熊を放つ(下) の商品レビュー
序盤ふざけた青春小説だと思った。ところが中盤から友人の日記(家族の歴史)を読み進めていく形式になって、理解に苦しむ友人ジギーの存在感がぐんぐん増していく。終盤、やっていることははちゃめちゃなんだけれど、いつのまにか共感してしまっていた。 恐るべしアーヴィング。ひりついています。 ...
序盤ふざけた青春小説だと思った。ところが中盤から友人の日記(家族の歴史)を読み進めていく形式になって、理解に苦しむ友人ジギーの存在感がぐんぐん増していく。終盤、やっていることははちゃめちゃなんだけれど、いつのまにか共感してしまっていた。 恐るべしアーヴィング。ひりついています。 「ブリキの太鼓」、「悪童日記」3部作、ミランクンデラの作品、に近いものを感じます。
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この小説は僕の最も好きな小説の一つです。世界観や読者を誘い込んで行く手法、そして強烈な流れが息もつかせないストーリーを生んでいます。
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