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金色の野辺に唄う の商品レビュー

3.8

45件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2013/07/12

2013.7.12読了。 「風の唄」が中3の教科書に載っていることを知り、読んでみる。 中学生らしいのはその部分だけで、全体を通してみるとなんか大人向けな感じがした。 大人びたあさのあつこ作品ではなく、大人のためのあさのあつこ作品のような気がする。

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2013/02/09

90歳を超えたおばあさんが息を引き取る。 娘、孫、曾孫までが、彼女に対して色々な思いを持ち、彼女の死を悼む。彼女に関わる様々な人間の思いを、それぞれの立場から描く短編集。 読んでいて、とても清々しい気持ちになれる本でした。

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2012/11/09

読み終わって少したつと、それでなくてもあいまいな★の数をいくつにするか困ってしまう。 ★なんてつけなくていいのだが、ちょっとした覚書のようなつもりでつけているのだ。 これは★3.5くらいかなぁ。 秋に読みたい本だ。 農村の美しい秋の風景と野辺送りを思い起こさせる。

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2012/10/21

秋の光景、生きるということ この世を去るということ とても美しい話 人が生きるというのは、美しいことばかりではなく、いろんな汚さや葛藤もあるのだろう。 けれども、人生を全うした後に来るのは、この物語に描かれたような美しい光景ではないかと思う。 私も珠を持っている人になりたいと思...

秋の光景、生きるということ この世を去るということ とても美しい話 人が生きるというのは、美しいことばかりではなく、いろんな汚さや葛藤もあるのだろう。 けれども、人生を全うした後に来るのは、この物語に描かれたような美しい光景ではないかと思う。 私も珠を持っている人になりたいと思う。それは希望してなれるものではないのだろうが。

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2012/10/08

亡くなった人との思い出。 最後には前向きに明るい方向へ進む展開になってほしいと思ったのですが‥‥。

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2012/10/04

始まりが怖かったです。 私も死ぬ前こういうことを思うのかなぁとか こんな感じになるのかなぁとか…。

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2012/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

静かに、曾祖母は息を引き取った。九十二歳だった。 曾祖母松恵の3人の子供たちは既に独立し 娘の奈緒子、孫にあたる東真、東真の義理の母に美代子、近所の花屋で働く史明、 曾祖母の周りにいるたくさんの人たちが、曾祖母の寛大な心に救われ新しい一歩を踏み出すことが出来た。 温かい話、デス。こういうおばあさんがいると、いいなと思った)^o^(

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2012/08/08

松恵・大ばあちゃんの大往生と藤崎家のゆるやかな秋の物語。陽光が熟した柿の実を、燃え上がる焔に変える様に、珠を持つ者一人ひとりが生き生きと描かれる。優しい時間と秋を織り成す色・音・香りが絶え間なく、柿の木、食と花屋、旧家としての苦労などの各章で化身の様な松恵の存在感。そして最後に娘...

松恵・大ばあちゃんの大往生と藤崎家のゆるやかな秋の物語。陽光が熟した柿の実を、燃え上がる焔に変える様に、珠を持つ者一人ひとりが生き生きと描かれる。優しい時間と秋を織り成す色・音・香りが絶え間なく、柿の木、食と花屋、旧家としての苦労などの各章で化身の様な松恵の存在感。そして最後に娘・奈緒子に伝えるものと、金色の野辺送りの風景には胸がしめつけられる。

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2012/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

綺麗にまとまった話だった。 自分だったら、登場人物のなかで奈緒子に一番近い気がした。心に持ってるものが。

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2011/09/01

一世紀近く生きた旧家の老女が、今わの際にいる…… 老女から玄孫、その義母へと思いはめぐり、連環の物語となる。 正直、読み始めてからしばらくの間が退屈で…… なんか、作者は気負っているのかな(私の偏見?) それでも、途中から引き込んでいくところが 当世の名ストーリィ・テーラーな...

一世紀近く生きた旧家の老女が、今わの際にいる…… 老女から玄孫、その義母へと思いはめぐり、連環の物語となる。 正直、読み始めてからしばらくの間が退屈で…… なんか、作者は気負っているのかな(私の偏見?) それでも、途中から引き込んでいくところが 当世の名ストーリィ・テーラーならばこそか。 ちゃんと、感動させてくれる。 私は不器用な青年。花屋の小波渡君の物語が一番好き。 この人は、こういうのがとってもうまい。 逆に情念を抱えた中年女の物語は、どこかで読んだような気がするし 私は共感できなかった。 作者の故郷・岡山の風習なのだろうか。 金色の稲穂の中の野辺送りのイメージが美しい。 季節の移ろいをしっかり感じ取れる一冊。

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