彼女が死んだ夜 の商品レビュー
大学生探偵達が活躍するタック&タカチシリーズ最初の作品。 超箱入り娘のハコちゃんが飲み会から帰ったら自宅に見知らぬ女の死体が…!! 素晴らしい探偵頭脳を持つタックがなかよしの仲間達と謎を解くお話、だったはずが、ラストは陰惨でグロテスクでした。 タカチといっしょにいすから転げ落ち...
大学生探偵達が活躍するタック&タカチシリーズ最初の作品。 超箱入り娘のハコちゃんが飲み会から帰ったら自宅に見知らぬ女の死体が…!! 素晴らしい探偵頭脳を持つタックがなかよしの仲間達と謎を解くお話、だったはずが、ラストは陰惨でグロテスクでした。 タカチといっしょにいすから転げ落ちそうになりました。 愛って怖い!! とても切なくなる読後感でした… 西澤さん、お初だったのですが、とてもおもしろかったので続きも読んでいきたいです。
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今読むには少し古い物語だとは思いますが、それでも私はこの物語に心を掴まれました! このミステリーはほんとに素晴らしいと思います!! ミステリーでは当たり前な展開、今まででてきた登場人物の中に犯人はいて、犯行に関わっている人もいて、少しずつ真実が分かっていくはずなんです。 少しず...
今読むには少し古い物語だとは思いますが、それでも私はこの物語に心を掴まれました! このミステリーはほんとに素晴らしいと思います!! ミステリーでは当たり前な展開、今まででてきた登場人物の中に犯人はいて、犯行に関わっている人もいて、少しずつ真実が分かっていくはずなんです。 少しずつ真実がわかっているのに、自分の推理はどんどん真相から遠ざかっていました。 最初はハコちゃんと呼ばれる女の子の視点から入ります。その視点では、事件で重要なことが描かれているはずなのに、私は最初のそのシーンのせいで逆に真相から遠ざかっていきました。きっと作者もそれを狙っていたのでしょう。最初に重要な場面を見せ、読者が真実に近ずけるようにお手伝いをする振りをして、実際読者をいい意味で裏切る。真相を知った時の衝撃と、それだけで終わらないさらなる衝撃で、何度も裏切られ読んでる時間はとても楽しかったです。 そしてミステリーでは必ずある推理のシーン。私は普段ミステリーを読まず、難しいことがよく分かりません。ですがそんな私でもスラスラと読めてしまうほど面白みのあるシーンでした。この物語では、推理をする時に登場人物達がお酒を飲んでいます。個性豊かな登場人物がお酒を飲みながら会話をしていると言うだけで、推理という硬っ苦しいものから抜け出せた感じがして、推理のシーンも楽しめました! そしてそれぞれの登場人物のクズっぷり。どの登場人物も人間味がありすぎて話に飲まれてしまいそうになります。 物語の中では、どれだけ性格の悪いクズでも、最終的には良いふうに描かれることが多いです。 実際私も根っから悪い人なんて存在していないと思う派の人間です。 それでもこの物語では、どうしようもないクズが存在し、どうしようもない自分勝手な親が、どうしようもない性悪を育ててしまうどうしようもない人達が沢山登場してきます。 まるで現実に起こった話を見ているかのような作品に私はとても引き込まれました。 ミステリー好きなら絶対読むべき小説だと思います! ミステリーが苦手でも、適度にむずかしく適度に面白みのある小説なので、ミステリーに手を出してみたいと思ったらこの本を強くおすすめします!
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アメリカ留学を前日に控えた箱入り娘のハコちゃん、送別会から自宅に帰ると見知らぬ女性の死体が!? このままでは念願の海外留学がおじゃんになってしまう!! 禁断の死体遺棄計画は思いもよらない結末に。 匠千暁、最初の事件。 後に匠千暁シリーズとなる西澤保彦の看板作の第一長編ですね。...
アメリカ留学を前日に控えた箱入り娘のハコちゃん、送別会から自宅に帰ると見知らぬ女性の死体が!? このままでは念願の海外留学がおじゃんになってしまう!! 禁断の死体遺棄計画は思いもよらない結末に。 匠千暁、最初の事件。 後に匠千暁シリーズとなる西澤保彦の看板作の第一長編ですね。タックやタカチの学生時代のお話、同じキャンパスグループ内の箱入り娘のハコちゃんのフロリダ留学前日家に帰ると見知らぬ死体が!そして禁断の死体遺棄、まさかの主人公たち普通に犯罪者である。しかし事件は想像を超える幻惑さを見せ、警察でも捜査は難航。ここに酔いどれ探偵・タックの降臨。 シリーズ恒例というか、西澤保彦ではよく出てくる酒を回しながらの推理合戦ものです。今回は結構事件の当事者ですから酒飲んでる場合じゃないかもしれないんですけどね。
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宮下とハコちゃん、ルミが糞。 それはさておき、酒を飲みながら仲間たちで推理し合うシーンは非常に楽しめるし、何回もどんでん返しされてずっとワクワクした。
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ある女子大生が自宅で死体に出くわし、とある事情から友人たちに手伝ってもらって隠蔽することに。そして警察に代わって自分たちで解決を目論んでいくことにーー と、設定は正直言って単純だし少し地味。しかも、本書の大部分を占めるのがディスカッション。 ああだこうだと言い合って、全ての謎に...
ある女子大生が自宅で死体に出くわし、とある事情から友人たちに手伝ってもらって隠蔽することに。そして警察に代わって自分たちで解決を目論んでいくことにーー と、設定は正直言って単純だし少し地味。しかも、本書の大部分を占めるのがディスカッション。 ああだこうだと言い合って、全ての謎に筋の通った説明をつける。その作業にかなりの頁数が割かれているのだ。そしてその中で、作者は“論理の飛躍”の醍醐味を見せてくる。地味な設定、本格の括りの中でここまで見える景色を変えてくる作品には滅多に出会えない。 そうしたミステリ純度の高さにキャラクターの魅力も相まって、誰でも楽しめる本格--もはや語義矛盾のようにも感じられるが--に仕上がっている。 ↓↓↓↓以下ネタバレ↓↓↓ ハコちゃんが発見した"死体"は実はまだ生きていて、しかも髪を切ったのも自らしたことだ、というのがまず驚き。タックが机に頭ぶつけるのが伏線だったんだなぁ。 次に死体の入れ替わりもポイント。 (もしかしてあのスワッピング、コートの入れ替え、盗まれた財布、残ったタオル...とかと対応してるのかとも思ったが考えすぎか?) そしてなによりこの後味の悪さ。 宮下という人物の卑劣さを曝け出し、そしてもうガンちゃんをズタズタに。 和気あいあいとした前半からは予想もつかないこの急転直下が最高だった。
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匠千晶シリーズ第二作。 某2時間ドラマで、 病死だと思われていたご遺体を検分させるために、 ドタバタする一級葬祭ディレクターを見ていたせいか。 葉﨑市という海辺の田舎町で死体を担いだ話を読んだせいか。 自宅で見つけた見知らぬ女性の死体を捨てに行く、 正確には捨てに行かせる話は、 コミカルな話だと勝手に思ってしまった。 酔っ払った大学生たちの話だし、 さらに人違いでヤクザもどきにぼこぼこにされるという展開だし。 なので、犯人を追及していく過程はかなり心が痛かった。 死体も生きている人間も見誤っていたとはちょっと納得いかないし。 とはいえ、ボアン先輩、タック、タカチにウサコの四人組が成立し、 シリーズらしくなってきたのは良かった。
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とにかく宮下がクソクソのくそー笑 ハコちゃんもなかなかのくそー笑 ハコちゃんの両親がスワッピングをしていた件は必要だったのかな? ハコちゃんを必要以上に縛り付けている理由づけにしてはハード笑 ガンタが自殺したのが悲しい。
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【匠千暁シリーズ長編①】大学の仲間のハコちゃんが帰宅すると、見知らぬ女の死体が…。その死体遺棄に加担してしまったタックとボアン先輩。警察の捜査は難航し、女性の身元も不明なままのため、捜査を始めたタック達。事件とは関係のないエピソードの提示で焦らされるが、それは少しずつ事件に絡んで...
【匠千暁シリーズ長編①】大学の仲間のハコちゃんが帰宅すると、見知らぬ女の死体が…。その死体遺棄に加担してしまったタックとボアン先輩。警察の捜査は難航し、女性の身元も不明なままのため、捜査を始めたタック達。事件とは関係のないエピソードの提示で焦らされるが、それは少しずつ事件に絡んでいく。タック達のワイワイ楽しい推理合戦は徐々にドロドロの展開となり、最後の最後まで騙されまくるという、西澤保彦作品の醍醐味を堪能した。最初の出版が1996年ということで、ワープロやポケベルが登場。
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推理というより「当てずっぽうが偶々当たった」感は否めないけど、キャラクターが面白くて楽しく読めました。 ハコちゃんの自己中さにイライラしたけど、こういう結末になったので納得というか… 読み終わった後にタイトルを見て、彼女とは誰のことだったのかわかりしっくりきました。
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第一の事件だけど、シリーズ2作品目。 殺された人は皆、性格が悪い。 男と女は自信と信頼がないと続かない。
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