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不平等国家 中国 の商品レビュー

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2019/07/17

「不平等国家中国」園田茂人著、中公新書、2008.05.25 200p ¥777 C1236 (2019.07.17読了)(2019.07.15購入) 副題「自己否定した社会主義のゆくえ」 【目次】 まえがき 序章 階層化する中国社会 第一章 自己否定する社会主義―市場経済化の...

「不平等国家中国」園田茂人著、中公新書、2008.05.25 200p ¥777 C1236 (2019.07.17読了)(2019.07.15購入) 副題「自己否定した社会主義のゆくえ」 【目次】 まえがき 序章 階層化する中国社会 第一章 自己否定する社会主義―市場経済化のパラドクス 第二章 復活する学歴社会―不平等を生み出し、隠蔽する力学 第三章 激増する農民工―繋がり、分断される都市と農村 第四章 女性のなかの階層分化―男女平等主義の曲がり角 第五章 富裕化の社会的帰結―都市中間層は民主化をもたらすか 終章 中国社会はどこへ行くのか あとがき 参考文献 附録―本書が利用した方さデータ ☆関連図書(既読) 「中国発の危機と日本」長谷川慶太郎・岡崎久彦著、徳間書店、1998.04.30 「日中再考」古森義久著、産経新聞社、2001.06.30 「中国」日本経済新聞社編、日経ビジネス文庫、2002.10.01 「中国経済あやうい本質」浜矩子著、集英社新書、2012.03.21 「崩壊する中国逃げ遅れる日本」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2008.01.25 「人民元がドルを駆逐する」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2009.06.30 「中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか」宮崎正弘著、徳間書店、2010.01.31 「2013年の「中国」を予測する」宮崎正弘・石平著、ワック、2012.09.27 「習近平の中国」林望著、岩波新書、2017.05.19 (「BOOK」データベースより)amazon マルクス主義を国是に、平等社会を理想とした中華人民共和国。だが、1978年から始まった改革・開放政策は、都市と農村、男女、学歴などの格差を急拡大させた。社会主義体制への市場経済導入、共産党員優遇によって、他の国々とは違った独特の格差・不平等を生み出した中国。その将来は―。本書は、著者独自の長年にわたる調査や多数のデータから、現在の中国社会を蝕む深刻な実状を明らかにするものである。

Posted byブクログ

2011/06/23

社会主義の中国が、なぜ不平等国家なのか? いろいろな角度からアプローチしている、 自己否定する社会主義 復活する学歴社会…中国人は学歴による高収入には肯定的 激増する農民工…農村での生活に比べ生活満足度が高い 女性の中の階層分化 富裕化の社会的帰結・・・改革・開放の最大の恩恵...

社会主義の中国が、なぜ不平等国家なのか? いろいろな角度からアプローチしている、 自己否定する社会主義 復活する学歴社会…中国人は学歴による高収入には肯定的 激増する農民工…農村での生活に比べ生活満足度が高い 女性の中の階層分化 富裕化の社会的帰結・・・改革・開放の最大の恩恵者は、国家機関の管理職の共産党員 過去へ進化する社会主義…伝統中国の支配の在り方と酷似 既成メディアを信用しない中間層も、言論の自由を許したら社会の安定を保てないと思っている

Posted byブクログ

2011/03/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] マルクス主義を国是に、平等社会を理想とした中華人民共和国。 だが、1978年から始まった改革・開放政策は、都市と農村、男女、学歴などの格差を急拡大させた。 社会主義体制への市場経済導入、共産党員優遇によって、他の国々とは違った独特の格差・不平等を生み出した中国。 その将来は? 本書は、著者独自の長年にわたる調査や多数のデータから、現在の中国社会を蝕む深刻な実状を明らかにするものである。 [ 目次 ] 序章 階層化する中国社会 第1章 自己否定する社会主義-市場経済化のパラドクス 第2章 復活する学歴社会-不平等を生み出し、隠蔽する力学 第3章 激増する農民工-繋がり、分断される都市と農村 第4章 女性のなかの階層分化-男女平等主義の曲がり角 第5章 富裕化の社会的帰結-都市中間層は民主化をもたらすか 終章 中国社会はどこへ行くのか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/12/23

多くの開発途上国で、都市の労働需要が農村の労働供給力を下回るスラムが形成され貧困の可視化が生じていることが知られている。社会主義中国ではこうした貧困の可視化を避けるべく、戸籍制度によって移動を管理してきた。

Posted byブクログ

2009/10/07

 中国経済は近年すさまじい勢いで成長していますが、あの国の政治経済は基本的に社会主義。格差を否定し平等を理想とするはずの国が資本主義の世界でビジネスを育てているのですから、当然、さまざまな矛盾を抱えています。   “最終的に全体が豊かになるのなら、一時的に一部の者だけが豊かであ...

 中国経済は近年すさまじい勢いで成長していますが、あの国の政治経済は基本的に社会主義。格差を否定し平等を理想とするはずの国が資本主義の世界でビジネスを育てているのですから、当然、さまざまな矛盾を抱えています。   “最終的に全体が豊かになるのなら、一時的に一部の者だけが豊かである状態ができても構わない”という論理(言い訳?)を導入したことは有名ですが、実際にはどのような格差が生じているか、中国の市民はそれをどう受け止めて行動しているのか、といった実情を調査して一般向けに解説したのが本書です。  具体的にはまず歴史的な流れを概説し、学歴格差・都市と農村の格差・男女格差についてアンケート調査を行った結果を紹介しています。まだまだ自由な調査活動が容易ではない国なので、その辺りの苦労話も語られているのは注目でしょう。そして最近少しずつ増えてきた中間層、中産階級が今後どうなっていくか等を考察しています。  面白いのは、経済格差の存在を肯定的に考える人の割合は、いわゆる「負け組」階層の方が多いという話。これは以前読んだ『排除型社会』で書かれていた、差別されている人々の方が保守的になるという構造に似ていると思いました。また、学歴が高い人々より低い人々の方が、学歴によって収入に差がつくと考える比率が高いという話もでてきます。これも同様なパターンでしょう。  資本主義国でありながら「成功した社会主義国」と言われることの多い日本もまた、逆のパターンで多くの矛盾があるような気もします。  純然たる資本主義と純然たる社会主義はどちらも成功しなかったというのは間違いないことであり、もしかしたら最後はどちらも同じ場所に辿り着くのかもしれません。

Posted byブクログ