日本沈没 第二部(下) の商品レビュー
首相と、外相の、これから日本に着いてのビジョンを語る所、在の日本の状況とも繋がっていますね。 中国と米国への、小松さんの考え方もハッキリしていて最高!(たまたま、日本沈没が図書館で借りられなくて借りた本でしたが、最高でした)
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地球規模で人類を考えるというにふさわしい物語。また、鳥飼首相、中田前首相のリーダーシップの素晴らしさは、東日本大震災対応で批判される現首相との対比がおもしろい。11.4.29
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力のこもった傑作である。終幕近くで外務大臣から語られる日本人論は心にしみた。妙なたとえかもしれないけど、薩摩と長州を結びつけた坂本龍馬を思った。 その一方で、それと対立する側の持つ矜持のようなものもよくわかった。片方が他方より劣っているから負けるとか、相手が悪だから敵であると...
力のこもった傑作である。終幕近くで外務大臣から語られる日本人論は心にしみた。妙なたとえかもしれないけど、薩摩と長州を結びつけた坂本龍馬を思った。 その一方で、それと対立する側の持つ矜持のようなものもよくわかった。片方が他方より劣っているから負けるとか、相手が悪だから敵であるとか、そういうレベルの話ではない。 エピローグに描かれた風景は何を意味しているのだろう。ふたつの理念のどちらを、最終的に生かそうとしているのか、最後で少し混乱してしまったのが残念である。 日本人とは何か、そういう理念を超えて、物語の途中で、ある登場人物が持つ感慨に、僕は涙が出そうになったのである。子供たちに、子孫たちに残すべき未来を、今の僕らは作っているだろうか。登場人物が語るのは、むしろ「作れない」絶望なのだけど、そこに僕は、誰もが持っている、とても深く広い「愛」のようなものを感じた。 大勢の登場人物が織りなす物語は魅力的である。時間と場所の飛躍について行けさえすれば、骨太の物語を楽しめる。ただ、それぞれの登場人物が、役割を果たすとそのまま置いて行かれるような感じがした。地球規模で考えていけば、個人というのはそういうものなのかもしれないけど、ちょっと寂しい気がした。 文章に関してひとつだけ。「~か」という問いかけ的な文末がむやみに多いことが途中で気になってきて、気になってくると本当に気になった困った。 2009/4/21
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軍事や外交、気象変化や難民の問題など、興味深いストーリーが続きます。上巻の、どどどそうするのよこんなにたくさんのピンチ!というハラハラ感が、下巻の3/4くらいまで解決しません。全てを語らないうちに話が終わるのはこの著者の特徴なのかもしれません。あと私自身の読解力不足とでもいいまし...
軍事や外交、気象変化や難民の問題など、興味深いストーリーが続きます。上巻の、どどどそうするのよこんなにたくさんのピンチ!というハラハラ感が、下巻の3/4くらいまで解決しません。全てを語らないうちに話が終わるのはこの著者の特徴なのかもしれません。あと私自身の読解力不足とでもいいましょうか。だからきっと読書マスターの方なら「スッキリしたー!」と感じられたのかもしれませんが、わたしはちょっとモヤモヤが残ったので、第一部を読み返して補足してみようかと思います。しかし、エンディングだけは、唐突なストーリーのインフレを見たようで、納得できなかったです。
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第二部も怖い。 第一部は、もともと「日本漂流」という題で、沈没後の世界まで描くつもりだったのに、出版社がもう待てないということで、「沈没」になったらしい。 第二部は「漂流」についても書かれているが、さらに大きな事件が起こる。
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また続きが買えない罠にはまりそうだったので 見つけた時点で即買い。 たったかたったか話が進んでいきますね。 この内容には紙数が足らないのか 少し散漫な気がしました。
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