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偽善エコロジー の商品レビュー

3.6

183件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/03/31

少し古い本なので、現状はどうなっているのかを見る必要はありますが、科学的に環境問題について書かれた本です。 リサイクルがすべて正しいとか、間違った常識がまかり通っているのは、政府の縦割り行政、よく調べずにウソを流すマスコミ、リサイクルと偽って甘い汁を吸う企業がもたらしているせいだ...

少し古い本なので、現状はどうなっているのかを見る必要はありますが、科学的に環境問題について書かれた本です。 リサイクルがすべて正しいとか、間違った常識がまかり通っているのは、政府の縦割り行政、よく調べずにウソを流すマスコミ、リサイクルと偽って甘い汁を吸う企業がもたらしているせいだと、よくわかりました。

Posted byブクログ

2023/08/20

他の方のレビュにもありますが、少し古い本とはいえ武田先生のご主張は現時点でも褪せていないと感じました。

Posted byブクログ

2022/10/17

2008年の古い本なので今とは状況は違うだろうけど、リサイクルについてはおそらくそんなに変わってないだろう。良いと言われている行動をちゃんとデータを元に批判している。 全体的に、公開されてないデータを独自にまとめられてて勉強になる。そして、なにが正しいのか分からなくなった。これか...

2008年の古い本なので今とは状況は違うだろうけど、リサイクルについてはおそらくそんなに変わってないだろう。良いと言われている行動をちゃんとデータを元に批判している。 全体的に、公開されてないデータを独自にまとめられてて勉強になる。そして、なにが正しいのか分からなくなった。これからどうやって生きていけばいいんだろう。この著者の最新の本が読んでみたい。 ところどころ、文章が繋がってないところや関係ない話が入るのが気になる。 最期のまとめがあまり上手くなく、それだけじゃ環境も温暖化もよくならないと思った。

Posted byブクログ

2022/10/15

武田邦彦は、正論を織り交ぜながら、データを積み上げて素人を丸め込むテクニックにかけては天才的だなと感心します。 武田邦彦は、環境問題が深刻だという事実を受け止めたくない消費者ニーズをよく理解していて、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」ですっかりそのテクニックを会得したのでし...

武田邦彦は、正論を織り交ぜながら、データを積み上げて素人を丸め込むテクニックにかけては天才的だなと感心します。 武田邦彦は、環境問題が深刻だという事実を受け止めたくない消費者ニーズをよく理解していて、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」ですっかりそのテクニックを会得したのでしょう。 武田邦彦の正論は、「環境政策に対する批判」の部分です。日本の環境政策は利権のしがらみだらけなので、本質的なところはアンタッチャブルなため、利権の薄い「クールビズ」だの「レジ袋」だのというところをアピールしているのは事実です。 ただ、それらを裏付けるデータがいけません。ところどころ公表されている数値を使っているのですが、数値の解釈に我田引水なところが多すぎます。理系の心得のある方が読むと、「どこの学生の卒論かよ!?」と突っ込みたくなるようなレベルです。 「反偽善エコロジー」でググれば、環境問題の専門家が武田邦彦の素人丸め込みテクニックの種明かしを解説したページが見られます。本書を読む前に、是非そのページをご覧ください。 ブクログのレビューで、本書の評価が高いところを見ると、武田邦彦のテクニックにすっかり丸め込まれる人がいかに多いかがよくわかります。この本を読んだ人の多くの最終学歴が大学だとしたら、環境問題よりも教育問題の深刻さを思い知らされる本です。

Posted byブクログ

2022/10/13

武田邦彦(1943年~)氏は、東大教養学部基礎科学科卒後、旭化成工業に入社し、ウラン濃縮研究所長、芝浦工業大学工学部教授・学長補佐、名大大学院教授、中部大学総合工学研究所教授・副所長・特任教授等を歴任。内閣府原子力安全委員会専門委員、文科省科学技術審議会専門委員等を務めた。202...

武田邦彦(1943年~)氏は、東大教養学部基礎科学科卒後、旭化成工業に入社し、ウラン濃縮研究所長、芝浦工業大学工学部教授・学長補佐、名大大学院教授、中部大学総合工学研究所教授・副所長・特任教授等を歴任。内閣府原子力安全委員会専門委員、文科省科学技術審議会専門委員等を務めた。2022年7月の参議院議員選挙に出馬し落選。 本書は、環境にいいから、環境を守るため、という理由で、多くの日本人が日々行っている様々なエコ活動が、本当に環境のためになっているのかを検証し、「本当に環境を守るためには」どうするべきなのかを、著者独自の視点から説いたものである。 私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、本書はその中の一冊である。(本書は2008年出版) 本書で取り上げられているのは以下の21項目である。■レジ袋を使わない(⇒<判定>ただのエゴ)■割り箸を使わずマイ箸を持つ(⇒ただのエゴ)■ペットボトルより水道水を飲む(⇒悩ましい)■ハウス野菜・養殖魚を買わない(⇒ただのエゴ)■石油をやめバイオエタノールに(⇒ただのエゴ)■温暖化はCO2削減努力で防げる(⇒防げない)■冷房28℃の設定で温暖化防止(⇒意味なし)■温暖化で世界は水浸しになる(⇒ならない)■ダイオキシンは有害だ(⇒危なくない)■狂牛病は恐ろしい(⇒危なくない)■生ゴミを堆肥にする(⇒危ない)■プラスチックをリサイクル(⇒危ない)■洗剤より石けんを使う(⇒よくない)■無毒・無菌が安全(⇒危ない)■古紙のリサイクル(⇒よくない)■牛乳パックのリサイクル(⇒意味なし)■ペットボトルのリサイクル(⇒よくない)■アルミ缶のリサイクル(⇒地球に優しい)■空きビンのリサイクル(⇒よくない)■食品トレイのリサイクル(⇒よくない)■ゴミの分別(⇒意味なし) そして、著者は其々について、様々な角度からトータルで見たときの是非・効果を分析しているのだが、そうしたアプローチは、いまや上記のような行為(や考え方)が刷り込まれ、常態化している我々に、その行為の意味を改めて考えるきっかけを与えてくれるという点で有用である。ただ、著者が繰り返し述べているように、その刷り込みが、政府・地方自治体・メディア・企業等の意図によるもので、それを鵜呑みにしてはいけないのだとすれば、同様に、著者の主張についても、そこにバイアスはかかっていないのか等、留意しつつ読むことも必要であり、畢竟、様々な情報を集めて、自分の頭で考えることが最も大事ということなのであろう。(それは環境問題に限らないが) また、私は読み進めながら、何となくもやもやした感覚を持ち続けていたのだが、それは、「本質的によくないこと」に限らず、「(現状を踏まえると)意味のない・少ないこと」までもが、否定的に書かれているためである。例えば、著者は、ペットボトルのリサイクルについて、そのリサイクル率の低さを、また、牛乳パックのリサイクルについては、紙全体の消費量に対して極めて量が少ないことを指摘しているのだが、「従ってそれらには意味がない」と結論付けることに、私は違和感を覚えたのだ。 本書では明確には言及されていないのだが、私は、エコ活動に関しては、寧ろ、自分はエコカーに乗りエコバッグを使って買い物をしているから「十分」なのだと考えてしまうことが問題だと思っており、本書の内容を参考にしつつ、自分にできる地道なエコ活動を行いながら、地球環境を可能な限り維持していくために、自分たちはどのような価値観を持って、どのように生活していくべきなのかを、改めて考え直す必要があるのだと思う。 そういう意味では、著者は最終章「本当に「環境にいい生活」とは何か」で、「リサイクルより、物を大切に使う心を」、「心が満足していると物は少なくてすむ」と書いているのだが、根本的なスタンスとしては大いに共感することができる。 (2022年10月了)

Posted byブクログ

2022/05/17

2014.5.26.Mon 環境学者による、環境ビジネスの実態を暴いた作品。環境ビジネスは国民の感情を煽ることが多く、本当はほとんどの環境リサイクルが悪用されているか意味がないということを知るための良い作品となっている。 環境運動を考える際に重要なことの一つとして、一面だけでなく...

2014.5.26.Mon 環境学者による、環境ビジネスの実態を暴いた作品。環境ビジネスは国民の感情を煽ることが多く、本当はほとんどの環境リサイクルが悪用されているか意味がないということを知るための良い作品となっている。 環境運動を考える際に重要なことの一つとして、一面だけでなく全体を考える必要があるということである。そうすれば、この施策はなぜ行われているのか、この施策で利益を得る対象者は誰なのかということに気づけるようになる。 次に、リサイクルをするというモノ中心の考え方ではなく、そもそもゴミを出さないという心中心の考え方に立ち戻るべきであるという意見に賛同できた。日本人が古くから持ち合わせていた、素材を余すところなく作る製造業精神をどんな場面でも持ち合わせていきたいし、この精神が結局、心の豊かさに直結するのだと思う。

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2022/07/12

「エコロジーの本質」 ・既得権益がからむ無駄なリサイクルの数々 ・真実より煽る事を優先しているマスメディア ・過剰摂取と有害物質 お金がかかるだけの嘘のリサイクルの多さに驚愕する。あとがきに記す本当のエコロジーを心がけたい。 『好きな人とはコーヒー1杯で何時間も幸せ 孤独や不満を...

「エコロジーの本質」 ・既得権益がからむ無駄なリサイクルの数々 ・真実より煽る事を優先しているマスメディア ・過剰摂取と有害物質 お金がかかるだけの嘘のリサイクルの多さに驚愕する。あとがきに記す本当のエコロジーを心がけたい。 『好きな人とはコーヒー1杯で何時間も幸せ 孤独や不満を持つ人であれば物で心を満たそうとする』

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2022/03/25

2011年11月6日 武田氏の意見、すべての項において正しいとは思わないが、 大部分において賛成「かも」と思った。 特に、前からレジ袋は有用と思っていたので、やっぱり。と思った。 武田氏の言う、 本当に必要なものだけを買う。 そういうシンプルな考えがいいと思う。

Posted byブクログ

2022/01/06

環境に興味ある人には是非とも読んでほしい一冊。 即座に環境保全に繋がらないものは全否定していてたまに腹立つけど、すごく勉強になる。一歩引いた目で読むと非常に興味深い。 メディアや企業に振り回されないで、自分で考えて実行するエコが一番です。 レジ袋有料化だけは許せません。

Posted byブクログ

2020/11/28

自分が今まで行ってきたことが、環境にやさしくないと知って衝撃的でした。 リサイクルよりもリユースやレデュースを、重視していくことがこれからは大事だと感じます。

Posted byブクログ