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アメリカ不服従の伝統 の商品レビュー

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2011/04/07

アメリカ合衆国がいまだもって他国と戦争を続けている国であるというその理由を、19世紀の領土拡大の歴史を知ることで容易に理解することができました。その歴史の中で合衆国の国民をつきうごかしてきた”MANIFEST DESTINY“(明白な天命)という名詞があることを初めて知りました。...

アメリカ合衆国がいまだもって他国と戦争を続けている国であるというその理由を、19世紀の領土拡大の歴史を知ることで容易に理解することができました。その歴史の中で合衆国の国民をつきうごかしてきた”MANIFEST DESTINY“(明白な天命)という名詞があることを初めて知りました。そしてそうした国家的な大きな流れの中でも良心と自由を失わずに「不服従」をつらぬき、発言し行動してきたアメリカ人が確かにいたということも知ることができました。そんな人たちの存在が合衆国に残されている希望とも言えます。 William Ellery Channingという人のことば「市民は義務だけでなく権利を持っています。政府というのは唯一の目的〜統治されるものの利益、保護、平和、社会の繁栄だけのためにもうけられているのです。政府がそれとは別の誤った目標〜強欲、野心の方に向かっていくときには、私たちは政府に正しい目的を取りもどさせるのにふさわしい抵抗をする権限があるし、またその義務もあるのです」この言葉が19世紀の初めの頃にすでに作られていたことはある意味おどろきです。 Mark Twainの書いた”The WAR PRAYER“という短編小説もぜひ読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ