥っている印象がある。 私も含めて収入が少なければ、少ないなりの生活をする方法が知恵として伝承されていない。だから、自己責任と一言では片付けられない氣がする。 若年層の内向き志向、海外への関心が薄れているのは、若年層に正社員が少なく、所得、収入も少ないからという著者の説には少し考えさせられた。 ある飲食店経営者が語ってくれた外食産業の消費不況の要因の1つに、携帯電話の高い利用料金に影響を受けているという話も思い出す。 これから日本はどうなるのであろうか。 読書時間:約1時間15分
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日本の貧困層へのインタビュー集。著者の醍醐味である膨大な資料やデータは今回は影を潜めています。 生々しいインタビューや、貧困層のある意味「生活の知恵」的な行動を見ると、今まで知らなかった世界がまだあるんだなと痛感させられます。
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貧困層の人達の生活。 読んでどうなるわけではないですが自分は辛くても所得に合った生活をしようという気になるかもしれません。
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現下の凄まじいワーキングプアの実相を一人ひとりの貴重な体験談で綴られる。ついにここまで来てしまった日本。唖然としてしまった。眼を覆いたくなるような惨状。著者の示す再生策ではたして日本は蘇るのか。
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著者の門倉貴史はテレビにもよく出る人気経済学者。トークと同じで本も極めて分かりやすい。その分アカデミックな感じはほとんどしない。 本の内容のほとんどは、低い年収での苦しい暮らしを強いられている人々の体験談だ。「パソコンの放出熱で暖をとる」とか「兼業で風俗嬢をしている」とか、か...
著者の門倉貴史はテレビにもよく出る人気経済学者。トークと同じで本も極めて分かりやすい。その分アカデミックな感じはほとんどしない。 本の内容のほとんどは、低い年収での苦しい暮らしを強いられている人々の体験談だ。「パソコンの放出熱で暖をとる」とか「兼業で風俗嬢をしている」とか、かなりしんどい話ばかり。これからの日本がどうなってしまうのか考えさせられる。
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「普通」の生活ができない人たちのサンプルがずらっと並んでいる一冊。家庭環境が酷いと子供に伝染してしまうのは本当に残念だと考えさせられる。でもどう考えても個人の問題でしょって人もちらほら。例が並んでいるだけで、改善策についてはほとんど触れられていない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 一生結婚できない正社員、食費月1万円台の4人家族、ゴミを奪い合う年金老人、援交子育てママ、闇職系常連、「住民票は山谷」のワーキングプア…驚愕のリポート! 2極化する日本人の生々しいドキュメント。 最底辺100人の証言。 [ 目次 ] 第1章 誰も語れなかったワーキングプア 第2章 「貧困家庭」崖っぷちのサバイバル 第3章 結婚できない“名ばかり”正社員たち 第4章 犯罪から抜けられない闇職系若者 第5章 貧乏老人がたどる悲惨な末路 第6章 貧困は本当に自己責任なのか? [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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とてもわかりやすく、日本における貧困の現実が実例を通して書かれていました。その内容は、私の想像していたものをはるかに越え、元々、このような話に興味はあったけれど、改めてもっといろいろ知りたいなと思わせてくれる本でした。 ただ、少し、実例がぱーっと並べられてあって説明がちょっと載...
とてもわかりやすく、日本における貧困の現実が実例を通して書かれていました。その内容は、私の想像していたものをはるかに越え、元々、このような話に興味はあったけれど、改めてもっといろいろ知りたいなと思わせてくれる本でした。 ただ、少し、実例がぱーっと並べられてあって説明がちょっと載ってるという構成は、最初の方は良かったけれど読み進めて行くうちに飽きてしまいました。 もう少し、説明が濃くてもいい気がしました。
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図書館でふと手にとった本 (門倉氏は以前から知っていたので) 内容は色々な状況に置かれたワーキングプアの方を紹介したものです。 どうしようもない人もいれば、不幸が重なって苦しい生活をされている方まで様々です。 これはいくらなんでもという状況はなんとかしてあげられないも...
図書館でふと手にとった本 (門倉氏は以前から知っていたので) 内容は色々な状況に置かれたワーキングプアの方を紹介したものです。 どうしようもない人もいれば、不幸が重なって苦しい生活をされている方まで様々です。 これはいくらなんでもという状況はなんとかしてあげられないものかなと思います。 ワーキングプアのリアルを理解することができます。 (ネットカフェ難民、生活するために風俗業界に行く、不安定な身分のため結婚できない、すごい節約生活、闇の仕事に手を出す若者、貧困老人の苦難) ただ本書は状況に応じた分析やコメント等がないので、だからなんなのか?どうすれば問題は解決できるのかといったものがないのが残念です。
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