プリズン・ストーリーズ の商品レビュー
イギリスの政治家・作家ジェフリー・アーチャーの短篇ミステリ作品集『プリズン・ストーリーズ(原題:Cat O'nine Tales)』を読みました。 ジェフリー・アーチャーの作品は今年2月に読んだ『運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班』以来です。 ...
イギリスの政治家・作家ジェフリー・アーチャーの短篇ミステリ作品集『プリズン・ストーリーズ(原題:Cat O'nine Tales)』を読みました。 ジェフリー・アーチャーの作品は今年2月に読んだ『運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班』以来です。 -----story------------- 決して飲んではいけないペットボトルの水を妻に飲ませた男の運命――「この水は飲めません」。 巧妙に儲けを隠す人気イタリアン・レストラン主――「マエストロ」。 豊かに肉付けされたキャラクターと緻密な構成、そして待ち受ける意外な結末――読者をとことん楽しませる12編。 多くは、著者が実際に服役者から聞いた話が元になっている。転んでもタダでは起きない、作家魂あふれる待望の短編集。 ----------------------- 2006年(平成18年)に発表された作品で、以下の12篇が収録されています。 ■前書き ■自分の郵便局から盗んだ男(原題:The Man Who Robbed His Own Post Office) ■マエストロ(原題:Maestro) ■この水は飲めません(原題:Don't Drink the Water) ■もう十月?(原題: It Can't Be October Already) ■ザ・レッド・キング(原題:The Red King) ■ソロモンの知恵(原題:The Wisdom of Solomon) ■この意味、わかるだろ(原題:Know What I Mean?) ■慈善は家庭に始まる(原題:Charity Begins at Home) ■アリバイ(原題:The Alibi) ■あるギリシア悲劇(原題:A Greek Tragedy) ■警察長官(原題:The Commissioner) ■あばたもエクボ(原題:In the Eye of the Beholder) ■解説 永井淳 ジェフリー・アーチャーは1999年(平成11年)に偽証罪に問われ、2001年(平成13年)には実刑が確定し服役しており、本作品は服役・社会復帰後に初めて著した短篇集だそうです……収録されている12篇のうち、9篇は刑務所内で囚人たちから見聞した逸話がもとになっているようですね、、、 軽妙なユーモアと社会風刺が融合し、読後に「人間の欲望と愚かさ」について考えさせられる余韻を残す作品たちでした……そんな中で印象に残ったのは、 決して飲んではいけないロシアのホテルの水を妻に飲ませた男の運命は? 妻を毒殺しようとする夫の計画が裏目に出る……毒と愛憎の関係が皮肉に響く『この水は飲めません』、 離婚訴訟で全財産を巻き上げられようとしている親友の運命は? 結婚した美女との離婚裁判での意外な逆転劇を描く『ソロモンの知恵』、 輸送トラックを使った密輸をやめられない男! 商才のある妻は夫の保釈金を支払いながらも、着実に会社を大きくしていくが……男の繰り返される愚行が人間の業を映しだす『この意味、わかるだろ』、 の3篇かな……好みの作品と、そうじゃない作品に大きく分かれた感じで、まずまずでしたね。
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"ケインとアベルを書いた人の短編小説。この人は、実際に刑務所に収監され、仮釈放までの2年間いろいろな刑務所を転々とした経験を持っている。そこでの体験から本書が生まれたと書いてある。 ノンフィクション獄中三部作があるらしい。そちらを読みたくなった。"
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一度読んだのを忘れてまた読み出したら、あれ?これもう読んだかも!と思い出しました。もう一度読んでも面白さは変わらず。でした~。
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ジェフリー・アーチャー初めて読んだよ~。 何十年も読もう読もうと思って、やっとだわよ。 これは、著者が実際刑務所で服役してたとき、いろんな囚人から聞き出した話を脚色してる12編の短編小説。 何をどうやってどういう罪でそうなったのか。。。 そんな話が書かれてるんだけど、これが結構おもしろい。ちょっと笑えるのよ~。 なんかね、コメディ感覚で読める本だね~。 私のお気に入りは離婚手続きをひそかに実行中の奥さんを殺しちゃおうと企む旦那の話『この水は飲めません』と、毎年10月に刑務所に服役してくるおじいさんの『もう十月?』、イケてない会計士とボランティア職員の現金化計画『慈善は家庭に始まる』 ほかもいいけど、この3編が心に残ったわ~。
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秋の夜長にジェフリーさん。作者が偽証罪で投獄された際に獄中で見聞した話を基に書かれた12の短編集。いまひとつ唐突なオチの作品もあるが、気に入ったのは「自分の郵便局から盗んだ男」「ザ・レッド・キング」「この意味、わかるだろう」「慈善は家庭に始まる」。短編でも、ジェフリーさん特有の怒涛の時代運びと人物の栄枯盛衰が詰め込まれているものが好きだ。
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作家、政治家である作者が監獄されていたときに耳にした話しをもとに書いた短編集。内容もさることながら、外国(イギリス)っぽい言い回しがあちこちに出てきて興味深かったです。
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刑務所で仕入れた実話ベースの短編が中心。今までの短編と同じようにおもしろく、読み応えがある。刑務所上がりを売りにするにしても、つまらない獄中記なんか書かないところはさすがだと思う。
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面白い。ちょっとした皮肉はもちろん、オチのつけ方が凄い。ジェフリー・アーチャーは今まで長編しか読んだことがなかったのですが、短編もうまいんだなぁと思いました。
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新進気鋭の政治家であり、超人気作家でもあったジェフリーアーチャーが、勝訴した筈のタブロイド紙相手の裁判での偽証罪に問われて、2001年4年の実刑判決を受け、2003年の仮出所まで、刑に服した時にあたためた短編集。 なんだか理解できない罪も罪で気になりますが、その間も執筆し続けて現...
新進気鋭の政治家であり、超人気作家でもあったジェフリーアーチャーが、勝訴した筈のタブロイド紙相手の裁判での偽証罪に問われて、2001年4年の実刑判決を受け、2003年の仮出所まで、刑に服した時にあたためた短編集。 なんだか理解できない罪も罪で気になりますが、その間も執筆し続けて現状を訴えた姿勢と根性に拍手! 作品は、そんな著者の境遇を感じさせない娯楽性と、意外性に溢れた秀作ぞろいです。さすが!というところです!
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ジェフリー・アーチャーの短編集。服役中、小耳にはさんだ話を基に執筆された。ピリッとスパイス風味を味わいたくて、出版されるとつい読んでしまう。「水は飲めません」が怖おもしろかった。
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